あしたまにあーな

１０月７日付の日経新聞で、こんな見出しが目に入りました。

「産科医の当直、月６．３回」

ぱっと見た感じでは、あんまり多くは感じないかもしれませんが、単純計算で５日に１回の割合になり、結構多いことが分かります。当直明けでも普段と同じ勤務をこなさなければならない施設が９割以上を占めるというのです。

自分も最近夜勤が続く生活を経験していますが、通常の勤務の後の夜勤、その逆は体にすごい負担を与え、その週は体がだるくつらいものとなってしまいます。

自分の場合は今だけの限定的な勤務になっていますが、これが定常的になっている状況は異常と言わざるを得ません。さらにその分の手当が増額された例もごく一部というのですから、産科医自体になろうという人が少なくなってしまっても致し方ない状況といえるでしょうか。

子供を持つ身として、もし自分たちの立場になったらと思うと非常に怖いです。

現在、各地で産科を探し求めて収容先の施設をたらい回しにされる例が起こっていますが、少子化を本当に問題とするのであれば、こういった医者の待遇をあげ、各地にそういった受け入れられる施設を増やしてあげることが急務ではないでしょうか。