あしたまにあーな

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天地人 第15回「御館落城」

2009年4月 12日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

長く続いた御館の乱も景勝の圧勝という形で終焉を迎えることになります。最後の戦い自体は非常にあっけなく終わったような感じがするのですが、この戦いだけで物語を3回も使ったことからも、謙信亡き後の状況がいかに大切であったかがわかります。

景勝にとっては、今回の御館の乱は戦況以上に、母と妹を敵に回すという心中穏やかでない状況に置かれる厳しい戦いとなったと思います。母である仙桃院は助かったのですが、妹の華姫は夫である景虎とともに自害する道を選びます。この選択はある意味戦国の世の中にあって当たり前なんですよね。政略結婚によって同様の状況になってしまった場合、いくら親族である人たちが敵になったとしても、嫁いだ先の夫とともに生きるのはこの世の中の定めなのかもしれません。

もうひとつ残念なのが景虎の周りには忠誠を誓って奮闘する武将が少なかった様に思えます。最後まで側近にいた家臣も北条に帰ると言い残して不敵な笑いを浮かべながら去っていくし、この男のおかげでなんかめちゃくちゃにされてしまったような気さえしてきます。運もなかったのが残念ですね。道満丸が無事に春日山に到着していればまた違った道もあったんでしょうが。

これで相武紗季と玉山鉄二という2大スターを見ることができなくなるのはなんだか寂しい気がしてなりません。この2人に代わり次に登場するのは家康役の松方弘樹です。視聴率的に下がらなければいいのですが、そこは松方弘樹の名演技に期待することにしたいと思います。

今回最も活躍したのは、やはりお船でしょう。身をもってこの事態を打開しようと自ら御館に向かって仙桃院に訴えかけます。結果的には道満丸の暗殺によって総攻めになってしまうのですが、最後に兼続によって景虎に義理がとおされる結果となりました。女性ってやっぱり強いですね。

□■天地人紀行■□
新潟県妙高市
・妙高山
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・曲輪跡
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天地人 第11回「御館(おたて)の乱」

2009年3月 15日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 1 Comment →

今回の出来事について、その責任は上杉謙信にあったのではないかと思えてきます。昔から自分の息子として2人を同じように側に置いておけば、当然自分が亡くなった後どちらも後継者になるものと信じて疑わないでしょう。しかも今回ドラマを見る限り明確にどちらという風に後継者を指名していないことから、ある意味起こるべきして起こった乱であるといえると思います。

春日山城本丸をおさえられた景虎は、景勝に対して戦うことをとうとう決心することになるのですが、それにしても景虎の背後にいる家臣はなぜみんな強面なひとばかりなのでしょうか。特に北条から来たという家臣の一人は明らかに悪党です。水戸黄門では越後屋として出てきそうな勢いです。

すでに戻ることができない状況になっているのですが、最後までこの戦いを諦めなかったのが仙桃院でした。仙桃院の気持ちを兼続に伝えに来たお船は、「自分も同じ立場なら同じことをした」と慰めつつ、「そなたが鬼になるなら、私は夜叉になろう」といい、さらに「そなたには私がついておる」とまでおっしゃって、ラブラブな雰囲気を醸し出します。この場面をたまたま見ていた信綱は、「わしは気にはしておらん」というのですが、明らかに気にしてますよね。熱血教師はここではなりを潜めているようです。

一度山を下りた景虎の選択は、ここまででは正解だと思います。籠城に持ち込めば、山の方が不利に決まっています。この状態で景勝がどのように突破していくのか来週に期待しましょう。

□■天地人紀行■□
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天地人 第6回「いざ、初陣」

2009年2月 08日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

世の中は圧倒的に織田信長の世界になりつつありました。前回からいうと織田信長と上杉謙信は根本的に考え方が違うんですよね。天下を統一するためには鬼にでもなるという決意で自分に背くものを徹底的に打ち破っていくという現代でそれをやったらやばそうな織田信長と、義を重んじる日本人として昔からある考え方に基づいて闘う上杉謙信。

義を重んじるからこそ、兵力の差があったとしても戦いを挑むのです。その織田信長へとうとう戦いを挑んだ上杉謙信。その戦と共に初陣を果たしたのが兼続でした。意気揚々と戦いにでたものの、いざ戦では人をあやめることができません。命乞いをする敵に対して情けを感じてしまったんでしょう。

ある意味、それは義に適っていて、戦だからといってむやみに人をあやめるような人になって欲しくないという母の思いに合っているのですが、時は戦国の世の中です。周囲がそのような状況になってしまっているときに、自分だけ敵を切ることができないと情けない奴で弱虫扱いされた上に、その上の親方までもバカにされてしまう世界なのです。今回、景虎の家臣にバカにされている兼続をみて、こっちまで胸が苦しくなってきました。思わず手が出てしまう気持ちも分かるような気がします。

でも、それはやってはいけないこと。兼続は謙信に「心が迷っている。故郷・上田庄で己を見つめなおせ」を命じられ、陣中から去るのでした。さぞかし無念だったと思います。この経験が次にどのように活かされていくのかをしっかりと見守っていきたいですね。

そしてもう一つ気になったのが、今回も登場した初音。長澤まさみが演じているのですが、本当に戦国時代にこのような格好をした人はいたのかがわからない、まるで由美かおるのお銀のようなキャラクター。予言の能力をもっていると南魚沼市観光協会のWebページにも書かれているので、実在した人物のようですが、恐ろしい存在になりそうです。

どん底に落ちてしまった兼続の復活に期待しましょう。

□■天地人紀行■□
新潟県南魚沼市
・追分の碑
・樺沢城
・上田衆屋敷跡
・越後上布

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