ポリオ予防接種を受けよう
この歳になって、子供と同じ予防接種を受けることになるとは思いませんでした。
今回予防接種したのは、「ポリオ」という病気に対抗するためのワクチンです。「ポリオ」って知ってますか?申し訳ないのですが、自分は全然知りませんでした。なんかかわいらしい名前なので、小さな妖精さんが「えいっ♪」ってやる程度の病気なのかと思っていましたが、全然違ってました。
感染しても、多くの場合、病気としての明らかな症状はあらわれずに、知らない間に免疫(その後、ポリオに感染しない抵抗力)ができることが多いのですが、数百人から数千人にひとりの割合で、ウイルスが脊髄の一部に入り込み、主に手や足に麻痺があらわれることがあり、多くの場合、その麻痺は一生残る恐ろしい病気なのです。
成人が感染することもありますが、1?2歳の子どもがかかることが多かったので、かつてはポリオのことを「脊髄性小児麻痺(略して「小児マヒ」)とも呼んでいました。もしかしたら自分も含めてこの小児マヒという呼び名の方が有名かもしれません。
日本では、このポリオに対抗するために、生ワクチンを接種します。「生ワクチン」とは、ポリオウイルスの毒性を弱めてつくったもので、その感染症にかかったときに近いしくみで免疫ができ、そのあと抵抗力がつくのです。
要はポリオを飲むことによって、ポリオを防ぐということになります。子供が予防接種を受けるのはある意味当たり前の世界だと思いますが、自分が受ける必要があったのは、自分たちの世代だけ、抗体保有量が極端に低いらしく、感染してしまう可能性があるとのことでした。この原因は未だ分かっていないのです。
どのくらい低いのかというと、他の年代の方については大体80?90%の抗体保有率を示しているのに対して、
・昭和50年生まれ 56.8%
・昭和51年生まれ 37.0%
・昭和52年生まれ 63.8%
と、がくんと落ちるんですね。ポリオは人から人へと感染するらしいので、自分がなって子供に迷惑をかけないためにも、早速予防接種を子供と一緒に受けてきました。
区の保健センターで受けることができ、子供と一緒になって裸になって医師の診察を受けた後、問題がないことを確認して、早速予防接種へ。てっきり注射をするものだとばっかり思っていて、子供が泣かないのに自分が泣いちゃったらどうしようなんてくだらないことを考えていたのですが、ワクチンは注射ではなく、スポイトで舌に1滴落とすだけ。少し甘いのですが、あっさりと終了。
これで無料だったので、お得な気分に浸りながら帰ってきました。
かなり少ない確率ではありますが、可能性がある以上できることはしておきたいものです。子供の予防接種を受ける確率は60%程度しかないという現状があるそうで、感染する可能性がある以上少しでも多くの子供に、受けて欲しいと思います。
ホメオパシー的予防 新装版―ホメオパシーで子どもの病気と感染症を安全に予防する (由井寅子のホメオパシーガイドブック 6) (2007/06/10) 由井 寅子 |
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IPVは、(不活化ポリオワクチン)、また1952年に博士ジョナスソークによって開発された、ソークワクチンと呼ばれる。ワクチンは皮下注射のため、無色透明滅菌懸濁液です。 IPVは、もともとサルの腎臓細胞培養で増殖ポリオウイルスの3種類(タイプ1、2、3)の株が含まれており、ホルムアルデヒドへの暴露による不活性化。 IPVの臨床試験は1954年に始まり、結果は劇的だった:ワクチンのテストグループのポリオの場合は、驚くほど落ちたIPV配布の許可はすぐに1955年に米国政府によって付与されている。 1987年の新しい、より強力なバージョンは、ポリオワクチンは、ヒト培養細胞上に成長されていることを、元のワクチンよりも抗原コンテンツが含まれて導入された不活化。
コメント by ノルペース | 2011/02/19 15:14