あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



ご存じですか?牛乳パックにある「へこみ」

2010年4月 04日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

「見えている」と「見ている」では大きな違いがある。そのことを理解できたのは小宮一慶さんの発見力養成講座という本でした。セブンイレブンの最後のnが小文字であることや自動改札機には下の方に小さく番号が振られていることなど普段見えているものを自分が知っている事として認知してないことがわかるすばらしい本です。

そして最近、新たに見えていたにも関わらず見ていなかったものを発見しました。それが牛乳パックです。おそらくすべての人が見ているものなのですが、牛乳パックの上部に1ヶ所だけ浅いくぼみがあるのをご存じでしょうか。

これは「切欠き」というもので、目の不自由な方にそれが牛乳であるとすぐに分かるようにつけられたもので、平成13年9月のJAS法改正を契機につけられているというのですから、すでに7年以上も経過することになります。障害者団体等からの陽性や食品パッケージのバリアフリーという観点から取り付けられたといいます。

「切欠き」が1ヵ所つけることで牛乳と判断できるようになっていて、その切欠きの数は1個だけ、位置は開け口の反対側と定められています。また、切欠きをつけられるのは、生乳100%で種類別「牛乳」と書かれているもののみで、乳飲料などにはこれがついていません。

当たり前のものであっても、それを使う人のことを考え細部にわたって様々な取り組みが行なわれているのです。これを機に、身の回りのものを観察すると気がつかなかったものを発見することができるかもしれません。

【参考】全国乳業協同組合連合会
http://jf-milk.lin.gr.jp/chishiki/index.html

一貫生産!有機栽培の飼料を食べて育った牛の新鮮牛乳使用!安全でさっぱりスッキリした味!

小宮一慶の”社長力”養成講座

2009年11月 14日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

慶應丸の内シティキャンパス定例講演会「夕学五十講」は、毎回時代の最先端を行くプロフェッショナルな講師を迎え多くのことを学ぶことができる社会人にとって非常に便利な講演会です。自分も何度も受講し、その度にほんの少しだけ物事が分かるような、そんな感じになることができます。今回の講師は経営コンサルタントであり現在様々な書籍でベストセラーを頻出している小宮一慶さんです。前々からこの人が講演会に登場してくれることを切望していました。小宮さんの書籍を読んでいただければ分かると思いますが、とにかく目から鱗のような新しい発見を次々にすることができ、それを平易な文章で示してくれているので理解も早くなるのです。そんな小宮さんの講演について紹介したいと思います。

◆正しい努力を積み重ねる
勉強をよくする人でもその効果をうまく出せないことがあります。それはその勉強方法が正しくないからです。「正しい努力」、そしてそれを「積み重ねる」というふたつのキーワードが揃って始めて成果を出すことができるのです。一つの例として経営を勉強したい人が経営学を学んでいても成果が出ないということがあります。

経営と経営学は違うのです。経営学とは過去の事例を分析してその要因を学ぶことですが、経営は過去ではなく、今意思決定をして未来に向けて働きかけるものです。経営するのに、経営学は使えるときもあれば使えないときもあるのです。過去と未来は異なるのですから、当たり前ですよね。そういう意味で経営を学ぶためには、経済学と心理学を勉強すべきだと小宮さんは語ります。心理学を学ぶことによって人の気持ちが分かるようになるのです。

◆毎朝新聞を読もう
これは、小宮さんの本にはよく出てくるのですが、新聞を毎朝読むことによって中長期的な動向を知ることができます。そうすると、今の状況がどの位置にいるのか大局的に判断することができるのです。新聞は面白い記事がたくさんある裏面からではなく1面から読むことを勧めています。自分もこれは実践しています。

◆関心を持てばものが見えてくる
『「発見力」養成講座』で出てくる話ですが、セブンイレブンのロゴの最後は小文字になっている「n」なのを知っているか、という問いかけから始まり、関心を持つようになれば物事は見えてくるのです。そうやって関心の範囲を広げていくのですが、それだけではなだめで、なぜそうなんだろうと仮説を自分なりに立ててみることまでして完成の領域に入ります。

◆いい会社の見分け方
就職セミナーでの講演会で小宮さんは、就職活動中の学生にいい会社の3つの見分け方を説明したそうです。学生がその会社の社員に3つの質問をするだけでその会社の善し悪しが分かるというのです。以下その3つの質問を示します。
1.御社の一番の大きな取引先はどこですか?
 →この答えに、社員は取引先を「さん」づけにしているか。
2.御社のビジョンは何ですか?
 →何らか答えることができるか。
3.ルンルン気分で会社に来ていますか?
 →Yesと答えられるか。
いい仕事をすることによって、周囲から喜ばれ感謝されます。その結果として給料や地位も上がるのです。この順番が逆になってしまうと会社はつまらなくなってしまうといいます。いい仕事をすることを目的にしようと小宮さんは言います。

◆リーダーとして大切なこと
リーダーは時に部下を叱ることも大切です。言ったらかわいそうというのは甘えでしかないのです。相手を叱るということは勇気とエネルギーを必要とします。この勇気とエネルギーを得るためには、自分の中に確固とした信念を持つ必要があるのです。信念を持つトレーニングとしては論語などのように長く語られてきた本を読んだり、松下幸之助さんや稲森和夫さんなどの天才経営者の言葉を学ぶといいとアドバイスしています。

全体を通して小宮さんは「お客様志向」の大切さを何度も繰り返します。頭で自分の中で独りよがりになるのではなく実際にお客様の声を聞くという謙虚さを忘れないこと、そして自分の土台を作るために色々と勉強してみることです。そうして自分が積み重ねた経験をもとに語る内容は相手に必ず伝わるのです。

また、仕事は常に相手に喜んでもらえるように考えながら一生懸命に頑張ってみる姿勢が大切であり、そうやって相手のために尽くすことによって、「いい仕事」になるのです。いい仕事はプラス思考の考えをもたらし、結果もおのずとついてくるようになるという相乗効果を生むことができることを学びました。世の中を知り自分を高め、喜ばれる仕事ができるようになりたいと強く感じた大変有意義な1日となりました。


どんな時代もサバイバルする社長力養成講座

ビジネスマンのための「発見力」養成講座

2008年4月 14日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

・セブンイレブンのロゴで、最後の文字だけが小文字の「n」なの知ってましたか?
・新幹線の切符で乗車券と特急券はJR東日本とJR東海で違うの知ってましたか?

まずは衝撃的な質問から入りましたが、いつも見えているものでも実は全然見てなかったりすることが多くあります。人は視界に入っていても不必要な情報は脳に入ってきません。でも、その不必要としているのは自分本位の勝手な判断によるもので実はそこにこそ本質が隠されているというのです。思いこみという自分勝手な判断は、時に間違った方向へと導かれてしまいます。

では、それを防ぐために様々な思いこみを捨てて、発見する力を養うためにはどうしたらいいでしょうか?著者はそれに対して、「関心を持つこと」だといいます。上に書いたことを一度知るとおそらく人はロゴを見るようになるでしょう。今まで見えていなかったものが見えてくるのです。

関心を持つようにするには、練習が必要となります。

1.道具をもつ
トリガとなる道具を多く知識として用意する。例えば、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント)によるビジネスの分類手法、マズローの欲求のビラミッドなど。

2.新聞を読む
できれば、1面から読んでいく。これにより強制的に関心の幅を広げることができる。また経済統計などで関連する仮説を立ててみながら想像する練習をする。

3.ふつうのものをたくさん見る
普通のものをたくさん見ることによって、普通じゃないものと比較することができる。

4.問題解決を徹底する
問題解決を徹底的にやることによって、問題発見能力は高まる。

5.関心の幅を広げる・奥行きを深める
関心のない本や雑誌も読む。

このように、色々なことに関心を持つことによって、今まで見えてなかった様々なものが見えてくるようになると言っています。始めは物事を分解してみるのがいいそうです。例えば、最近の若い女性のファッショントレンドをチェックするという漠然としたものではなく、若い女性の服の色のトレンドは黒がトレンドと言われているけど本当かどうか数えてみる、等。

取りかかりは色々ありそうですが、まずは新聞を色々読んでみるところから始めたいと思います。まだこの本の評価は出せませんが、自分の中で発見力が高まったと思ったら、改めていい評価をしたいと思います。

ビジネスマンのための「発見力」養成講座
(2007/09/13)
小宮 一慶

商品詳細を見る