あしたまにあーな

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発想力を養う3つの方法

2009年5月 30日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

新しいアイデアが様々な場面で求められています。大学などでは論文や研究の題材、企業では新製品のコンセプト、街のパン屋さんでも新しい商品の企画など数え上げればきりがないほど、ひらめきの神様が降りてくるのを皆さん待っているのではないでしょうか。

よく、著名な方の記事を読むと「リラックスした時に降りてくる」などと言っている人がいるのを見たことがある人も多いでしょう。しかしこのような方はただぼーっとそのときを待っているのではなく、実はその裏で膨大な努力をしているのです。そのようなアヒルの水面下の話を取り上げられることは少ないのですが、日経Plus1でその水面下に関するヒントを得たので紹介したいと思います。

◆いろんなことに興味を持つ
関心を持つのはすごく大切なことで、これによって見えないものが見えてくるのです。経営コンサルタントの小宮一慶さんの本によると、人は多くのものを見ているのだけど無意識のうちに取捨選択を繰り返しているといいます。
・街を歩くときは、いろんなものをできるだけ見ようとする
・普段読まないような雑誌やフリーペーパーを読んでみる
・テレビのチャンネルは順番に押してみる
このように意図的に自分が普段行わないような行動を起こしてみることによって、今まで知らなかったことに対して興味が湧いてくるものです。

◆アウトプットを出す
頭の中にINするだけではなく、興味があったことはできるだけアウトプットするようにします。そうすることによって頭の中も整理され自分が考えていなかったようなことも飛び出してくるものです。あまり深く考えずにどんどん書いてみましょう。

◆求められるテーマに落とし込む
自分の中である程度のストックができたら、自分が求められているテーマに対して結びつけられないかをおもいきり真剣に考えてみます。自分一人で厳しいのであれば数人で行ってもいいかもしれません。おもいきり考えた後はそれもアウトプットしておき、一度リラックスするといいでしょう。

大学の研究者、新製品の開発、芸術家といった方々は、一定の期限が設けられていてその範囲内で必ず新しい考えを出さないといけません。そういったプレッシャーの中で確実に仕事をこなすためには、頭と体の中で自然とできたサイクルがあります。少しでもそういうサイクルを学ぶことができたとき、クリエイティブな自分になることができるのです。

【参考】日経Plus1 2009年5月23日

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アイデアポケットを広げる方法

2009年4月 08日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

「新商品を出すので、新しい企画を考えなきゃ!」
「お店ん売り上げを伸ばすために他の店にないアイデアないかなぁ」
「試合に勝つために相手をどうやったら攻略だろう」

このようにいつも自分たちは、もっとよくするためにどうしたらいいのかと頭を使っています。一生懸命いいアイデアが浮かぶように考えるんですよね。これはどんな業種、立場、役割、場面でもあることで、すばらしいアイデアが浮かぶように「アイデア出し」を行うのです。でも、なかなかいいアイデアというのは降りてこないものです。

どうせなら、頭からアイデアを引っ張り出してこれるような便利なテクニックがあるといいですよね。勿論そんなものはないんですが、少しでもアイデアを浮かびやすくするためにどのような方法があるのか紹介したいと思います。

■アイデア出しはスポーツに近い?!
アイデア出しは、準備なしでいきなり実践をしてもうまくいかないと『アイデアパーソン入門』などの著作で知られる加藤昌治さんは言います。日ごろの練習が必要で、逆に練習していないことはできません。その代わり、一度コツをつかめば頭が自然と動くようになるものだと続けます。

■アイデアは24時間営業
アイデアは24時間いつでも出てくるものです。アイデアというと何となく気構えてしまいますが、気になるニュースを読んだときや、人としゃべっているときなどに、フッと何かを思いつくことは誰にでもあるはずです。

■アイデアをメモに
しかし、思いついたアイデアは簡単に忘れてしまいます。人は常に忘れながら生きているのです、そうしないと情報の洪水にさらわれてしまうので当然なんですが、フッと思いついたその中に宝が眠っているのです。そこで、必ずメモに残すことを習慣化してみてはいかがでしょうか。それ自体は小さなアイデアの断片でも、いつか別の形に広がったり、考える作業の出発点になったりするものです。

その手段は、ポストイットに書き込んだりしてもいいですし、ケータイを使って自分宛にメールするものいいでしょう。自分に一番合ったやり方で始めてみましょう。

■アイデア整理はスケッチで
次にこうやって集めたアイデアを整理するときのポイントは、頭と手を動かすことにあります。一番簡単なのはメモを参考にしながらアイデアスケッチを描くことです。

A4のコピー紙をを使って、1枚につき1アイデア描いていきます。
・内容はびっちり書き込まない
・タイトルと概要が2?3行あればいい
・体裁にこだわらない
・自由に適当に描く
・文字だけじゃなく、イラストとか描いてもOK

ここで大切なのは、何かの課題に対して「10個アイデア出す!」と決めたら、とにかく思いついたことを描いてみることです。10個出さなきゃ終わらないという強制的な状況に身を置いてみると、案外にもすんなりと出てくるものです。せっぱ詰まると何でもできてしまうんですよね。はじめはくだらないものばかりでも、それが出尽くすと意外にいいアイデアが飛び出したりしてきて、その感覚を味わうと自信につながります。

始めから凄いアイデアを出そうと思うのはいけません。ちょっとでも違うアイデアは立派な一つなんです。それがいずれ大きなステップアップにつながる可能性が非常に高いのですから、まずは書いてみる、それを続けることが大切なのです。

アイデアは日常にたくさん転がっているはずです。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』で有名な小宮一慶さんによると日頃見えていないものもたくさんあるので、まずはそういったモノに目を向けてみるのが一番の早道ではないでしょうか。

【参考】R25
http://r25.jp/b/report/a/report_details/id/110000006601/part/2

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ビジネスマンのための「発見力」養成講座

2008年4月 14日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

・セブンイレブンのロゴで、最後の文字だけが小文字の「n」なの知ってましたか?
・新幹線の切符で乗車券と特急券はJR東日本とJR東海で違うの知ってましたか?

まずは衝撃的な質問から入りましたが、いつも見えているものでも実は全然見てなかったりすることが多くあります。人は視界に入っていても不必要な情報は脳に入ってきません。でも、その不必要としているのは自分本位の勝手な判断によるもので実はそこにこそ本質が隠されているというのです。思いこみという自分勝手な判断は、時に間違った方向へと導かれてしまいます。

では、それを防ぐために様々な思いこみを捨てて、発見する力を養うためにはどうしたらいいでしょうか?著者はそれに対して、「関心を持つこと」だといいます。上に書いたことを一度知るとおそらく人はロゴを見るようになるでしょう。今まで見えていなかったものが見えてくるのです。

関心を持つようにするには、練習が必要となります。

1.道具をもつ
トリガとなる道具を多く知識として用意する。例えば、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント)によるビジネスの分類手法、マズローの欲求のビラミッドなど。

2.新聞を読む
できれば、1面から読んでいく。これにより強制的に関心の幅を広げることができる。また経済統計などで関連する仮説を立ててみながら想像する練習をする。

3.ふつうのものをたくさん見る
普通のものをたくさん見ることによって、普通じゃないものと比較することができる。

4.問題解決を徹底する
問題解決を徹底的にやることによって、問題発見能力は高まる。

5.関心の幅を広げる・奥行きを深める
関心のない本や雑誌も読む。

このように、色々なことに関心を持つことによって、今まで見えてなかった様々なものが見えてくるようになると言っています。始めは物事を分解してみるのがいいそうです。例えば、最近の若い女性のファッショントレンドをチェックするという漠然としたものではなく、若い女性の服の色のトレンドは黒がトレンドと言われているけど本当かどうか数えてみる、等。

取りかかりは色々ありそうですが、まずは新聞を色々読んでみるところから始めたいと思います。まだこの本の評価は出せませんが、自分の中で発見力が高まったと思ったら、改めていい評価をしたいと思います。

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