あしたまにあーな

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改めて考える子供の防犯対策

2011年3月 10日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

熊本県のスーパーで発生した3歳の女の子に関する事件は、子供を持つ親すべてにとって震え上がるものとなりました。明日は我が身だと感じ、一人で子供を放置する危険性を改めて控えなければならないと強く感じ、それと同時にその限界に悩むという人も多いのではないでしょうか。

とある調査によると、小学生の子供を持つ親の13.8%が、「子どもが危険な目にあった経験をしたことがある」と答えているといいます。さらに子供の居場所が分からなくて心配した事があるという親は実に48.1%にも及ぶといいます。小学生でもこういった結果なのですから、未就学児を抱える親にとってはこれ以上に一人にさせることに大きな不安を感じていると思います。同じような事件を起こさないためにも、子供を持つ親として子供に対してどのようなことができるのかを考える機会にしたいと思います。

まず未就学児の場合には、可能な限り一人にさせないことだと思います。言葉やツールを利用して本人に教えたとしても、いざというときにそれが機能するかどうか不確定だからです。就学している子供に対しては、子供に対する防犯に対する教育を行なうのがいいでしょう。とある調査では、家庭内で防犯教育をしているという親は8割にも及んでいるといい、そのなかでどのような対策をうっているか紹介したいと思います。

1. 防犯ブザー:66.2%
2. GPS機能付き携帯電話:13.4%
3. GPS機能付きでない携帯電話:5.9%

その他警視庁では以下のような呼びかけを繰り返し子供に話すことをすすめています。
・知らない人についていかない
・ひとりで遊ばない
・外に出掛けるときは、おうちの人に
・連れていかれそうになったら大声で「たすけてー!」と叫ぶ。

いずれも、重要ではありますが急に襲われてしまった場合には限界があります。最も重要なのはなるべく一人にならずに、人が多いところにいること。寂しい場所では友達や親と一緒に帰ることではないでしょうか。大きくなるにつれ親の目にも限界があり、すべての行動をリアルタイムに見続けることはできません。怖い世の中ではありますが、子供とのコミュニケーションをとりながら、根気強く防犯教育をし自衛を促す他に有効な方法はなさそうです。

【参考】
・防犯泥棒大百科 http://www.hanzai.net/child/
・警視庁 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/

突然の不審者をどう見抜くか

2011年2月 15日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

金品を目的に宅配便を装って家に押し入って、強盗をはたらくという事件が発生し世間を騒がせています。ワイドショーなどでは動機や被疑者の状況などを繰り返し解説しているのですが、この事件から自分たちが学ぶべきものは別なところにあると思います。

それは、突然の不審者からどのように自分の身を守るかという点にあります。宅配便の場合、荷物の受け渡しのためどうしてもセキュリティロックやドアを開けざるを得ません。インターフォンなどで外見をチェックすることはできますが、そうでない場合には見分けることはできないでしょう。

その場合の対策として、安全生活アドバイザーの佐伯幸子はドアを開ける前の一手間として、「誰から」「どんな荷物か」を質問し、ドアスコープなどで訪問者を確認し、ドアチェーンをかけたまま対応するようアドバイスしています。

こういった宅配業者への質問だけでは限界がありますが、訪問者に対して警戒しているのだということを明確に示すことができることから、一定の抑止力をもつことができると思います。訪問者が確かに宅配業者であることを確認するためには、上記のアドバイスが有効であり、逆に現状ではそこまでが限界であるともいえます。

しかし不審者が用意周到で、これらをすべて偽装することになった場合には家にいても気がつくことができないでしょう。そのためにも、宅配業者などの訪問者は、自分の所在をしっかりと明らかにして、在宅している人を安心させるだけの仕組みが必要だと思います。

例えば、身分証明書を提示する、訪問する前に連絡を行ない今から訪問することを伝える、といったすぐにできる方法が挙げられます。さらにこれらをシステム化し、安心をもたらすことができる仕組みを作るというものも考えられるでしょう。

事件は起きてしまったことは事実ですが、今自分たちはそこから再発を防止するための取り組みを反省材料として学び、実践していくことが求められることなのではないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 2011/02/15

警察キャラのいろいろ

2010年7月 28日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

最近警察の防犯活動の手助けとして、様々なキャラクターが登場しています。それらの多くは地域に密着し、その親しみやすい風貌で大きな効果を上げているといいます。人々は言葉で「○○を守って下さい」と言われるよりも、かわいいキャラクターに「○○はしちゃだめよ」と言われる方がいうことを聞くのかもしれません。

今回はそんな各地で活躍している警察キャラの一例を見てみたいと思います。

◆ピーポくん
警視庁が1987年に生んだキャラクター。名前の由来は、人々の「ピープル」と、警察の「ポリス」の頭文字からで、防犯をみんなに訴えている。ピーポくんには家族がいる。

◆フリコマン
葛飾警察署が2008年から2009年にかけて生んだキャラクタ?。防犯戦隊として活動するフリコマンは、この世から犯罪による被害を撲滅するために特別に選ばれた警察官により構成された犯罪と戦う集団である。フリコマンの得意技は「口座凍結」だそうだ。

◆本田あやめ巡査
葛飾警察署が2008年から2009年にかけて生んだキャラクタ?。防犯戦隊の隊長であるフリコマンの部下でもある。将来の夢は歌って踊れるお巡りさんで、実際問題歌って踊りながら防犯をPRしているらしく地域住民も楽しく学んだと満足しているようである。

◆マチるダ
2010年4月にみうらじゅんさんによって町田警察署へ送られたキャラクター。町田市に住む16歳の女子高生で、市内にあるリス園とダリア園にちなんでリスの顔にダリアの髪飾りをあしらってかわいさをアピールしている。

◆まもりん
2010年6月に南大沢警察署が生んだキャラクター。管内の雑木林がホタルの名所として知られていることからこれをモチーフとした。車のライトに反射して光キードルダーが小学生の間で人気。

◆宮古島まもる
1996年に宮古警察署と宮古島地区交通安全協会によって生み出されたキャラクター。宮古島全体で15人いて、至る所で宮古島の交通安全を監視している。宮古島まもる君の顔は適当に作られているようでドライブ中に何度も見る度に段々病みつきになって愛着が湧いてくる不思議な存在。キーホルダーやTシャツなどが島内で大人気。好きな言葉は「んーなしぃ、がんばらやー(みんなで、がんばろうね)」

どんな形であれ、警察署のメッセージをキャラクターが代弁してくれるのであれば警察署としても嬉しいでしょうし、関連グッズが売れれば意識も高まるし、収益も上がるので、まさに一石二鳥といえます。親しみのあるキャラクターが今後も各地でどんどん登場していくでしょう。それらがお互いにコラボする企画などが活発化することによって、もっともっと啓蒙活動の輪は広がっていくのではないかと思います。

【参考】日本経済新聞 2010/07/21