あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 矢島健一


おんな城主直虎 第30回「潰されざる者」

2017年7月 30日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

とうとう今川の井伊家取りつぶしに向けた画策が始まります。まず初めに今川が目を付けたのが瀬戸方久。銭の犬と自他共に認める人物であるがゆえに、徳政令を発効しても領地を安堵することを認めることによって、彼を手元に引き寄せることができるだろうと今川は見たのでした。実際にもそのように流れます。

そんな方久の怪しい動きを察知したのは、政次と龍雲丸。政次自体も今川から命じられた目付であるにも関わらず最近自分に情報が入ってこないことに、自分の存在価値に疑問を感じていました。それでも表向きは今川からの命を忠実に井伊に伝えるという役柄を演じていきます。

この構図、完全に確立しましたね。悪役のように見られながら、実は直虎と同じ方向を向いていて、ともに協力しながら難局を乗り越えていこうとする姿に、安心感を持って見ることができるようになりました。そんな彼らが次回井伊家とりつぶしの危機に違った形で立ち向かっていくことになりそうです。それぞれの思いをしっかりと心に刻みながら楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県藤枝市
 - 清水寺

静岡県富士宮市
 - 富士山本宮浅間大社

おんな城主直虎 第27回「気賀を我が手に」

2017年7月 09日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

前回の最後の方久が進言したのは、気賀を直虎が治めてはどうかというもの。今回はその続きから始まります。その話をしている最中、中村屋を初めとする気賀の町衆が直虎の元を訪れ、治めて欲しいと願い出ます。それに対して直虎は回答を待って欲しいとし、政次に相談することになります。最近の回では以前のように嫌味のような雰囲気はなくなり、完全に直虎をサポートする言動をするようになった政次。なんか心境の変化でもあったのかわかりませんが、こうなると直虎も盤石の体制のようにみえます。

方久を中心に、なんだかつかみ所のなさそうな雰囲気の大沢氏、そして関口氏を懐柔し、最後に氏真だったのですが、武田義信が自害したという事件をきっかけにして完全に政治の世界に興味を無くしてしまった様子。これまで少なからず野望を燃やしていた様子ではありましたが、それも完全に潰えてしまったです。これによって今川家も本格的に滅亡の道を歩んでいくことになるのかもしれません。

結果的に、気賀を手に入れることに成功した直虎。にこやかに井伊家の先祖に報告する政次をこそっとみつめる和尚様はなにを感じたのでしょう。

今回、活き活きとしていたのはなんと言っても龍雲丸でしょう。自身の生い立ちを直虎に話し、自分が自由になににも縛られずに生きることを誓ったこと、それに対してそんな生き方を肯定する直虎の間に、さらに強力な絆が生まれたように見えます。

これによって、井伊家は少しずつ力を溜めていくことになるのでしょう。それが今後の乱世にどのように影響を及ぼしていくのか楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県浜松市
 - 堀川城

静岡県湖西市
 - 宇津山城

篤姫 第27回「徳川の妻」

2008年7月 06日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 1 Comment →

今まで長きにわたり、幾島や斉彬からの強い要望であった次期将軍を慶喜にする話は、今回ようやく決着に至ります。

なかなか話が進展しない斉彬は、大老を井伊直弼ではなく松平慶永にすることによって、周囲から慶福にしようと画策するのですが、家定は家族を守るという強い信念をもち、篤姫を後世でも困らせることのないようにと考えていました。

そういう意味では、有力な大名によって政治を司という松平慶永の考え方は、徳川将軍家を一大名に落としてしまうので、家定としてもNGになるんですよね。

そのことに、篤姫は改めて将軍家の妻としてそれを支持することになります。これでようやく、徳川家に心もなれたんですね。薩摩のことなど今まで自分の立場を考えていた篤姫も本来の「徳川家の妻」としての立場をようやく理解したことによって、様々なことが動き出すことになります。

それにしても、本当に篤姫はすごいですね。表の舞台に飛び出し、直々に将軍に進言したり、これからは慶福と共に将軍家をもり立ててほしいと言われたり。分析力、包容力、そしてなによりも底抜けのポジティブな精神で周りをプラスの方向に持って行く力があるんだと改めて感じました。

その一方で、老中の堀田正睦の力不足がかなり露呈してきましたね。阿部が生きていたらどうなっていたかと思いますが、歴史の世界にタラレバは禁物ですね。

次回は、とうとう中盤の山場がやってきます。大きな歴史の転換点になり、周囲の人々はどのように困難に乗り越えていくのか、楽しみでもあり不安でもあります。


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