あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 長澤まさみ


天地人 第20回「秀吉の罠(わな)」

2009年5月 17日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

とうとう秀吉の天下の世の中に向けて、時代は大きく動き出しました。明智光秀を破ってから賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を破り三法師を跡継ぎにして関白になるまでの動きが速すぎてついて行けませんでした。サブリミナル効果の疑いがあった前回と比較し、ゆっくりとしてはいましたが今回は内容的に早すぎた感じがします。きっとこの部分は上杉とは関係ないのでさくっと終わらせたかったのかもしれません。

そういう意味で、その後の落水での会見では秀吉と景勝の息をのむ演出は素晴らしかったです。というか秀吉役の笹野高史さんの演技が素敵すぎます。自分たちが描く秀吉像を本当にうまく表現していて外見もサルにそっくりな部分などはまさに適役だと言えるでしょう。

秀吉もきっと何か考える事があるのかもしれませんが、景勝は上洛を決定します。これからの上杉の考え方は「義」というよりもすべては越後の民のためという考え方が中心になっていくようです。秀吉も会見で兼続に質問しましたが、越後の民のためであれば武田と金銭でつながっても問題ないということから、すでにこの考え方は中心にあったのです。こう考えることにより乱世は一刻も早く終わらせるべきだと景勝も考えたのでしょう。

今後は、兼続と三成の人間関係が今回と次回の2回にわたって描かれていきます。これは三成という存在が今回の天地人のなかで重要な人物ということなんでしょう。今回はふてぶてしい三成が描かれていましたが、次回はどのようになるのか楽しみにしたいと思います。

□■天地人紀行■□
新潟県糸魚川市
 旧松本街道(塩の道)
 親不知海岸
 落水城(勝山城)跡


大河ドラマ天地人フェイスタオルNHK公認商品

天地人 第19回「本能寺の変」

2009年5月 10日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

今回、大きな時代の変革点に差し掛かりましたね。とうとう織田信長が明智光秀に襲われてしまう「本能寺の変」が起こります。これまで明智光秀の織田信長に対する恨みが描かれてきましたが、その伏線がここにきて爆発することになるのでした。

ほとんどがこれまでに他のドラマで描かれてきた場面だったのですが、唯一違うなと思ったのが、織田信長の最期の場面で謙信が現われて信長に諭すのです。天地人とは、天の時、地の利、人の和であり、信長は最も大切な人の和を欠いていたと。人の心は権力ではねじ伏せることはできないと、まさに今回の出来事を言っています。

そして有名な辞世の句である「人生50年・・・」は言わなかったですね。森蘭丸が最期の時は近くにいたと言っている資料もありますが、今回は初音でした。本当にここまでしたのかは謎で、少しやりすぎなような気もしますが、無念さをうまく伝えられていたと思います。

少しだけ状況が違っていれば魚津城に立てこもっていた人々も救われていて、また違った時代が作られていたかも知れませんが、これも運命なのかもしれませんね。すごく無念だったと思います。

そして今回、もう一つの大きな出来事は兼続とお船との関係でしょう。これまで信綱のこともあり、自分の気持ちを伏せていた兼続も、お船と話すうちに自分がいかにお船に助けられていたかを思い出し、そしてかけがえのない女性であることを改めて感じるのでした。なんだかこっちまで恥ずかしくなるようなその会話に、奥さんはたまらず席を立ってしまうほど。これから、助け合って双方共に出演し続けて欲しいですね。

次回からは、とうとう秀吉の時代が始まります。家康が出てくるまでの間、文字通り天下人となる秀吉とどのように景勝や兼続が対応していくのか、兼続も言っていましたが上杉がどのように振る舞うかが試される時代が到来します。この時代の方が兼続には合っているかもしれません。ギリギリのところで天が味方した上杉の今後の反映に着目したいと思います。

□■天地人紀行■□
京都府京都市
 本能寺址


1/4スケール 戦国武将兜プラモデルシリーズ 直江兼続 童友社(発売中)

天地人 第8回「謙信の遺言」

2009年2月 22日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 2 Comments →

戦は人数で決まるわけではないことが改めて浮き彫りになります。桶狭間の戦いで今川義元を破ったり、長篠の戦いで武田勝頼を破った織田信長であれば、そのことは熟知していたにもかかわらず、鉄砲が雨に弱いという弱点に気がついていたのかそうでないのかわかりませんが、惨敗することになります。おそらくそのまま雨が続いていて上杉謙信がさらに進軍していればその後の運命は変わっていたでしょう。まさにその時歴史は動いたのでしょう。

その勝利を雲洞庵で、お初によって聞かされる兼続は大変喜ぶんでいましたが、自分hあやはりお初のことが気になって仕方ありませんでした。あんな鈴をチャラチャラならしていて、お銀のようなコスチュームをしていたら絶対に怪しまれるでしょうに、何事もなかったかのように兼続のバックをおさえます。お初のように世の中の急激な流れを追い求める人にとって、上杉謙信はあまりにもつまらない武将に見えたことでしょう。彼女はいつか秀吉についていくことになるのでしょうか。気になるところです。

そして、クライマックスに向かうにつれて徐々に上杉謙信の体調が悪くなっていく描写が出てきます。まず始めは謙信が使っていた楽器の弦が切れるところから始まり、最後はとうとう倒れてしまいます。その倒れる前に兼続に伝えた言葉は印象深いものとなりました。それは、景勝や景虎は自分についてくることで迷いがないが、兼続は迷ってばかりであると。そしてその迷いの中から己の義が見えてくると説き、兼続こそ唯一自分の遺志を継ぐものだと語りかけるのです。もう泣かないといっていた兼続はここで早々に涙ぐんでいました。瞑想をし真の姿を見極めなさいという謙信の言葉は、今の時代にも通じる言葉かもしれません。

今回から与七が本格的に登場しましたね。現実的には小泉孝太郎のほうが2つ年上にもかかわらず弟役なのは少し違和感がありますが、今後兼続と与七がどのように協力して上杉をもり立てていくのか楽しみです。

□■天地人紀行■□
石川県白山市
・手取川
・松任城跡

NHK大河ドラマ「天地人」オリジナル・サウンドトラック NHK大河ドラマ「天地人」オリジナル・サウンドトラック
(2009/02/18)
大島ミチル

商品詳細を見る