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アレルギーに希望の光「Tレグ」

2015年4月 05日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

花粉症に悩む時期がやって来ました。この時期になると陽気がいいにも関わらず外に出たくないという人が多いのですが、花粉症や食物アレルギーなどを予防、そして改善する方法が徐々に明らかになってきました。

◆Tレグの存在
そのアレルギー反応のキー物質として今物質が注目されているのが、Tレグという物質。発見したのは、大阪大学の坂口志文さんでした。

外部からやって来たアレルギー物質に対して免疫細胞が敵だと思って過剰に攻撃をしかけることによって、アレルギー反応は出るのですが、その免疫細胞に対して「あいつは敵ではないから攻撃をやめなさい」と抑制してくれるのが制御性T細胞(Tレグ)というものだといいます。

動物実験によると、Tレグは幼少の頃に食べ物を取ることによって、そこからその食べ物専用のTレグが作られています。つまりピーナッツを食べればピーナッツ専用の、卵を食べれば卵専用のTレグが作られ、以後そういった食べ物の過度な反応を起こさないようにしてくれます。これによってアレルギー反応を起こさずにいられるのです。なので、小さいときから多くの食べ物をまんべんなく食べさせることが有効ではないかと考えられています。

しかし、これはアレルギーがない人の話であり、アレルギー反応がある人がアレルギー物質を摂取すると大変な事になるので絶対にしないよう注意が必要です。

◆口以外からのアレルギー物質の侵入
一方で、原因物質を食べ物としてではなく、肌から摂取すると全く逆の効果をもたらしてしまうことも分かってきました。腸には外部からの食物を拒絶しないようにTレグが多く存在するのですが、肌荒れなどで肌に炎症があった場合には、その付近には多くの免疫細胞が攻撃しようと待ち構えています。その肌の炎症部分からアレルギー物質が侵入すると、体中に敵だと伝達され、Tレグで抑制することが困難になるのです。

その結果、重度のアレルギー症状を引き起こすことになってしまいます。あるピーナッツアレルギーの人は幼少の頃、皮膚炎のためピーナッツ成分が含まれたオイルを塗り続けたことによって、重度のピーナッツアレルギーになったといいます。

このように、アレルギー物質をどこから取るかということも大切であり、口以外の部分で炎症が出たときにはできるだけ早い時点で治し、アレルギー物質が極度に入り込まないようにすることが必要なのです。

◆アレルギー反応がある人の 希望の光
現在、アレルギー反応に対してはいくつかの治療法が研究されていて、その中で舌下免疫療法は注目を浴びています。効果が7割程度あるといわれているものでスギ花粉に関する舌下免疫療法には保険が適用されます。

これは、舌の下に薄いアレルギー成分を含んだ薬を垂らし、徐々に長期間の間に体内に専用のTレグを増やすというものです。ただし、体質によっては上手くTレグが増えない人もいるので、専門の医者に相談するといいと思います。

その他研究されているのが、ただ1日1食ご飯を食べるだけというもの。これを2ヶ月食べることによって、花粉の免疫細胞が約半分に減少というデータも得られているといいます。その秘密はお米にありました。スギなどの花粉からTレグの増殖に必要な遺伝子だけを取り除いてお米に混ぜることによって作られ、花粉症緩和米と呼ばれています。

まずは、舌下免疫療法で試してみて効果が薄いようであれば花粉症緩和米の登場に期待して待つというのもいいかもしれません。このようにこれからアレルギーは不治のものではなく、治るものだという常識がもうすぐそこまできているということは、現在悩んでいる人によってまさに希望の光なのではないでしょうか。

(参考)NHKスペシャル 新アレルギー治療 – 鍵を握る免疫細胞 - 2015年4月5日放送

インフルや花粉症に効果あり?!「ダチョウの卵マスク」

2012年3月 11日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

インフルエンザが今年も猛威をふるい周囲でも数多くの人が発症していました。上の子供もワクチンを接種していたにも関わらず発症し、家族で厳戒態勢をしいて看病と感染予防に必死に取り組んだ結果、最小限の影響で済ませることができました。

そのインフルエンザにかわって今猛威をふるっているのが花粉症です。6月までスギやヒノキの花粉が飛んでいることから、完全防備で耐えなければいけません。晴れた日に外に出られないのはなんだかストレスにもなってしまうので、予想以上に憂鬱になってしまいがち。

そんなウィルスや花粉対策の救世主として報じられたのが、「ダチョウの卵」です。京都府立大学生命環境科学研究科の塚本康浩教授が発見し、世の中に広く伝えられました。塚本教授によると、春先にダチョウを見ていたら、まぶたが腫れたり、涙目になっていて花粉症になっていることを確認したのがきっかけだといいます。

ダチョウはスギ花粉とヒノキ花粉に対する抗体の値が高く、人よりも早く反応してくれることから、花粉症対策として使えるのではないかと考え研究を重ねた結果、卵の中に含まれるインフルエンザウイルスの抗体を利用してマスクを開発することに成功します。

これまでマスクは外からのウィルスなどの侵入を抑えることを目的としていましたが、マスクに有効成分を含ませることによってそれを吸い込むことによって効果を得るという新しい発想がここにはあります。

様々なところで取り上げられ、話題になっているこのマスクを使った人のなかには、花粉症の症状が緩和したという人もいて、一定の効果があるといえると思います。この後も継続して話題が続くようであれば、かなり多くの人に効果が出るということだと思いますので、状況を確認した上で使ってみるといいと思います。

【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20120309_93446.html

花粉症に効果のある対策とは?

2011年2月 11日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

2011年は例年に比べて花粉の飛散量が多いと様々なメディアで紹介されているのですが、そのニュースを見る度に優津になるという人が多いのではないでしょうか。自分もいつ来るか分からない花粉症の症状にドキドキしつつ過ごしています。

そんな花粉症ですが、実践している対策は数多くあります。より多くの人が実践している方法について日経Plus1のランキングを紹介します。

1位: マスクをする
2位: 外出から帰ったらうがいをする
3位: 外出から帰ったら手を洗う
4位: 窓はできるだけ閉める
5位: 空気清浄機を使う
6位: 無駄な外出を控える
7位: 外出から帰ったら服や髪の毛をはたく
8位: 洗濯物や布団を外で干さず室内干しにしたり乾燥機を使う
9位: 外出から帰ったら洗顔する
10位: 鼻の中を洗う

日本医科大学の大久保公裕教授によると、普通のマスクをすると鼻の粘液に付く花粉量は3分の1に、花粉症用のマスクをすると6分の1になるといいます。その他花粉症から身を守るためにどのような方法があるのか、その一例を紹介します。

◆花粉から身をまもる
・花粉症用のマスクを
 顔とのスキマがないものを選び、中に湿ったガーゼを入れると効果的
・メガネも花粉症用を使用する
 植豊子にガードが付いているものが効果的
・花粉が付きにくい服を着る
 すべすべした素材のものを着用。コートだけでなく帽子があると効果的

◆部屋の中に花粉を入れない
・掃除機と空気清浄機を併用する
 掃除をするときは空気清浄機を顔と同じ場所に置き、加湿器を併用する
・換気や洗濯はタイミングを見て
 洗濯物は花粉が少ない朝10時まで外干しで、その後は部屋干しがいい

◆症状が出てしまったら
・鼻づまりを抑えるには鼻洗い
 500mlあたり4.5gの塩を入れた水で横を向き上の鼻穴に声を出しながら注ぎ込む
・目のかゆみを抑えるには
 冷たい水で目を冷やすと効果的。その後点眼薬を

花粉症は、杉の木だけでなくヒノキやぶたくさなどほぼ一年中何らかの花粉が対象になることから、継続的に花粉にさらされることによって誰でもなる可能性があるものです。そのために日頃から、少しでもその吸入量を減らすための工夫をしておくといいと思います。

【参考】日経Plus1 2011/02/05

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