人間ドックから生活の見直しを
毎年恒例となっている8月のこの時期の人間ドック。今年もNTT東日本関東病院に1泊2日で受診してきました。人間ドックは一度その病院に行ってしまうと経年の変化を確認するために続けて行かなければならないような状況になっていることから、今年も同じ病院になりました。
◆まずい生活習慣
検査自体はなんの問題もなく終了することができたのですが、体重と体脂肪率、ウェストが増加していることに対して自分なりに原因を考え、栄養士に尋ねてみることにします。
<予想された原因>
・夜中に空腹をしのぐためにカップ麺を食べてしまう
・乳製品や野菜の摂取が極端に少ない
・会社や家で糖分が多い飲み物を多く飲んでしまう
先生に伺ってみるとこれらの生活習慣は、いずれ問題となる可能性を秘めている危険なものであると指摘されます。その上で、カロリーを意識することを強く奨められました。カップ麺はそれだけで400キロカロリーものエネルギーをもち、これはそのまま消費されることなく脂肪へと変わっていきます。糖分は血糖値を上げることになり糖尿病の原因になります。これらから、乳製品や野菜は毎日摂るようにしながら、なるべく糖分やカロリーを抑えた食べ物、飲み物を摂るようにすることを実践していきたいと思います。
◆衰える体力
自転車エルゴメータを利用した有酸素運動の状況は、毎年下がる一方です。特に激しい運動をしているわけではないので当たり前といえば当たり前なのですが、ここまで数値として出てきてしまうと何らかの行動が必要だと再認識させられます。座位体前屈も危うくマイナス(足まで手が届かない)状況になるところで、今年の課題は運動と柔軟性を高めることにあります。
・運動
現在やっている通勤時間帯の「一駅前から歩く運動」の頻度をあげて、スピードを少しつけて歩くようにする。また、階段があるところは積極的に階段を利用する。
・柔軟性
重点課題は腰と足です。以下のストレッチを重点的に行うことで足腰の柔軟性を鍛える必要があります。
?仰向けに寝て、両膝を抱える
?開脚して座り、片方を伸ばし他方は折り曲げた状態で伸ばした方に上体を倒す
?立った状態で両手を組んで回す
◆遊離コリンによる生活習慣病
今回のドックで採血したものを使ってある研究が行われるそうです。それが、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)という病気の解析です。この病気はアルコールを摂らない人が、肥満、糖尿病、高脂血症などから発症するもので、日本でも発症率が高まりつつあるのですが詳しい原因の特定にまでは至っていないものです。その原因として考えられているのがコリンという物質の欠乏です。コリンは肝臓で主に脂質を肝臓の外へ出す働きをするのですが、これが欠乏してしまうことでNASHにかかるのではないかと言われています。
この検査のために、採血したものを使用してもらうことにします。少しでも臨床検査の役に立ち医療技術が向上すれば自分たちの生活はよりよくなりますからね。
検査結果は2週間ほどで届くと思いますが、結果が何事もないことを祈るばかりです。始まる前まで胃カメラの恐怖でブルーになっていましたが、終わってみるとまた行きたいなと思えるようになるから不思議です。また来年に期待したいと思います。
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