エコバックに期待すること
今年で35回目を迎えるわくわくナイトバザール。登戸東通り商店街が主催するこのイベントは、エコをテーマにして明治大学の学生と共に様々な取り組みをしています。LED街路灯の設置、袋や箸を持参するとエコカードの進呈、リユース食器の推進など様々な取り組みを行なわれ、それと共に毎年の恒例であるおじさんバンド「チャンチキグラス」や流さんなど外部からの参加者もイベントを盛り上げ、子供も真剣に聞き入っていました。
子供と奥さんの3人で、伊勢屋精肉店のコロッケ(ここのメンチカツコロッケは最高にウマイのです)を食べながらバザールを楽しんでいると、明治大学生田環境デザイン部の方にアンケートの依頼を受けます。彼らは手には明治大学スポーツの新聞を使ったエコバックを持っていて、始めそれについての感想を求められるのかと思いましたが、そうではなく、「エコバック」についての要望を求められるものでした。
そこで日頃感じていたエコバックに関する思いを改めて思い起こしてみます。自分もエコバックをよく利用していて感じることは、「エコバックを使っていてよかったと思えることを増やす」という1点につきます。現在エコバックを利用すると、お店によっては2円分のポイントが付いたりしますが、そういった金銭的なメリットや抽選で何かが当たるといった物品的なメリットがもっともっと広がって欲しいということが1つ。自分の会社では、エコバックを使ったことを自己申請すると1回につき1ポイントがたまり、それを10ポイント貯めると様々なエコ商品が当たる抽選を行なうことができる企画があります。こういった企画が広く地域や社会で普及していって欲しいと思います。
また、「エコバックを使っていてよかったと思える」もう一つの側面としては、自分の行動が本来の目的である地球環境にどのように貢献できているのかを可視化できることにあると考えています。例えば、店舗毎に削減できたレジ袋や包装紙をCO2削減量に換算し、リアルタイムに表示してはいかがでしょうか。太陽光発電などでは街角でよく、どのくらいの燃料削減をしているかを表示するシステムがありますが、同様にレジ袋などでもできると思います。それがさらなるエコバック利用の活力になるのではないかと考えます。
このように、商店街のイベントではありますがエコを地域から意識させるすばらしい企画だと思います。これからも様々なところでこのような取り組みが広がっていくことを期待すると共に、自分たちも積極的に貢献できることを模索する必要がありそうです。
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