宗派によって違う不祝儀袋の表書き
仏教の世界では、死者はあの世で7回裁判を受けた後、仏になれるかどうか決まるので、四十九日までの表書きは「御霊前」、四十九日から「御仏前」と書くそうです。
しかし浄土真宗では、即仏成仏といって亡くなるとすぐに仏になれるとの教えから、葬式から「御仏前」と書き、他の宗派とはマナーが違うとのこと。
マナーの本には、お葬式にお持ちする不祝儀袋の表書きに「御霊前」と書けばどの宗派でも使えるとありますが、それは誤りだったようです。
しかし、訃報を聞いたとき、その方がどの宗派で行うのかといった情報はほとんどはいってこないことから、当日現地に行ってみないと分らないことも多いんじゃないでしょうか。事前に問い合わせをしてみてもいいのですが、相手がバタバタとしている状況下においては、それも厳しいと思います。
今のところ、この宗派の違いによるマナーの違いをカバーする方法は思いつきませんが、少なくとも知っいるかどうかで、相手への配慮も変わってくるのかもしれませんね。
【参考】日経Plus1 10月18日
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