あしたまにあーな

鳴り物入りで登場したtaspo。

これで、未成年にたばこを購入させずに済むと、きっとえらい方々は自信を持って世の中に送り込んだことでしょう。でも、日本たばこ協会によれば、喫煙者の申込みは全国の喫煙者2600万人（推計）のたったの8.3%と、完全に裏目に出てしまった結果になっています。これが公共事業ならまだ無駄遣いと揶揄されることだったでしょう。

たしかに、このtaspoをGETするためにはとてつもなく厳しい審査が待っています。通常の大人でもtaspoを手に入れるまで相当手間と暇がかかるため、「ならいいや」って思ってしまうんじゃないでしょうか。そういう人はどうやって買っているんでしょうね。まだ導入されていないところで買っているのかもしれません。

あんまりにも普及率がひどいので、日本たばこ産業はあわてたのか、その他に身分証明になるものとして運転免許でも、たばこが購入できるような装置を導入する計画を立てているというのです。始めからそうしていればよかったのにね。

財務省は「小売店にはタスポ方式か運転免許証方式のいずれかの識別装置を選択していただければ」としているそうですが、すでに導入が進んでしまっているtaspo端末の行方はどうなってしまうんでしょうか。

お客様の立場に立てていれば、自分が使う側だとすれば、taspoのようなものをわざわざ手間暇をかけて入手したいでしょうか。規制や省庁という上からの意見だけを実施するのではなく、自分たちなら何が嬉しいかを考えて商品化してほしいと思います。