あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



変わりゆく学校給食

2010年11月 26日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

学校で給食を食べたのは小学生の頃で、全体の7割くらいはコッペパンに牛乳というメニューで、たまに出るご飯、カレーライス、ソフト麺がすごくごちそうに思えてその日1日のテンションがかなり上がったのを思い出します。

そんな学校給食は今、大きな様変わりをしているといいます。そのキーワードは地産地消と多様化。各地の学校給食は昔とは比べものにならないくらい多彩なメニューになっているとのこと。早速どのようなメニューなのか見てみたいと思います。

◆地産地消を意識したメニューの例◆
・富山県射水市:秋の味覚であるベニズワイガニなど
子供たちに地元の特産品の魅力を知ってもらおうと2003年から富山湾で水揚げしたベニズワイガニを地元の小学6年生に無償で提供しています。
・東京都:深川飯や特産の大根を使った練馬スパゲッティなど
・京都府:エビイモなどの京野菜
・愛媛県:ハモ料理

◆多様化したメニューの例◆
・インド料理のナン
・ベトナム料理のフォー
・韓国料理のチヂミ

学校給食は戦後の食糧難の時代にまでさかのぼります。日本にアメリカが小麦粉を提供しパン中心の献立が確立しました。昔のコッペパンが大きかったのはカロリーを確保するという目的があったからといわれています。1960年代にソフト麺が登場し76年からは米の給食も始まりました。

その給食が変わり始めたきっかけは2005年の食育基本法の施行で、これによって給食を通じて食文化や栄養の知識、地元の特産品を学ぼうという気運が高まったことによります。今では小学校に入る前に様々なところで食育を題材にした「おはなし会」が各地で開催されています。

給食という限られた予算の中で最大限の食育とおいしさの両方を追求する栄養士の方の努力が実を結んでいる結果が今の多彩なメニューを実現しているのだと思います。美味しくて栄養にもなる、そんな給食を食べられる子供たちが羨ましいですね。もう一度学校給食を食べてみたくなりました。そしてさらに時代が進んだときに学校給食はさらにどんどん進化を続けていくことでしょう。その先には何があるのでしょうか。

【参考】
・日経Plus1 2010/10/16
・日本経済新聞 2010/11/25

こどもが本当に食べたい給食のレシピ108 (別冊 天然生活) こどもが本当に食べたい給食のレシピ108 (別冊 天然生活)
(2010/10/15)
不明

商品詳細を見る

中学校にも弁当配達の時代

2009年10月 02日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

最近、奥さんはお弁当作りに凝っていて毎日お弁当を作ってくれます。それ以前は近くの弁当屋さんへ400円するお弁当を買い出しに行っていたのですが、それもなくなり非常に楽になりました。お弁当の利点は多くのおかずを食べることができることで、特に子供にとってはメリットがかなり多いと思います。

思えば、お弁当生活は長く小学校を卒業してからずっとお弁当生活でした。先日友人と話をしていたところ公立中学校で給食がないことが珍しいと指摘を受けました。自分は神奈川県に住んでいるのですが、どうも全国的に見ると中学校で給食がないのは稀なようです。都道府県別の公立中学校の給食実施率を低い順は大阪府(10.4%)、神奈川県(15.9%)、三重県(45.3%)の順になるそうです。いかに大阪と神奈川の給食率が低いかが分かると思います。

そんな大阪府で始まったのが「デリバリーランチ」というサービスです。これは、事前にお金を払っておき、お昼休みなるとお弁当屋さんが中学校までやってきて弁当を手渡すもので、400円前後だそうです。どうしても忙しいときにコンビニ弁当や菓子パンにするのではなく、このようなサービスを利用することによって栄養バランスがしっかりと考えられた御飯を食べることができるのです。

しかし、この民間業者に調理を委託し、学校で配膳する「スクールランチ」事業は、まだまだ始まったばかりで様々な問題を抱えています。例えば、利用者がクラスに一人しかいない場合には食べたくても利用しづらいですし、400円という値段もやや高い感じがします。この制度に対して自治体の補助があればもう少し安く提供することも可能だと思います。

大人よりも子供の世界は、周囲との関係がより重要な要素であり、食事の時間は特にその関係を構築する上で大切なひとときでもあります。毎日菓子パンやジュースだけという人だけでなく、中には教室の隅で水だけを飲んでいる人もいるといいます。食育という言葉が話題になりつつある今、食事を通じて横通しの人間関係を築く上でもみんなでこのシステムが一般的になり、特別なことではなく気軽に利用することができるようになって始めて制度は生きてくるのです。

【参考】日本経済新聞 2009/10/02

辻学園 辻クッキング監修 こはるのDSうちごはん。 食事バランスガイドつき 辻学園 辻クッキング監修 こはるのDSうちごはん。 食事バランスガイドつき
(2007/10/04)
Nintendo DS

商品詳細を見る