あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



酔っても帰れる理由

2009年6月 27日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

酔っぱらって記憶をなくしてしまっているにも関わらず、なぜか家にたどり着いていることありませんか?

途中の帰り道、どのように電車に乗って家の鍵を開けて入ったのか全く覚えてないんだけ、朝になるとなぜか家のベッドで目が覚めるということも多いのではないでしょうか。よく帰巣本能という言葉で表現されますが、本能という言葉で片付けてしまうには少しもったいないような気がします。

その謎に対して解決させてくれたのが専門家である西園寺克さんです。記憶には、時間的には秒から分単位の記憶である短期記憶と、年単位に及ぶ記憶である長期記憶の大きく2種類があるといわれています。

家に帰りドアのカギをあけるのに使う記憶は長期記憶に基づく道順と動作だといいます。特にカギを開ける動作には手続き記憶といって、大脳だけではなくて体の動きを制御する小脳なども関係しているそうです。短期記憶は一時的な記憶なのに対して、長期記憶はずっと覚えているものなので酔っていても忘れずに記憶から取り出すことができるのです。

この長期記憶の奥底に眠る手続き記憶は鍵を開けるといった動作を実行してくれるのですが、実行したことを記憶しないそうです。酔って帰るときに使う記憶だけでなく、普通に朝仕事や会社に行ったあと、家の鍵をかけ忘れていないか不安になるのもこの手続き記憶の有効期限の短さにあるとのこと。すぐに忘れてしまって困ると悩む必要はなさそうです。

意識的に指さし確認を声を出して行ったり工夫することによって、手続き記憶を短期記憶や長期記憶へと導き、実行したことを覚えていられると思います。もっとも記憶に頼らなくてはならないような自体を避けて、記憶をなくすほど酔っぱらわないようにすることが最も大切なのかもしれません。

【参考】All About
http://allabout.co.jp/

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この文章が読める人間の驚異

2009年5月 10日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

文章が読めるだけですごいという話題が2ちゃんねるで話題になっているそうです。見た目はなんだかよくわからない文章なのですが、その文章自体が説明文章になっていて、読んだ後に納得すると共に、人間の脳はすごい解析能力だなと改めて感じます。

おそらく、余計な説明はいらないと思いますので、まずは以下の文章を読んでみて下さい。

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく

人間は、文章が多少間違えていても誤字脱字があっても、その人が何を言わんとしているのか補完して読むことができるのです。よく仕事でも誰かが書いた文章をみんなで読み合わせをしている時に、そのような出来事があるのですがあえて指摘する程でもないかなと感じ、そのままスルーすることもあります。

脳科学的に、このような解析能力がどのように分析されているのかすごく気になるところではあります。茂木健一郎さんがステキに分析してくれるといいのですが。

【参考】ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/08/news021.html

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やる気が出る「脳」の4つのスイッチ

2009年4月 15日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

人間には集中できる時間に限界があります。好きなことを続けていれば時間が経つのも忘れて気がついたらものすごい時間が経過していることもありますが、好きなことばかりを続けることはできません。例えば勉強や仕事など、集中が続かないこともしばしばあったりします。

そんなときは、しばし休憩をしたりストレッチをしたりするのですが、東京大学大学院薬学系研究科准教授の池谷裕二先生によると、飽きっぽい脳に対する解決策は「脳をだます」にあるといいます。そのポイントは脳の中に存在する淡蒼球(たんそうきゅう)という部分。淡蒼球はやる気や気合など日常生活で大切な基礎パワーを生み出すといわれていますのですが、残念ながら自分の意思で淡蒼球を動かすことはできません。

しかし、直接動かすことができないのですが間接的に指摘してあげることによって、淡蒼球を働かせることができるといいます。そこで今回は池谷先生の言葉をもとに、集中できる方法について探ってみたいと思います。

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「淡蒼球」を動かす4つのスイッチ
 [B] Body カラダを動かす
 [E] Experience いつもと違うことをする
 [R] Reward ごほうびを与える
 [I] Ideomotor なりきる
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?Body(身体)
身体は脳の支配下にあると思われがちですが、本当は逆でカラダが主導権を握っていると言われています。これは、「楽しいから笑う」のではなく「笑うから楽しい」、「やる気が出たからやる」のではなく「やるからやる気が出る」ということからもわかるように、体の方が脳よりも先に感じるんですよね。

これをうまく利用し、考えるよりも体を動かしてしまいましょう。例えば、趣味や勉強の時間もあらかじめ決めておき、体をその場所や環境へ強制的に放り込むのです。場所の移動も効果的です。新幹線や飛行機では、なぜか集中できるという人も多いのではないでしょうか。最近の研究で身体を動かさずとも、動いているという感覚があれば、脳が活性化することがわかっているのです。

?Experience(経験)
日常生活の体験は海馬(かいば)を通じて、貴重な記憶や知恵として脳に貯えられます。日常生活で初めて経験するような事態では、海馬が淡蒼球などを総動員して事態に対応させるのです。しかしいつもと同じ経験だと、わざわざ海馬が登場せず部下だけで処理を代行します。

よほど重要なことでない限り海馬にまで情報は届かないので、海馬のためにはいつもと違う要素を取り入れるのが効果的なのです。

?Reward(報酬)
報酬をもらえると「テグメンタ」という脳部位を活性化させ、快楽物質であるドーパミンを出します。ドーパミンは淡蒼球に直接働きかけるため、ごほうびとやる気とは強い相関があるといわれています。

お金や食べ物も報酬になりますが、何よりのごほうびは達成感でしょう。目標は小さくしつつ、腹八分目でやめるというのがおすすめです。

?Ideomotor(イデオモータ)
「念ずれば通ず」はウソではありません。たとえば「コックリさん」という遊びはイデオモータの一種だとされています。強く念じることで、無意識のうちに体を動かすこともできるのです。

成功のイメージを具体的に描き、その自分に「なりきる」ことでやる気が引き出されます。

これらを全て実行する必要はないと思います。自分の中で最もしっくり来るようなやり方で自分のモチベーションを上げていくといいでしょう。自分は想像して思いこむというのがどうも苦手なので、?から?までの方法を組み合わせることによって、効果を発揮させたいと思います。一流と呼ばれる人は、上の4つのスイッチを無意識のうちに使いわけているのでしょう。いずれこれらが無意識にでき、適切なマインドコントロールができるようになったときポジティブな自分が完成するのです。そのときまで、自分はまだまだ修行が必要そうです。

【参考】PRESIDENT 2009.3.2

のうだま―やる気の秘密 のうだま―やる気の秘密
(2008/12)
上大岡 トメ池谷 裕二

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