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打ち間違えても自動で推測してくれる技術

2010年10月 02日 By: rainbow Category: ITテクノロジー No Comments →

パソコンや携帯電話で文字を入力する際に、自分の思い描く文字列を入力することができたらどんなに早く文章を書くことができるだろうと感じたことがある人はかなり多いと思います。

自分が思った文字を打てないのは、となりのキーボードを打ってしまい結果的に全然違う文字列になってしまったり、正しく打っても自分の意図する変換をしてくれないことによって、あえて文節を少なくして入力するために、結果的に時間が掛かってしまうのです。

本来であれば、自分がどのような文章を書いているのか前後関係から大体分かっているのだから、推測してくれてもいいと思うのですが、パソコンが普及する頃から利用している自分ですが、そのような技術が一般的になっていないように感じます。性能や変換機能自体はどんどん進化しているのですが、入力した文字から推測して変換するという人間のミスを補完してくれる技術は、最も肝心な技術の1つだといえるでしょう。

そんな技術が普及する方向性がようやく見えてきました。検索エンジンの大企業であるGoogleが、スマートフォンのタッチスクリーンの仮想キーボード上で押し間違えても、前後に押したキーからユーザーの意図通りに推測してくれる技術を持つBlindType社を買収したというのです。

スマートフォン向けのサービスではありますが、Googleは携帯電話だけでなくパソコン向けの日本語変換も手がけていることから、この技術の恩恵を受けることができる人は案外多いかも知れません。

キーの配列を大体覚えていれば、多少はずれて隣などを押してしまっても正確に推測して変換してくれるビデオが紹介されていますが、これを見てみると圧巻です。キーボードの大体の場所を押すだけでどんどん文字が変換されていきます。日本語も基本的には仮名漢字変換か、ローマ字変換の人が多いので、英語と同様にキー配列を覚えておけば、打ち間違えをうまく補完してくれて、間違えずに文字を作ることができそうです。

これによって、ほとんど入力した文字をすべて消して始めから打ち直したりする必要がなくなることから、作業効率は劇的に上がることでしょう。はやく実用化し多くの機器に搭載されて欲しい機能でしょう。

この機能は当たり前になるとき、先生や上司は書類作成の締め切りを今よりもっと早めてくるでしょう。もしもそうなったら、この技術は嬉しいのかそうでないのか、分からなくなるかもしれませんね。

【参考】TechWave
http://techwave.jp/archives/51508174.html

  

ウェブ表示が速くなる方法

2010年2月 07日 By: rainbow Category: ITテクノロジー No Comments →

インターネットを利用していて、リンクをクリックしてから時間が掛かると感じたことはありませんか?光回線にして速度的には問題ないはずなのだけど、実際にページにアクセスしてみるとなかなか返ってこない、きっとパソコンのせいだと諦めていた人も多いと思います。自分もそんなひとりでした。

そんな矢先、週刊アスキーの記事でサイト表示を速くするための方法が紹介されていました。利用するのは、Googleが提供している無料DNS参照サービス「Google Public DNS」というもの。DNSは名前解決のための仕組みで、URLを実際のIPアドレスに変換してデータのありかを世界中から見つけ出してくれるものです。

設定の仕方は非常に簡単です。パソコンのOSにもよりますが、Windows XPの例を以下に示します。

1.「スタート」→「設定」→「ネットワーク接続」→「ローカルエリア接続」と進みます。
2.「ローカルエリア接続の状態」で「プロパティ」ボタンを押します。
3.「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」ボタンを押します。
4.一番下の「次のDNSサーバのアドレスを使う」にチェックを入れ以下を入れます。・優先DNSサーバ: 8.8.8.8
・代替DNSサーバ: 8.8.4.4
5.「OK」ボタンを押して終了です。

これによって、これまでインターネット上のどこかのDNSサーバに参照していたものが一元的にGoogle Public DNSサービスが指定しているサーバに問い合わせに行くことになり、予めアドレス解決を高速に行うための様々なチャレンジが行われているGoogleのDNSサーバによって、自分たちのウェブアクセスも非常に快適になるというわけです。

早速利用してみると、サイトによってその効果の感じ方は異なるのですが、Googleのページ表示は確実に速くなりました。またその他のサイトの多くでも劇的に速くなっていて、導入して本当によかったと思います。Googleとしてこのサービスをどのようにビジネスに結びつけていくのかを注視しながら、サービスの恩恵に預ろうと思います。1点注意点ですが、会社などで使用する場合にはLANの設定状況(Active Directoryを使用している等)にもよるので使用できないことがあるので、注意が必要です。

【参考】週刊アスキー 2010/02/09

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Googleの面接試験で出題された難問

2009年11月 25日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

世界的に急成長を成し遂げているIT企業といえばGoogleをおいて他にはないでしょう。世界中から有能な頭脳を集め、日々これまでにないような斬新なサービスを提供し続けることができる風土を短い期間に作り上げることに成功しました。そんな企業に入るための面接試験の問題も、普通では考えられないようなものでその人の考え方や無限の創造力を試されています。今回は、Googleの試験について見てみたいと思います。

<試験問題の一例>
1. スクールバスにゴルフボールは何個入るか?

2. シアトルにあるすべての窓ガラスを洗浄するとしたらいくら請求するか?

3. ある国の人々は男の子の赤ちゃんだけを欲しがったため、どの家族も男の子を産むまで子供を作り続けた。この国では男の子と女の子の人口比率はどうなるか?

4. 全世界でピアノの調律師は何人いるか?

5. マンホールのふたはなぜ丸いのか?

6. サンフランシスコでの緊急避難計画を立てよ。

7. 時計の長針と短針は一日に何回重なるか?

8. あなたは同じサイズのボールを8つ持っている。そのうち7つは同じ重さだが、1つは他のボールよりもわずかに重い。はかりを2回だけ使ってこのわずかに重いボールを見つけるにはどうすればいいか?

9. あなたは体重は変わらずニッケル電池ほどの大きさになってしまった。そしてガラスのミキサーに投げ込まれてしまい、ミキサーの刃は60秒以内に動き出す。あなたならどうする?

10. あなたは友人たちとパーティをしており全員であなたを含めて10人いる。友人の一人が賭を提案してきた。それは、あなたと同じ誕生日の人がこの中にいればあなたは1ドルもらえ、同じ誕生日の人がいない場合には友人が2ドルもらう。あなたはこの賭を受け入れるか?

この他にも数多く問題はありますが、ここまでにするとしてあなたならどのくらい答えることができるでしょうか。なかには確実に唯一の正解を導くことができるものもあれば、主観的になってしまうものもあるでしょう。しかし、答えが正しいかどうかはきっと関係ないと思います。その答えに至るまでにいかにそれらを論理的に筋道たてているかを見たいのでしょう。日本のコンサル会社の問題で「日本に電信柱はいくつ存在するか?」という問題を出して、その場で答えさせる面接を行った所もあるそうです。こういった場合には、もっともだと思える前提条件をいかに揃えることができるかが重要なカギとなってきます。

画一的な回答を出すことが大切とされてきたこれまでの入学試験とは全く異なった考え方が今、徐々に求められる時代になったことを象徴しているのかもしれません。今後、学校の教育も答えが合っていることを求めるのではなく、「どうしてそうなるの?」という理由を追及するようにかわっていく時代がやってくるのではないでしょうか。

【参考】
・The Business Insider http://www.businessinsider.com/
・GIZMODO JAPAN http://www.gizmodo.jp/2009/11/1515.html