あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



ブックオフに求める検索サービス

2010年9月 20日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

不況の昨今、新しく1000円以上のお金を出して本を買うよりも、中古でもいいから古本屋で同じ本を購入したいと考える人がすごく増えているようで、最近ブックオフでも多くの人で賑わっています。

ブックオフは、買った本をまた売ることができる循環型読書ができることから非常に便利で、しかも新しいポイント制度も始まりポイントを10個ためることで1日何階購入しても10%お得になる「BOOKOFF タッチでおトクなメンバーズ」が始まりました。以前も同様のサービスをやっていて、ほんの少しだけグレードダウンしたのですが割引サービスが存続してくれただけでも嬉しい限りです。

このように本の購入に欠かすことができない存在になっているブックオフですが、1つだけどうしても残念な部分があります。それはどこにどんな本があるのか分からないこと。業態は異なりますが、ヴィレッジヴァンガードのように雑然とした店内で自分の欲しいものを探し求めることに価値観を見いだしているお店もあります。

しかし、古本の場合はそうではないと思います。「○○という本が欲しい」とある程度明確に欲しいものを把握して来店している人が多くいるのではないでしょうか。もちろん、安い本を探したり掘り出し物を見つけようとされている方も多くいらっしゃると思いますが、欲しい本が分かっていて見つけられないような陳列になっているのはすごく残念です。

欲しい本を見つけたいときに、何を参考にすればいいか。例えば、作者や本のタイトル、出版社といった検索キーワードがあるでしょう。それすら分からずに探すのは普通の本屋でも図書館でも非常に厳しいのですが、最低限上記のキーが分かっているのであれば、それをもとに探したいと思うのは当然でしょう。

利益が上がるものではないと思うので、検索システムを導入するほどではないと思いますが、本を棚に並べるときに何らかのルールに基づいて陳列してほしいと思います。その程度であればアルバイトでも可能ですし、大きな手間や費用が発生することもないでしょう。

ブックオフ側にも、もちろんここに検索を導入しない理由があるはずです。考えられるのは、ついで買いを期待していることが考えられます。ジャンルだけ合わせておいてそれ以外を雑然と並べることによって人は始めから全部見ていく必要があります。その中で、欲しい本以外の興味があるものを見つけたときに、人はその本を手に取り購入することもあります。欲しい本があったにも関わらずレジに並ぶときには、欲しかった本以外のものを手にしている、そんな戦略でしょう。

その狭間で企業として利用者に探させるという手段を選ばせることも戦略としてはありだと思います。しかし、そういった小さな手間を利用者の目線に立って「不便だ」と考えることができる企業でもあってほしいと思います。

ブックオフと出版業界 ブックオフ・ビジネスの実像 ブックオフと出版業界 ブックオフ・ビジネスの実像
(2008/05)
小田 光雄

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本屋で売り上げを上げる陳列の方法

2008年5月 22日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →



本の陳列の仕方って、本屋にとっては売り上げを左右する重要なポイントですよね。

並べ方一つで売り上げが変わってきますし、出版社の意向なども色々あるんだと思います。

店員さん自身による本の紹介などが書かれていたり、新刊コーナーを店の目立つ場所に設けていたりします。これらは全て有効な手段で、多くの人がまずは新刊コーナーや紹介文を参考に本を購入していると思います。

自分はよく本屋にいくんですが、主に購入するものはコミックや文庫本、新書がほとんどです。文庫本や新書にはできていてコミックにできていないことが1つあります。

それが、同じ系列を並べておく陳列方法です。

すごく簡単なことなんですが、例えば赤川次郎の新刊が出たとすると、赤川次郎フェアと題して過去の赤川次郎の作品を並べることはありますよね。新書でも、同様のことをやっています。しかし、コミックに至ってはこれをやっているところが本当に少ないのです。

○○フェアというある程度大きなイベントではやるのですが、それは期間が限定されています。例えば、とあるコミックの2巻が出たとすると、当然客としては1巻も欲しくなるはずです。3巻が出れば2巻と1巻がほしくて、まとめ買いをしたいのです。

これはフェアなどを実施するわけではなく、いつもの陳列方法として実践すべきことなんじゃないかと思います。ほとんどの場合、2巻が出ている場合その1巻を探しに既刊コーナーへ行くとなかったりします。

これは、全ての書籍に陳列に共通するものだと思います。自分が思う陳列のポイントは、
1. 初めての人にその本を手にとって買ってもらう(興味づけ)
2. 同様の本を推薦する(レコメンド)
の2点ではないでしょうか。Amazonでもお勧めをしていますよね。これをすることによって本屋としては1冊しか買うはずのなかったお客様が2冊3冊と購入してくれる可能性を引き出すことができるのです。

すごく細かいことですが、お客様にどのようなニーズがあって、それを満たしてあげることが売り上げの向上につながるのではないでしょうか。

売り場マーケティングの教科書―なぜかモノが売れる店のつくり方 (アスカビジネス) 売り場マーケティングの教科書―なぜかモノが売れる店のつくり方 (アスカビジネス)
(2004/03)
新山 勝利

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