あしたまにあーな

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篤姫 第28回「ふたつの遺言」

2008年7月 13日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

井伊直弼が大老に就いて、将軍を慶福と決定し、次々と今まで慶喜を推していた人々に対して厳罰に処していきます。そのことがいずれ彼の身を滅ぼすことになるとはこのとき思いもしなかったんでしょうね。

人に対しては常に誠実であるように振る舞うことがいずれ自分の身を助けることになることになることが分かっていないことが、斉彬のような名君と呼ばれるかどうかの境界線なんですよね。

その井伊の政治に対しては、かなりさっくりと描かれていますが、いずれ日本にとって大問題となる日米修好通商条約を結ぶことになるのです。しかも今年はその条約締結から150年という記念すべき年なんですよね。彦根藩出身と言うことで「ひこにゃん」も喜んでいるのかもしれませんね。

そして、今回のメインは二人の死でしょう。まずは、斉彬。西洋式軍隊という革新的な活動を行っていて、確実に彼が長生きしていたら違った日本が待っていたと思います。歴史にもしもはありませんが、すごく貴重な人を亡くしたなぁと改めて感じます。

その悲しみを篤姫が感じていたその時に、家定の死も訪れます。このあまりにも重なった演出はなんなんだろうということで、実際はどのくらいのタイムラグがあったんだろうと調べてみると、
家定:1858年8月14日(旧暦7月6日)
斉彬:1858年8月24日(旧暦7月16日)
ということで1週間くらいしか離れていなかったんですね。それにして今回のキーポイントであるだけにこの二人の最期は分けてもよかったかなと思います。(Wikipedia調べ)

斉彬の死による悲しみの場面はそんなに描かれることなく、なんか中途半端で終わってしまったような気がするんですよね。そんななかでも、斉彬からの手紙が中盤戦最大の涙を誘うポイントだったんじゃないでしょうか。最期まで日本のことを深く洞察していた斉彬をうかがい知ることができます。

「この先、薩摩とお主は敵味方になるかもしれない。そんなときでもおのれの信じる道を行け」

その信念に従って、篤姫は天璋院としてどのように名を残すしていくんんでしょうか。楽しみです。


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篤姫 第27回「徳川の妻」

2008年7月 06日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 1 Comment →

今まで長きにわたり、幾島や斉彬からの強い要望であった次期将軍を慶喜にする話は、今回ようやく決着に至ります。

なかなか話が進展しない斉彬は、大老を井伊直弼ではなく松平慶永にすることによって、周囲から慶福にしようと画策するのですが、家定は家族を守るという強い信念をもち、篤姫を後世でも困らせることのないようにと考えていました。

そういう意味では、有力な大名によって政治を司という松平慶永の考え方は、徳川将軍家を一大名に落としてしまうので、家定としてもNGになるんですよね。

そのことに、篤姫は改めて将軍家の妻としてそれを支持することになります。これでようやく、徳川家に心もなれたんですね。薩摩のことなど今まで自分の立場を考えていた篤姫も本来の「徳川家の妻」としての立場をようやく理解したことによって、様々なことが動き出すことになります。

それにしても、本当に篤姫はすごいですね。表の舞台に飛び出し、直々に将軍に進言したり、これからは慶福と共に将軍家をもり立ててほしいと言われたり。分析力、包容力、そしてなによりも底抜けのポジティブな精神で周りをプラスの方向に持って行く力があるんだと改めて感じました。

その一方で、老中の堀田正睦の力不足がかなり露呈してきましたね。阿部が生きていたらどうなっていたかと思いますが、歴史の世界にタラレバは禁物ですね。

次回は、とうとう中盤の山場がやってきます。大きな歴史の転換点になり、周囲の人々はどのように困難に乗り越えていくのか、楽しみでもあり不安でもあります。


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篤姫 第23回「器くらべ」

2008年6月 08日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 2 Comments →

今回は、大きな2つの脇の流れと共に、メインルートである家定の跡継ぎ問題が熱くなり始めましたね。

まず脇の流れからですが、一つは小松尚五郎さんの生き方について。自分はいつまでも薩摩に残って日本の動乱に力を注げないものかどうかと悩みまくります。

薩摩という小さい場所に留まっていていいのかずっと前から悩んでいて、その怒りの矛先を西郷さんや大久保さんに向けたりしていましたが、今回お近に諭されてから、自分の生きる道は薩摩なんだと決心することになります。そのうち、中央に出て行くことになるのですが、近くにいた大久保も自分がここにいていいのかと悩む一人だったりします。先を知っていると、こんな悩みを持っていたんだなぁと改めて発見があります。

もう一つの流れが、ハリスが将軍に会わせるよう強く求めてきたことです。家定は自分の中で絶対に会わないと決めていたようですが、篤姫と共に過ごすことによって次第に考えか変わっていきいます。

その要因となったのは、慶喜と慶福のどちらを世継ぎにするかという問題のなかで、篤姫が実践した、「片方だけの意見を聞いて沙汰をするな」という格言。これに従って、両方に篤姫が会ったところ、慶福の方がふさわしいと感じ、その思いをそのまま家定に伝えたところ、裏表がないいつでも本心な篤姫に、ようやく家定の信頼を勝ち得たようです。

この篤姫の気持ちに動かされたか、始めは会うつもりのなかったハリスにも会ってみようかという話になりましたね。

この篤姫の考えは、現代に生きる自分たちの考え方として習うべきことですよね。自分が勝てばいいと言うのではなく、本心でないと人に伝わらない、そして本心を相手に分かってもらうことが重要なのかもしれません。

次回は、幾島を筆頭に篤姫たちが慶喜を推す人たちとして本寿院たちに厳しく責められることになりそうです。こわいこわい・・・・


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