あしたまにあーな

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友人の幸せを祈る桜花の候 in 如水会館

2010年3月 28日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

桜の花も咲き始め、時折ふく寒風に凍えながらも暖かな太陽に支えられ元気に咲き乱れようとしています。そんな休みの1日、かれこれ10年来になる友人の結婚披露宴が東京・千代田区にある如水会館で行なわれました。

会場の如水会館は、70年以上の歴史を持っていて館内に入るとその荘厳で重厚感のある内装に圧倒されます。参加する立場としては何となく背筋をピンとんしないと行けないような雰囲気さえ漂ってくるのが不思議なところ。

控え室で待っているとまもなくチャペルへと案内されます。チャペルから窓の外を見ると、そこは東京のど真ん中とは思えないような緑が溢れています。後に知ることになるのですが、この如水会館のすぐ近くには皇居があり、緑に囲まれた東京でも数少ない場所といえます。そんなチャペルで2人の門出となる挙式が行なわれます。いつになく緊張している新郎と、笑顔の新婦を見ていると自分たちが挙げた挙式のことが昨日のことのように思い浮かびます。

披露宴は、かなりの規模となり3時間半にもわたって行なわれました。オーソドックスで安心感のあるプログラムで、終始リラックスしながら二人を祝福することができたと思います。参加者は何回も披露宴に出席しますが、彼らにとっては一生に一度のこと。なので、彼らの思い出の1ページとなるように見守ってあげられたらと感じます。食事も美味しく、新郎新婦ともに美男美女なので、絵になるなという印象と共に、二人を支えてきた人がこんなにもいることに嬉しくなります。

3時間半というと長いイメージがありますが、逆にそこまでじっくりと披露宴を行える会場というのも珍しいのではないでしょうか。従業員の給仕もてきぱきとしていて手際が良く、かなりの好印象を持てます。さらにこの会場のいいところは二次会も同じ如水会館でできて格安であること。今回は3000円という値段に驚いたくらいです。

準備に長い時間を掛けてきたのですが、当日はおそらく本人たちにとってあっという間の1日だったと思います。ここから本当の二人の生活が始まります。色々な苦労があるとは思いますが、お互いに助け合って仲のいい夫婦になっていって欲しいと強く思います。

「サクラサク」の起源

2010年3月 23日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

大学の合格発表によく利用される「サクラサク」という言葉。これは昭和31年に早稲田大学で使われた電報をきっかけにして全国に広がっていったと言われています。

始めは、合格の際に「サクラサク」、不合格の際に「サクラチル」を使用していて多くの大学がこれをそのまま利用しています。それが徐々に広がるにつれてその地域独特の言い回しになって独特の大学の風を合格電報に吹き込んでいったのです。以下にその大学毎の言い回しを紹介したいと思います。

北海道大学 エルムハマネク(エルムは招く)
東北大学 アオバモユル(青葉燃ゆる)
秋田大学 ナマハゲカンゲイスル(なまはげ歓迎する)
お茶の水女子大学 オチヤカオル(お茶薫る)
静岡大学 フジサンチョウセイフクス(富士山頂征服す)
金沢大学 ケンロクエンサクラサク(兼六園桜咲く)
福井大学 アスワヤマニハナガサク(足羽山に花が咲く)
三重大学 イセエビタイリョウ(伊勢エビ大量)
高知大学 クジラガツレタ(鯨が釣れた)
鹿児島大学 ホクシンカガヤク(北辰輝く)

始めにサクラという花を考えた人の描写はさすがとしか言いようがありません。桜は日本人にとって心の花。長く寒い冬の時代を乗り越え、暖かくなってようやく満開の花を咲かせる姿に合格という喜びを重ねたのでしょう。そういう意味では全国に広がる言葉も同じような喜びを感じることができます。秋田県のなまはげについては、泣いてしまうひともいるかもしれませんが。

時を超えて、電報からメールの時代へと代わっても、日本人であれば誰でも「サクラサク」嬉しさに心惹かれるものがあるのは代わりがありません。

花見の季節となりました。開花宣言が様々なところでされて、本格的な春がやってきます。桜が咲いた人もやがては桜は散りゆきます。桜が散った人はまたそこから桜は咲くのです。それぞれの思いを胸に、新しい季節が始まりを迎えようとしています。

【参考】
・知泉wiki http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%B9%E7%B3%CA%C5%C5%CA%F3

サクラサク(初回限定生産:フォトブックレット付)

桜の開花予想を競う理由

2010年3月 07日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

毎年この時期になると話題になるのが桜前線の北上に伴う桜の開花予想時期ではないでしょうか。この予想が発表されるようになると本格的に春を迎えたようななんだか嬉しい気持ちになります。この桜の開花予想はこれまで気象庁、ウェザーニュース社、日本気象協会が公表し、それぞれ微妙に予想が違いながらも競ってきました。ところが2010年から気象庁は民間の予想が安定してきたとして桜の開花予想の発表をやめ、新たに参入したウェザーマップを含め民間の3つに任せることになったのです。

ウェザーマップの桜開花予想の方法は気象庁が長く観察し過去のデータもたくさんある約60ヶ所の桜の標本を利用して開花、満開の日を予測しています。日本気象協会は、同様に約90ヶ所の標本を利用していています。ウェザーニュースは東京・上野公園を含む全国約660の桜の名所でつぼみの状態などを調べて開花、五分咲き、満開、桜吹雪を予想しています。

ここまで民間が桜の開花予想について競い合っているのはなぜでしょうか。思いつくのは花見を企画する旅行会社にそのデータを売るためではないかということdすが、大手の旅行会社では半年も前から旅行計画を決定するため、このようにピンポイントのデータは活用できないとのこと。つまり桜の開花予想データ自体が直接売れる訳ではないのです。

では、桜の開花予想をしている理由は何なのか謎は深まりますが、ウェザーマップの方によると、農業からの受注増が目的だそうです。桜前線の予想はリンゴの開花予測などに利用できる可能性があったり、日照時間や降水量などの予報が農業関係者を相手にしたビジネスになるといいます。また桜開花予想の精度を上げることによって技術の高さを外部に示す絶好の機会とあってしのぎをけずっているのです。

このような気象予報ビジネスは300億円ともいわれ、今後も様々な側面で拡大する可能性を秘めています。天候や気象状況によって売り上げや施策が大きく異なってくるので、予報を利用する側としてもその精度が高いところから情報を入手したいと思うでしょう。そんな思惑が桜開花予報にはあったのです。

自分たちとしては、花見会の日程を決めるのに重要なデータでもあることから、競い合ってお互いに精度を高めていってもらえれば嬉しい限りです。そして当日はそんな幹事の苦労も忘れてみんなで楽しむんですよね。

【参考】日本経済新聞 2010/03/07


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