あしたまにあーな

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書店での雑誌撮影は違法?

2008年6月 22日 By: rainbow Category: 日記 2 Comments →



カメラ付き携帯電話が普及し、誰でも気に入ったものを撮影して保存することができるようになりました。

そんな時代において、新たな問題が生じています。それが書店での雑誌撮影です。書店で本を買わずに、必要なページを写真撮影することで、書店では「デジタル万引き」といって禁止しているところもあります。

最近では、ほしのあきを使った注意喚起のポスターも至る所に貼られていることからこの言葉を耳にした人も多いのではないでしょうか。

では、この「デジタル万引き」ですが、言葉の印象的には犯罪行為のように聞こえますが、法律的にはどうなんでしょうか。

その答えを日本経済新聞で見つけたので紹介したいと思います。日本雑誌協会の伊藤真弁護士によると、撮った写真を業務やインターネットなどで広めることをせずに、個人的な利用のためのメモを取る感覚で撮影する分には違法ではないと言います。

著作権が気になるところですが、個人が家庭内などで著作物を使用するための複製行為は例外的に権利者の承諾なしに行って良いとしていることから、こういう判断になるとのこと。

この「デジタル万引き」という表現は、業界がマナーを訴えるために作ったキャッチフレーズだそうです。本屋さんとしても、本を売るのが商売なので、客の常識的な判断にゆだねるしかないのだと思います。

自分も本屋の立場に立てば、取り締まりたい気持ちになるでしょう。常識的に好ましくない行為だということもほとんどの人が感じていると思います。

ただし、著作権法的には厳しくても、「お店」という企業側の場所で、そこでのルールを守らない客に対して店側は「住居侵入罪」を問うことができる可能性があるといいます。
全ての活動について、法律の有無でやっていい、悪いを判断するわけではありません。その中に最低限のモラルを持って生活することで成り立つこともあるのだと思います。

何がモラルに反しているのかどうかの物差しは、自分の中で育てていかないと行けないのかもしれません。

【参考】日経Plus1 6月21日

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本屋で売り上げを上げる陳列の方法

2008年5月 22日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →



本の陳列の仕方って、本屋にとっては売り上げを左右する重要なポイントですよね。

並べ方一つで売り上げが変わってきますし、出版社の意向なども色々あるんだと思います。

店員さん自身による本の紹介などが書かれていたり、新刊コーナーを店の目立つ場所に設けていたりします。これらは全て有効な手段で、多くの人がまずは新刊コーナーや紹介文を参考に本を購入していると思います。

自分はよく本屋にいくんですが、主に購入するものはコミックや文庫本、新書がほとんどです。文庫本や新書にはできていてコミックにできていないことが1つあります。

それが、同じ系列を並べておく陳列方法です。

すごく簡単なことなんですが、例えば赤川次郎の新刊が出たとすると、赤川次郎フェアと題して過去の赤川次郎の作品を並べることはありますよね。新書でも、同様のことをやっています。しかし、コミックに至ってはこれをやっているところが本当に少ないのです。

○○フェアというある程度大きなイベントではやるのですが、それは期間が限定されています。例えば、とあるコミックの2巻が出たとすると、当然客としては1巻も欲しくなるはずです。3巻が出れば2巻と1巻がほしくて、まとめ買いをしたいのです。

これはフェアなどを実施するわけではなく、いつもの陳列方法として実践すべきことなんじゃないかと思います。ほとんどの場合、2巻が出ている場合その1巻を探しに既刊コーナーへ行くとなかったりします。

これは、全ての書籍に陳列に共通するものだと思います。自分が思う陳列のポイントは、
1. 初めての人にその本を手にとって買ってもらう(興味づけ)
2. 同様の本を推薦する(レコメンド)
の2点ではないでしょうか。Amazonでもお勧めをしていますよね。これをすることによって本屋としては1冊しか買うはずのなかったお客様が2冊3冊と購入してくれる可能性を引き出すことができるのです。

すごく細かいことですが、お客様にどのようなニーズがあって、それを満たしてあげることが売り上げの向上につながるのではないでしょうか。

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