あしたまにあーな

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軍師官兵衛 第10回「毛利襲来」

2014年3月 09日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう毛利の大軍が播磨にやってきます。これまで毛利軍は自国から出て戦うことはしないのではないかと言われてきただけに、今回の大軍の数だけでなくその事実自体に震え上がってしまったのかもしれません。それでも大将が震えているとなれば士気に関わる問題なので、なんとか持ちこたえます。

しかし、ここでも片岡鶴太郎演じる小寺のへたれっぷりは遺憾なく発揮されていました。はじめは「織田に会ったから、こうなってしまったんだ。どうしてくれる、官兵衛」などと言っていたにも関わらず、いざ勝利を勝ち取った際には「官兵衛こそ、俺が見込んだやつだ」と見事な手の平返し。その取り巻きも同じ振る舞いをしていることから、この先小寺の行く末は不安だらけと言えるでしょう。

その中で、今回光ったのは官兵衛パパである職隆でした。これまでの領民への絆を上手く活用し、あたかも援軍が来たかのような演技を見事に運営します。「援軍じゃ」と言っていた後に敵の毛利軍の動きが一瞬止まって怪しい雰囲気になりました。

敵軍から冷静に見ると官兵衛たちの旗を持っている人々はみんな老人で、戦える状況ではありません。見破られるんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、結局はうまくいきました。これも霧が深くなったという気象条件をうまく使ったわざだと思います。

この震え上がるほどの戦いの後は、少々間が抜けて痴話話が3つ続きます。このあたりは、ちょっと余計でこの後の展開とあまり関係ないように思えてしまいます。ただし、唯一次回に繋がるかもしれないと思ったのが、栗山善助と本願寺門徒の女性。

この女性はどうしても歴史ドラマには向かないと思ってしまうのは自分だけでしょうか。彼女が次回もしかしたら裏切ってしまうのではないかということが、ドラマの中で取り上げられそうでそれが大きな波のひとつを物語るものになっていくのかもしれません。

毛利軍との水軍合戦に敗れた信長を中心に次回官兵衛がどのように巻き込まれていくのか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県姫路市
 - 英賀城土塁跡(英賀神社)

天地人 第19回「本能寺の変」

2009年5月 10日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

今回、大きな時代の変革点に差し掛かりましたね。とうとう織田信長が明智光秀に襲われてしまう「本能寺の変」が起こります。これまで明智光秀の織田信長に対する恨みが描かれてきましたが、その伏線がここにきて爆発することになるのでした。

ほとんどがこれまでに他のドラマで描かれてきた場面だったのですが、唯一違うなと思ったのが、織田信長の最期の場面で謙信が現われて信長に諭すのです。天地人とは、天の時、地の利、人の和であり、信長は最も大切な人の和を欠いていたと。人の心は権力ではねじ伏せることはできないと、まさに今回の出来事を言っています。

そして有名な辞世の句である「人生50年・・・」は言わなかったですね。森蘭丸が最期の時は近くにいたと言っている資料もありますが、今回は初音でした。本当にここまでしたのかは謎で、少しやりすぎなような気もしますが、無念さをうまく伝えられていたと思います。

少しだけ状況が違っていれば魚津城に立てこもっていた人々も救われていて、また違った時代が作られていたかも知れませんが、これも運命なのかもしれませんね。すごく無念だったと思います。

そして今回、もう一つの大きな出来事は兼続とお船との関係でしょう。これまで信綱のこともあり、自分の気持ちを伏せていた兼続も、お船と話すうちに自分がいかにお船に助けられていたかを思い出し、そしてかけがえのない女性であることを改めて感じるのでした。なんだかこっちまで恥ずかしくなるようなその会話に、奥さんはたまらず席を立ってしまうほど。これから、助け合って双方共に出演し続けて欲しいですね。

次回からは、とうとう秀吉の時代が始まります。家康が出てくるまでの間、文字通り天下人となる秀吉とどのように景勝や兼続が対応していくのか、兼続も言っていましたが上杉がどのように振る舞うかが試される時代が到来します。この時代の方が兼続には合っているかもしれません。ギリギリのところで天が味方した上杉の今後の反映に着目したいと思います。

□■天地人紀行■□
京都府京都市
 本能寺址


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