あしたまにあーな

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西郷どん 第30回「怪人 岩倉具視」

2018年8月 12日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

今回はなんと言っても岩倉具視オンステージでしょう。笑福亭鶴瓶さんが演じる岩倉具視はこれまでのイメージを完全に覆すいい意味でのおじさんでした。かつては和宮と将軍徳川家茂の縁談を見事にまとめあげたというその手腕は完全に見る影もなく、蟄居生活が続いていました。

その岩倉に対して切り込んでいったのが吉之助でした。本音がどこにあるのか謎なところも多い言動を繰り返す岩倉に対して、丁半ばくちの代償で御庭番として働くことで返済していた吉之助は、岩倉の家の中で自分のめざす日本の姿と完全にかぶるような思想を持っており、まだ表舞台にのぼる野望を持っていることを知ります。

その吉之助とは対照的に一蔵は、金銭的に返済を行い薩摩と岩倉の関係を終わらせようとしていました。ちょうどその時、吉之助は薩摩藩士と岩倉具視の子供を引き連れてその知識を教えて欲しいとやってきます。

一蔵と吉之助は、最後に無言で頷きあっている様子を見て取ることが出来ますが、完全に狙ってこのような動きをしているのだとしたら驚きです。途中まで一蔵は吉之助がやってきたときも驚きをみせていただけに、この2人の関係と、演出として2人をどのように見せていきたいのかが分かりづらい場面だったなと思います。

さて次回は、吉之助、龍馬、桂といった役者が徐々に揃ってきて、なじみ深い幕末の世の中が繰り広げられていきそうなので、楽しみにしたいと思います。

■紀行■
・京都府京都市
 岩倉具視幽棲(ゆうせい)旧宅
 地下鉄烏丸線「国際会館」からバス「岩倉実相院」下車 徒歩3分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

西郷どん 第27回「禁門の変」

2018年7月 22日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

前回までで慶喜の言動が怪しくなっていることを吉之助は不安に思っていたのですが、今回はその不安が一気に噴き出す形となります。きっかけは長州でした。長州は御所に火を放ち天皇を連れ出す計画が慶喜を初め朝廷側にばれてしまい、その直前まで桂小五郎が一生懸命調整したことが全て水の泡になってしまいます。

長州藩士は池田屋で新撰組によって襲撃されてしまいますが、この場には桂は不在。彼が今後どのように長州藩の立て直しを図っていくのか楽しみです。

さらに長州には逆風が。それが禁門の変でした。薩摩の兵によって長州力さん演じる来島又兵衛が討ち取られて戦意を喪失していたにもかかわらず、会津兵が長州に追い打ちをかけたことによって、京都の町は焼け野原になっていきます。この辺りの表現は八重の桜的に見たらまた違ったのだと思いますが、今回はあくまで薩摩目線です。

「人斬り半次郎」と呼ばれる中村半次郎を初め、吉之助のまわりには過去に縁があって再び結びつく人と人のつながりが描かれていますが、今後その人同士の関係がどのように吉之助を介して繋がっていくのか期待したいと思います。

■紀行■
・京都府京都市
 天龍寺塔頭 弘源寺
 JR「嵯峨嵐山」下車 徒歩10分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

八重の桜 第49回「再び戦を学ばず」

2013年12月 09日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

残すところあと2回となった今回のお話は、再び会津の皆様の登場により盛り上がりを見せます。まず覚馬のもとにやって来たのは山川健次郎でした。浩が尚之助が記した会津戦記をなんとかして仕上げなくてはならないということで、京都での出来事を覚馬から色々と聞こうと思ってやって来たのですが、実際には覚馬が薩長の人々の肩を持つような発言をしたことによって、激しく罵ります。

この時の覚馬は本当に正論で、戦というものはどちらか一方だけが正しいのではなく、敵も味方もそれぞれ自分たちは正しいことをしているという思いがあり、幸せな未来を作るために頑張っている多面性があるということを示しています。しかし、後に覚馬はそれでも戦争が始まってしまいそうな状況に自分が学問を通して戦をなくすという思いが無駄になったのかと嘆くのでした。

この覚馬の思いは、本当に現代においても言えることで、人々が学び賢くなることによって戦争をなくすことができているかというと必ずしもそうではありません。エゴイズムやイデオロギーが渦巻く中で、人々の心の奥底には、戦への思いが眠っているのかもしれません。それを知によって自制する力が、今の時代にも求められているのではないでしょうか。そんなことを考えさせられる場面となりました。

覚馬の最期は、新島襄よりもあっさりしていたのがなんだか残念でなりません。最後の方はなんとなく早足になって物語が進んでいるように見えるのですが、この辺りこそ八重が生き抜いた時代の結末なのですから、もう少し時間を割いても良かったのではないかと思います。

さて、次回は最終回。日清戦争に赤十字のメンバーとして看護に当たることになる八重。そして、今回容保が出した会津が逆賊ではないことを示す孝明天皇の書の行方、など最後の最後でどのように結末を迎えるのか、楽しみにしたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 山本覚馬之墓