通勤に心のゆとりを
近年、各鉄道会社は通勤ラッシュを緩和しようと様々な努力をしています。例えば自分が利用している小田急では、複々線化工事を進めていて上り下り共に2本ずつのレールをひいています。これによって急行や特急電車と各駅停車をそれぞれ別々な線路上で運転させ、電車?の待ち合わせする時間的なロスを最小限に抑える取り組みを行っています。時間的な遅れがなくなることで特定の電車に客が集中することもなくなるので、比較的楽に早く目的地に到着することができるようになりました。
しかし人は早く目的地に到着したいという思いが強いようで、各駅停車よりも急行電車に乗りたいと考えてしまいます。自分は会社へ向かう際には少々早く家を出て各駅停車で座って行くのですが、帰りとなるとご多分に漏れずに押しくらまんじゅう状態になった急行に入り口のドアに手を掛けながら無理矢理乗り込むということをずっとしていました。息をするのもやっとで自分の立ち位置を確保することしか頭になくなってしまいます。先日いつものように乗り込んで踏ん張っているとやや強引な年配の方が思いきり突っ込んできてたことによって、脇の付近がつってしまう状況になりました。体制を変えることができずに痛くて冷や汗が出てくる始末。ようやく次の駅で降りて各駅停車に乗り換えたということがありました。
各駅停車に乗ってみて思ったのは自分のスペースがすごく広いということ。さらに2,3駅待っていると席が空いて座ることも出来るようになります。すると今まで帰りの電車ではとてもできなかったような読書や考え事、物書きなどをする時間が取れるようになるのです。行きの電車の中ではどうしても眠くなってしまうことがありますが帰りの電車ではそれほどでもなく、有意義に時間を過ごすことができることが分かったのです。それほど多くの時間ではありませんが、毎日この時間をしっかりと確保できればその効果は必ず大きくなると思います。
それに、ラッシュ状態の電車ではどうしても自分を守ることが最優先になり相手のことを気遣う余裕などないのですが、各駅停車に乗っているとそのようなこともなく相手に対する思いやりやゆとりが全く違うような気もします。このように精神的にも非常に楽になることができることも大切な要素でしょう。通勤という毎日の大切な時間をどうせ使うのですから、心にゆとりと余裕を持って楽しく過ごすことによって最大限の効果を得たいものです。
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