あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



3日坊主にならないためのコツ

2011年4月 23日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

「新年」と名が付く季節に、人々は新たな目標を掲げます。例えば、1月。新年にお参りに行くと必ず一年の願いを伝え自分も「こんな自分になる」と心に誓うことが必ず1つはあることでしょう。そしてもう一つの新年は4月の新年度。学年が上がったり新しい生活が始まるときに、自分への目標を掲げます。例えば、大学で新年度にやる気がありあまって多くの一般教養科目をとるのですが、大体5月のゴールデンウィークを越えた当たりから、このやる気が急速にしぼんできて、どうしてこんなに取ってしまったのだろうと後悔する人もいるのではないでしょうか。

ゴールデンウィークまで続けばいいのですが、文字通り三日坊主となってしまう悲惨な状況もあります。一度決めたことを続けるための方法というものが求められる今、その方法を青木仁志さんの著書である「一生続ける技術」からみていきたいと思います。

◆「完璧主義」は継続の敵
新しい目標を立てたばかりの時というのは、ついつい決めたことを完璧にこなそうと思いがちです。短期的な目標ならばそれでもいいですが、長期的な訓練や努力を要する目標の場合、その完璧主義は重荷になってしまいます。その結果、その重荷が自分へのストレスとなって逃れたくなってしまい、続かなくなってしまうのです。あまり日々の取り組みに対して厳格になりすぎず、その日やろうと思ったことが達成できなくても引きずらないように心がけましょう。

◆毎朝その日のスケジュールを確認する
一日の始まりである朝に、その日のスケジュールを確認することで、目標達成に効果的な行動計画が磨かれます。例えば「英語を習得したい」という目標があるなら、毎日スケジュール作りで試行錯誤しているうちに、最も集中できて効率的な学習時間帯がわかってくるはずですし、毎日の中の無駄な時間を洗い出すこともできます。

◆自己正当化をしない
「言い訳」「自己正当化」「無責任」が三日坊主になったり、挫折したりする原因です。例えばキャリアアップのための学習なら、ついさぼってしまっても誰にも迷惑がかかりません。自分を監視する人間は自分しかいないのです。だから、さぼった言い訳や、さぼったことに対する自己正当化はいくらでもできます。毎日やると決めていたことができなかった日があったとしても、自分への言い訳を考えるのではなく、事実を受け止めて、またやり直せばいいのです。

以上のことは、決して自分へ甘く生きるということではありません。できない日が続くと次第にその目標自体が忘れ去られていってしまいます。それを防止するためには、どうしてその目標を立てたのか、それを実現すると自分にとってどんなにうれしいことがあるのかを手帳などに書いておくといいと思います。そして目の届く場所でそれを定期的に眺めることによって、初心を思い出すことができると思います。せっかく志を高くもってたてた目標なのですから、振り返りの際に実現できたらいいですね。

【参考】新刊JP http://www.sinkan.jp/news/index_1894.html?top_menu4

一生続ける技術 一生続ける技術
(2011/03/01)
青木仁志

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自分の意志できりひらくストーリー

2011年1月 25日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

自分が尊敬する人の一人にレバレッジコンサルティングの本田直之さんがいます。彼は数多くの著書を残していますが、どれも実際に自分の考えとして取り入れやすいものばかりであり、実践することが比較的容易になっています。

というのも、彼の基本的な考え方は「答えは自分の中にある」ということだからです。人のせいにしたり他人に依存していたのではいつまでも自分がなりたいようになることなどできません。自分の考え方を変え、常にプラス思考で居続けよりよい自分になりためにどうしたらいいかを考えることが、すべての近道なのです。

そんな本田直之さんが週刊東洋経済(2011/1/8)にて、人生戦略を描くための5つのポイントを挙げています。非常にポイントをついていると思うので以下にそのまま引用したいと思います。

◆人生戦略を描くための5つのポイント◆
1. 「どんな人間になりたいか」が難しければ「どんな人間になりたくないか」から戦略を組み立てる。

2. 10年、3年、1年の3単位で人生戦略を立て、環境変化に合わせて常に修正する

3. 人生戦略は「仕事」「私生活」「自己管理」「人脈」「資産管理」の5分野に分ける。

4. 壁に当たったら「世の中にはもっと大変な人がいる」と考える。失敗も前向きに受け止める。

5. 上司などのアドバイスを無批判に聞き入れるのは危険。年長者が描くストーリーは常に古く、今は成り立っていない。

その時々の状況に流されるのはすごく楽なことです。しかしそれでは流されてどこに向かっていくのか、漂流してしまうかの答えは出てきません。時代の流れが速い今、漠然とでもいいので自分がどのゴールに向かいたいのかを思い描きながら、目の前の出来事に精一杯取り組むことが大切であると改めて感じます。

言い古されていることなのかもしれませんが、実践することこそ最大の壁なのです。それを乗り越えることができ、自分の基本的なコアとなる考えに昇華させたとき自分はもう一つ上のレベルに上がることができるのだと思います。

【参考】週刊東洋経済 2011/01/08

レバレッジ・オーガナイザー ─自分にレバレッジをかけ、無限大の成果を生み出す実践手帳─ レバレッジ・オーガナイザー ─自分にレバレッジをかけ、無限大の成果を生み出す実践手帳─
(2008/03/28)
本田 直之

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一皮むけた先にある新しい自分

2010年7月 07日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

2010年7月6日の日本経済新聞のとあるコラムで、洋画家の入江観さんが次のように語っています。

「ひと皮剥いだところに何が見えるかは予想もつかない。しかし、自分が続けて来た仕事というのは、実は、自分も知らない自分に出会うための旅だったのではないか」

この言葉は、自分の中に眠っていた密かな不安を払拭してくれるものとなりました。人生において自分がなりたいもの、理想は明確に持っておくべき。それがキャリアビジョンとして多くのビジネス啓発書では書かれています。

一体どのくらいの人が自分の中に明確に未来の自分を持っているのでしょうか。未来の自分は持っていないといけないものにも関わらず、自分には明確にそのようなものを描くことができずにいました。

しかし、自分が今やっている仕事や趣味に対して一生懸命取り組んで、ぶち当たる壁は必ずあります。それを乗り越えることによって成長することができるのですが、どのように成長するのかは、そのときになってみないとわからないのです。

そんな新しい自分を発見することができることは、実は素敵なことなんじゃないかと考えられる言葉だと思います。そのために、まずは日々の仕事や生活に一生懸命に取り組むことが大切なのだと改めて感じるきっかけとなりました。

【参考】日本経済新聞 2010/07/06