あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



牛丼屋さんで声を発しなければならない苦痛とは

2012年1月 22日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

先日、とあるサイトで「牛丼屋でごちそうさまという言葉を発しなければならないので、吉野家は敷居が高い」と話す人がいて、それに対して共感する人が数多くいることに驚きを覚えました。

ご存じの通り、吉野家は他の牛丼屋では当たり前のように存在する券売機というものがなく、対面で注文をして料金を手渡しする形を取り続けています。それは、経済的に費用対効果の面で対面販売をしているという側面もあると思いますが、それ以上にお客様とのコミュニケーションをとることに重きを置くことがあるといわれています。

その吉野家の思いに対して、お客様は親近感を覚え「牛丼を食べるなら吉野家に行った方が安心する」という人がいる一方で、他人と会話をしなければならないというハードルを感じてしまう人もいて、そういった人たちは、吉野家よりも松屋やなか卯、すき家の方がはるかに安心するといいます。

コミュニケーションをとるのが不得意で億劫だと感じている人のことをネット上で「コミュ障」と呼んだりしますが、そういう人たちによると、ごちそうさまと声を出すことがつらいのではなく、声をかけたときに無反応であったときの雰囲気の方がよっぽどつらいそうです。お店の人も決して悪気があって無反応でいるのではなく、お客様の声が小さかったり、店内が混んでいて騒がしかったりすることによって反応できなかったという場合もあるでしょう。

外食の際に、「ごちそうさま」という言葉をどのくらい言っているか、家庭では当たり前のように言っているこの言葉が外食時になると頻度が下がるのではないでしょうか。一様に言うべきかどうか、それはすごく難しいですし、どちらかにすべきだとすることはできません。

ただし、場所によってそのごちそうさまという言葉は、店員にとって次の行動の起点となります。先ほど登場した牛丼屋では、使用済みのお皿を下げるきっかけになりますし、吉野家ではお会計のきっかけとなります。

また、お会計の時に一言、「ごちそうさま、おいしかったです」ということができれば、店員も嬉しいでしょうし、そこから次回に何かがつながるかもしれません。面と向かって無言で居続けるのは双方に気まずい雰囲気を残してしまいます。誰かに聞いてもらえない状況下でも、気持ちよく「ごちそうさま」と言い、それができた自分をほめてあげてはいかがでしょうか。

【参考】web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20120120-00022584-r25

今日もごちそうさまでした 今日もごちそうさまでした
(2011/08/25)
角田 光代

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牛丼が消える日? ?バーチャルウォーターと食糧危機?

2008年8月 24日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

いま、家庭の献立や外食で大人気の牛丼が食べられなくなる危機に陥っていることをご存じでしょうか。そこには、目に見ることのできない水の存在がありました。

牛丼を1杯作るのに、肉の重さ×2万倍の水が必要なんです。通常サイズの牛丼に含まれる牛肉の量は約70g程度であることから、1杯で1400リットルもの水が必要な計算になります。

この原因は、牛のえさとして使う穀物にたどり着きます。農畜産物を輸出入するということは、その生産に必要だった水も輸出入していると考えられます。そのようにして輸出入されていると想定できる水のことをバーチャルウォーターと呼びます。

日本で食べている牛肉のほとんどを輸出しているアメリカの牧場では、現在穀物の高騰により厳しい経営状況にあります。その原因は、穀物をバイオエタノールとして利用しようとする国家政策による、価値の向上が挙げられます。それでも、牧場経営者はなんとかやりくりしてこれました。

しかし、もっと大きな問題が彼らを襲っているのです。それが水の問題です。上述した様に穀物を作るときには多くの水を必要とします。その水が枯れて、穀物が作れなくなってしまうかもしれない状況にあります。

穀物の巨大産地であるアメリカ中西部で広く行われている農法が、センターピポッド農法と呼ばれる巨大な円状に作る方法があるのですが、これによって大量生産が可能となりました。

そもそもアメリカ中西部は乾燥地帯にも関わらず、水はどこから調達するのでしょうか。それは地下に広がるオガララ帯水層と呼ばれる地下水層で、ここには4兆トンもの水が蓄えられていると言われています。

この氷河期からため込まれてきた水が、ここ数十年の耕作でどんどんなくなってきているのです。この地下水だけが耕作のたよりなんですが、去年よりも確実に水位が低くなってきているのです。

水不足に陥っているのは地下水だけではありません。

ラスベガスの水を守るミード湖。ここではどんどん水位が減ってきていて、枯渇の危機を迎えています。そこで水浪費捜査官という仕事まで登場し、付近の水の使用量が一目で分るシステムを導入して監視を行い、必要に応じて水の使いすぎによる罰金を取っているのです。

ラスベガスという町に住む以上、水を以下に大切に使うかを常に考えていかなければならないということが共通認識として、理解され始めています。

日本が輸入しているバーチャルウォーターの総量は1年間で600億トン以上といわれています。人類にとって必要で、ラスベガスの様に頑張って水を節約しようとしている水を日本でも目に見えない形で大量に輸入しているのです。

福岡市では、海の水を淡水化する施策が進められています。海水淡水化センターでは海水を筒に入れて、逆浸透膜によって、最近やウィルスを除去することによって、1日5万トンの海水を淡水化しています。日本でもこのように水を改めて創出しようとする活動が本格化してきています。この技術がコスト的に下がってきたとき、世界的に大きな貢献ができると思います。

普段何気なく使っている水

水は無限にあるものだと思っていたものが今、崩壊しています。自分たちは水の使い方を改めて見つめ直してみる必要があると思います。

【参考】素敵な宇宙船地球号 8月24日放送


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