あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



働かなくても食っていくためには1.3億円

2011年3月 29日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

就職することさえもままならないほどの厳しい雇用条件にあるなかで、誰もが夢を見るのが「働かなくても一生自由に好きなことをして生きていきたい」という思いではないでしょうか。しかしそのためには十分すぎるほどのお金が必要なことも同時に分かっていて、実際にそれがなかなかできることではないという現実に戻ってくるのです。

仮に、今30歳の独身男性が80歳まで生きると仮定したときにいくら必要なのでしょうか。そんな試算をR25のなかで見つけたので紹介したいと思います。もちろん、生活レベルが違えば必要なお金も変わってくるので、ケース別で考えてみたいと思います。

◆ケース1: 都心で自由を謳歌する(経済ジャーナリスト 荻原博子さん)
都心の2LDKマンションに住み、趣味や余暇を楽しみたい。
・毎月30万円(家賃、生活費込み)
・50年間で1億8000万円

◆ケース2: 都市部にいてそこそこ楽しむ(第一生命経済研究所 柵山順子さん)
洋服や娯楽にも月に数万円ほどつかって、都市部で派手さはなくても楽しめる。
・毎月21万円(家賃、生活費込み)
・50年間で1億2600万円

◆ケース3: 郊外でギリギリの生活(FP 藤川太さん)
突発的な出費がない前提で、ギリギリまで生活費を切り詰める。
・毎月13万円(家賃、生活費込み)
・50年間で7800万円

◆ケース4: 妻子を養いそこそこの生活を楽しむ(第一生命経済研究所 柵山順子さん)
都内の2LDKマンションに妻と子供1人を働かずにそこそこの生活をさせる。
・毎月42万円(家賃、生活費込み)
・50年間で2億5700万円(教育費を含む)

◆ケース5: 妻子をギリギリ生活費を切り詰めながら養う(FP 藤川太さん)
日常生活で達人級の節約術を使って妻子を養う
・毎月20万円(家賃、生活費込み)
・50年間で1億3000万円(教育費を含む)

教育費が登場するとやはり金額的には上がっていくことになります。仮に幼稚園から大学まですべて国公立の学校に行くとしても約830万円かかります。50年間働かずに過ごすためにはどんなに頑張っても、1億円以上は必要になるのです。

そこまでのお金を30代になるまでに貯蓄していればいいのですが、そのような人は数少ないと思います。ということは、やはり地道に働いてお金を稼いでいくしか道はなさそうです。夢はなかなか実現しないからこそ、夢であり続けるのだと改めて実感させられる結果となりました。

【参考】R25 No.282

1世帯あたりの平均貯蓄が1680万円?!

2009年6月 17日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

総務省の発表によると、2008年における1世帯あたりの平均貯蓄残高は1680万円だったそうです。単身世帯はこの集計から除かれているのですが、この数値を見て違和感を感じた人もいるのではないでしょうか。

1680万円持っていて平均値ということなので、安易に考えてしまうとこれ以下の人は平均以下ということになってしまいます。ところがここに数字のマジックが隠されているのです。この発表には続きがあって、1680万円を下回る世帯は全体の67.6%にものぼり、世帯主が60歳以上の世帯については、約3分の1が貯蓄額2500万円以上であったといいます。

現役で働く世代だけで考えてみると、実はこの1680万円という平均は”平均値”ではないのです。60歳以上になると定年によって退職金を受け取り、子育ても一段落し、中には住宅ローンについても余裕が生まれる人も多く出てきます。このことから大幅な支出が少なくなる関係上貯蓄は増えがちになり、この中から今後の生活を捻出していくのです。

また、有名な2:8の法則というものがあり、貯蓄を億単位で持っている人もなかには存在し、そのような人が一人集計結果にいることで全体の平均値を大幅に押し上げる傾向があります。例えば以下の数値を見てみます。

100、200、300、500、500、600、600、1000、3000、10000 (いずれも万円)

少々大げさではありますが、数百万円が並んでいるなかで3000万円、1億円の貯蓄額がある人がそれぞれ1名いるだけで、1680万円という平均値を作り出すことができます。しかしこの平均を超えているのは2名だけです。実際には1億円以上の貯蓄を持っている人はもっとたくさんいて、中には数百億円という莫大な貯蓄を持っている人もいるのです。

自分たちは、このような平均貯蓄額について一喜一憂するのではなく、あくまでどのような傾向にあるのかを見る指標値として観察するのが正しい付き合い方なのだと思います。

【参考】J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2009/06/17043390.html

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