あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 小田急線


メロディ踏切はイライラ解消に役立つか?

2011年8月 23日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

メロディ踏切

朝夕のピーク時に1時間あたり40分以上遮断機が下りている「開かずの踏切」は日本全国に600カ所弱存在し、その半数が東京都内に集中しています。40分までいかなくても、次々と矢印が点灯して開かない踏切で待っていると、ますますイライラ度合いは増していきます。それでも一度待ってしまうと、途中で抜け出すことができないのも現実です。

そんな時間を有効に過ごしてもらうために、小田急では少し粋なサービスを踏みきりで提供しています。向ヶ丘遊園駅の踏切では、そろそろ閉まる踏切に対して音声で注意を呼びかけた後、閉まった後はクラシック音楽が流れる「メロディ踏切」が存在しています。

メロディゾーンと書かれた看板には、「メロディ踏切試行中」とあり、遮断中試行的に音楽を流しています、という説明文章が示されています。背景やどういった目的なのかを突き止めようと小田急電鉄のWebページなどを確認してみたのですが、説明する記述はありません。この向ヶ丘遊園以外にどのくらい設置されているのかも謎なこの施策。

メロディ踏切

実際に踏切で待っていると、クラシック音楽の音量は周囲に配慮しているのかすごく低く、電車が走っているとかき消されてしまいます。おそらく注意深く聞いていないと気がつかないのではないでしょうか。それでも、しっかりと聞いているとクラシックの穏やかな音楽が流れてきて、なんとも和やかなムードが漂います。さらに遮断機が上がったあとには、お礼の言葉もかけてくれることから、気持ちよく踏切を渡ることができます。

この施策は試行中とのことで、その試行結果に対して必ず効果がみられるものと思われますが、どのように小田急は確認するのか興味深いところです。いつか、こそっとなくならないことを祈るばかりです。

◆追記◆
小田急お客さまセンターに問い合わせたところ以下のような回答がありました。

今回、この施策を行ないました向ヶ丘遊園1号踏切は、駅構内にあるため、踏切の遮断時間が長いことから、踏切動作時には音声での注意喚起を行ない、お待ちいただく間は、皆様のイライラ感を少しでも解消できるよう、試行的にメロディを流しております。このメロディは夏をイメージしたもので、特に曲名はございません。なおこの施策は試行であることから、期間および他の踏切への拡大については現時点では未定となっております。

小田急各駅停車(唐木田?新百合ヶ丘/本厚木?新宿)(DVD)

小田急各駅停車(唐木田?新百合ヶ丘/本厚木?新宿)(DVD)
価格:2,730円(税込、送料別)

ちょっとした笑顔が素敵なサービスに

2010年9月 27日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

子供と小田急線のとある駅の踏切で待っていたときのこと。

かなり長く待つ踏切で、待っている人も徐々に増えていき長蛇の列になりました。人々の視線は踏切の矢印に集中し始め、イライラし始めている様子が手に取るように分かるようになってきます。

子供は色々な電車を見ることができるので喜んでいるのですが、自分も他の人と同様なかなか開かない踏切の遮断機にフラストレーションがたまりはじめます。

その溜まりつつイライラが、ある1つの出来事によってふっと消えて逆にほんわかした気持ちになりました。

それは、ゆっくりと踏切を通過するロマンスカーの車内から、販売員の女性2人がにこやかにこちらの方に向かって手を振っているのです。

たったそれだけの出来事で、温かい気持ちになることができたのです。

それに気がつかなかった人も多いと思いますし、販売員の女性たちに何らかのサービスを提供しようという気持ちがあったのかどうかは分かりませんが、このようなちょっとした笑顔と仕草を、乗客でない人に対しても提供できる小田急線のちょっとしたサービスに感銘を受けました。

よくほんの少しの人の悪行によって、そこに所属するすべての人が同じであると考えられることがありますが、今回感じたのはその逆でした。この些細なサービスを提供してくれたのはたったの2人ですが、このような心配りが会社としての風土につながるのです。

お客様や沿線の人々に対するサービスや顧客満足度向上は、施設の充実やイベントの開催などの大がかりなモノだけでなく、こういった笑顔や親切という人の心に訴えるモノも大きな役割を果たしているのだと改めて感じます。

小田急線 オール沿線風景 (別冊ベストカー) 小田急線 オール沿線風景 (別冊ベストカー)
(2010/06/28)
ベストカー

商品詳細を見る

こんな時でも遅延証明書を発行できる

2010年2月 21日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

首都圏では路線の相互乗り入れが活発になってきていて、違う電車が1つの路線を共有することが普通になってきました。1つの電車に乗っって東京都心に向かうことができる利便性はすごく高く、通勤も非常に楽になったと思います。

しかし、この相互乗り入れによる弊害も一方にはあります。その1つが電車遅延ではないでしょうか。今までそれぞれの路線が独立していたときには1つの路線で人身事故や故障、混雑などで電車が遅延したとしても、その他の路線に影響を与えることはありませんでしたが、相互乗り入れによってそれが乗り入れ先の路線にまで影響を及ぼすことになります。通常、大幅な遅延が生じた場合には相互乗り入れを取りやめ、それぞれの路線に閉じて折り返し運転をするのですが、ある程度の遅延ではそのまま運転し続けます。

最近、会社も非常に厳しくなり電車遅延の場合には、遅延証明書の提示が求められるようになったのですが、相互乗り入れ路線を使って通勤をしていると、電車遅延が生じた時にいちいち会社が変わる駅で一度改札まで行って遅延証明書をもらうといった時間的な余裕もないですし、面倒さからそのまま目的地まで向かってしまいます。

自分は小田急線から代々木上原を経由して東京メトロ千代田線に乗って会社に行っているのですが、先日も小田急線で電車遅延がありそのまま千代田線の駅まで行ってしまいました。千代田線自体は通常運行している状況で最後の駅で降りる際に遅延証明書をもらえないだろうなと思って、後で小田急線のWebページで印刷しようと思いながらもダメもとで千代田線の改札で遅延証明書が発行できるかどうか聞いてみることにします。すると、駅員さんから路線と時間を聞かれ「今お作りしますよ」と快く遅延証明書を作成してくれました。

Webページなどを調べてみても他の会社の遅延の場合に遅延証明書を発行してくれるとはどこにも書かれていないのですが、こうしたサービスを提供してくれるのを始めて知りました。すごく小さなことではありますが、こういったお客様の観点でサービスを提供してくれる鉄道会社に対して親近感を覚えますね。小さなことからお客様の信頼を得ることができるいい例だなと感じました。

東京地下鉄便利ガイド 4版―バリアフリー情報 東京地下鉄便利ガイド 4版―バリアフリー情報
(2008/06/13)
不明

商品詳細を見る