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AKB総選挙と株式の意外な関係

2011年6月 13日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

もはや社会現象にまでなっているAKB48の22枚目のシングルを歌うための選抜メンバー21人を決定する第3回AKB48選抜総選挙は、下馬評通り前田敦子さんと大島優子さんの一騎打ちとなり見事前田敦子さんが1位を獲得しました。

彼女が残したコメントである「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」は、はやくも今年の流行語大賞になるのではといわれていて、AKBの部分に民主党など他の言葉が入ってネット上では盛り上がっています。これも、AKBに人気があるからこその盛り上がりといえるでしょう。

そんなAKB48の選挙に投票するためには、1枚1600円の投票用シリアル番号カード入りCDを購入してパソコンや携帯で専用サイトにアクセスし、この番号を入力する必要がありました。このような方法はAKB48関連グッズではよく行なわれている方法であり、お宝をコンプリートしたいという思いから同じCDを何枚も購入することも珍しくありません。様々な批判もありましたが、経済的には恩恵を受けていることは間違いないでしょう。

このように自分が推すメンバーの順位を上げるために投資をするという消費行動は、株式投資にも通じるものがあります。株式投資も自分が応援したいという企業に対して出資することによって、持続的な成長というリターンを得ることができます。AKB選挙権も自分が応援するメンバーの順位を押し上げることによって露出度が上がり、より様々な所で活躍してもらえることができます。

今回、880万円を投入し5500枚購入した人もいるそうで、第40位になったアイドルの得票数が4698票だったことを考えるとものすごい影響力を持つことができることがわかります。仮にこの人が40位のアイドルにすべて投票していたとして、他の条件は考慮しないとすると単純に25位まで上がることになります。一人が結果に大きな影響力を持つという点も株式投資の世界と共通するものだと思います。

こうしてみてくるとAKB総選挙と株式には似ている要素がある一方で、自分の満足度と他人の好みのギャップという異なる部分もあります。

株式投資の目的は利益を得ることなので、自分がこの企業がいいと思っても他の多くの人がそれを選ばなければ目的は達成されません。他人の好みを考慮しなければならないのです。それと同じことをAKBの選挙でやっては、すごくつまらないものになってしまいます。自分には応援したい人がいても、多くの人が前田敦子さんに投票するから、自分もそこにいれようと考える人はいないでしょうし、やったところで満足感は得られません。

もし仮にAKBメンバー株があって、それぞれのメンバーに値段が付いていて、値上がることで儲けを得られる要素が含まれていれば、もっと違った結果になったと思います。

関心が高い選挙を行なうほど、当事者の責任も増すのでよりよい集団になっていきます。AKB48に見習う点はたくさんあり、そこから自分たちが学ぶものはたくさんありそうです。

【参考】日本経済新聞 http://www.nikkei.com/money/column/

男女の恋愛市場価値の差

2011年4月 15日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

評論家は時に過激な口調で聞く側にわかりやすく物事を解説することによって、その人気を高めてくれます。例えば、岡田斗司夫さんはそんな過激でありながら的確な評論を展開するひとりです。

そんな岡田さんが、とある30歳の息子をもつ母親の相談にのっているコラムをみつけました。30歳にもなって女性とつきあうこともしていなさそうな息子に対して憂えている状況に対して、岡田さんは恋愛市場価値という概念を使って的確に説明しています。

◆25歳から30歳の女性の恋愛市場価値:最高値100万円、最安値0円
・上位5%: 「モテ」
・次の25%: 「まあモテ」
・その下の60%: 「モテるわけではない」
・最下層10%: 「非モテ」

◆25歳から30歳の男性の恋愛市場価値:最高値100万円、最安値-100万円
・上位5%: 「モテ」
・次の35%: 「モテるわけではない」
・その下の50%: 「非モテ」
・最下層10%: 「キモチワルイ」

特筆すべきは、男性の方がモテる人が少なく、最安値が0円ではなくマイナスになっているという点です。多数存在するマイナスの人は外見に気を思いきり使うことによって何とか0円まで持ってくることができ、さらに性格も外向的にすることによってなんとか20万円くらいまで来て「モテるわけではない」層に来ることができると説明しています。つまり自分がなんとか着飾ったり人格改造を行なうことによって、ようやく「モテるわけではない」女性と釣り合いをとることができるのです。

25歳の普通の女性からみると、どんな人と付き合うことができるか考えてみると次のようなイメージをもつでしょう。
・さっぱりした外見で自分を好きだと言ってくれる。
・わがままを許す優しさや思いやりがある。
・上を向いてもきりがないから、イケメンでなくても付き合ってみよう。
・友達に「彼は中身がいいんだよ」と紹介できる

そしてこれを満たす男性は市場価格で50万円から60万円の上位10%の比較的モテる層に限られます。よって非モテ層は男性の外見を気にしない性格のいいお嬢様の司会には入らないと岡田さんは酷評しています。

そんな非モテ層の対処方法は、待つこと。30歳以降の女性における恋愛市場価値は急激に下がり暴落して15万から20万程度になるので、そこまでに男性も自己を磨き20万円に匹敵する容姿、性格を手に入れればいいとしています。その時に出会いはあるでしょう。周囲はそっとしておくのが一番なのです。

毎回、岡田さんの評論、人生相談は目からうろこの話を自分たちに提供してくれます。男女それぞれの恋愛模様を市場価値や経済を使ってうまく表現できていると思います。値が正しいのか、釣り合う要素としている容姿と性格がどの程度の割合なのかは人によっても違うでしょうし、考え方も異なるでしょう。しかし、上記の説明は一定の理解をすることができ、現代社会の様子を的確に捉えていると思います。自分が魅力的な人間になるための努力を忘れずに、周囲は静かにそれを見守ること、そんなメッセージを自分たちに語りかけてくれているのではないでしょうか。

【参考】be on Saturday 2011/04/09

評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている 評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている
(2011/02/25)
岡田 斗司夫

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限られた収入で最大の満足を追求する低温世代

2010年5月 02日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

不況トンネルの出口がなかなか見つからない近年、バブル期のようなとにかく消費をしようという雰囲気はなくなりました。消費者は、自分がどうしても気に入っているものに対してはお金を使うのだけど、それ以外の日常品、毎日の生活の中での必要経費に関しては知恵を絞ってとことん切り詰める消費活動をするようになったのです。

そんな給料が右肩上がりに増える好況を知らない20代から30代の世代のことを「低温世代」と呼ぶそうです。自分もそんなひとりなのですが、こういう世代の人々はどのように消費をしているのでしょうか。今回は、日本経済新聞の記事の内容をもとに考えてみたいと思います。

◆安く洋服を買っていかによく見せるか
ユニクロやしまむらの利益が急上昇するなど、安価で品質のいい洋服を販売するメーカーが盛り上がっています。しまむらで数百円で売られている女性モノの洋服をみると、こんなにデザインの凝っているものがこの値段で買えることに驚いてしまうのですが、利用者としては当たり前のことなのでしょう。下着や靴下などの目に見えない部分に関してはそのままでもいいと思いますが、他の人に見られる部分については、「あ、あれ、ユニクロだ」と思われることにほんの少しの抵抗感があるようです。

そこで、みんなと同じというものから脱却するために、安く購入した洋服に飾り付けをする「デコレーション」が流行しているといいます。ユニクロで安く買った商品に手を加えておしゃれにした洋服を共有するサイト「デコクロ部」はすでに1500人以上の会員がいるそうで、その人気を裏付けるものといえるでしょう。

◆安くて美味しければ男女は関係ない
一昔前、吉野家やラーメン屋に一人で入って食事をする女性のことを「オヤジギャル」などと呼んでいましたが、今ではすでに当たり前のことになっているといいます。価格破壊が進んでいる牛丼チェーン店に男子だけが入れるなんてもったいないのでこれは、すごく自然な流れだと思います。

ネットエイジア調べによると30歳から34歳までの女性を対象にひとりで入ったことがある場所の1位はカフェ(60%)、2位はファミレス(40%)、3位はラーメン店(30%)、4位は牛丼店(15%)となっています。まだまだラーメン店や牛丼店への敷居は高いのかもしれません。ただし、牛丼に関しては持ち帰りもできるのでそういったものを利用している女性を含めるともっともっと利用としては多いのではないかと考えています。

◆浮いたお金で自分を磨く
このようにして日常生活で支出を抑えた結果、貯まったお金の行き先として「自分への投資」が挙げられます。そのひとつが女性でいうと化粧品なのです。特に基礎化粧品は素肌をいつまでも若くいるためには必要なものであり、自分の肌にあったものを惜しまず使う必要があるのです。ポーラ文化研究所調べによると、基礎化粧品に毎月7500円以上使っている割合は女性全体で約12%、25歳から29歳にしぼると16%にも及ぶといいます。

その他、自分のスキルを向上させるためにセミナーに参加したり資格を取得したりする動きも活発で、こういったお金に対しては比較的出し惜しみせずに使う傾向があるようです。

今の消費者は、本当に必要なものという自分なりのフィルターにかけて、それを通過したものに対しては今まで通りお金をかける消費行動をしていると考えられます。自己啓発や化粧品の他に、旅行や趣味に対しても「自分が必要なんだ」と思えるものであればお金を出すのです。つまりそういった趣味を持っている人の割合がそのまま消費対象者になっていて、それ以外の人たちがたまたま消費することはあまりなくなってきているといえます。

デフレでものが売れないといわれて久しいですが、消費者の目が「これは本当に必要か?」という厳しい目で見ていることを受けて、それに応えることができるサービスを提供していかないといけない状況になっているのです。それは、消費者の立場から見ても嬉しい方向に向かっているのではないかと思います。

【参考】日本経済新聞 2010/04/30


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