あしたまにあーな

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第44回黒門祭を訪れて

2010年6月 27日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

昨年始めて参加した専修大学の三大祭の1つ「黒門祭」は地域住民にも広く参加を呼びかけている珍しい学園祭といえると思います。昨年は家族で出かけ様々なイベントを見ることができただけでなく、おこめ券とQUOカードまで頂き大変お得な印象を持っていました。

今回もそうですが、この黒門祭の大きな特徴として5つのイベント会場に足を運びスタンプをGETすることによって、参加賞として一人1枚のおこめ券を頂くことができることにあります。抽選ではなく先着でもないお得な制度といえます。

それだけでなく、出し物としても非常に高いレベルのものが多いので、楽しみに今年も参加することにします。今年の黒門祭のテーマは「発信しよう!批判精神あふれる学生文化を」で、さすが学生自治会が主導になっているだけあると感じます。

朝の11時頃に専修大学の正門についたのですが、まず驚いたのがその人の少なさ。閑散としていて時折コンビニ袋を手に持った数人の学生が通り過ぎていくだけです。大きな看板には黒門祭とあるので、間違いはないと思いますが少し不安になりながら会場へ向かいます。

催し物は主に2ヶ所で開催されています。まずいった4号館では、昨年に引き続きジャーナリズム研究会の雑誌のクオリティの高さに驚きます。

7号館での一押しだったのは写真研究会の黒白写真です。昨年も非常に質の高い写真を展示していて思わず見とれてしまったのですが、今年もそれは健在でした。特にモノクロの風景写真からは、その場の雰囲気を感じ取ることができます。

残念ながら雨が降り出したので、期待していた三曲研究会の演奏は聴くことができませんでしたが、それはまたの機会に。

帰りは生田緑地を通って帰ることにします。現在中央にある噴水広場は工事中でもうしばらく遊ぶ場所は限られますが、今回の目的はあじさいでした。生田緑地の紫陽花は密かな場所で群生しています。SLが展示されている場所の近くの山を少しだけ登ったところにそれはあります。

もうそろそろ紫陽花の気季節も終わりなのですが、子供は紫陽花をみて「これ、たくさんお水をあげたから綺麗に咲いたの?」と聞いてきます。こういう感性を持ってくれてることは、素直に嬉しいです。

曇り空の梅雨の季節、真っ只中ではありましたが、充実した休日を過ごすことができました。

紫陽花が綺麗な季節

その美しさを身の回りに置いてみてはいかがでしょうか

オーケーウインドオーケストラから感じる吹奏楽の魅力

2010年5月 03日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

川崎市に住んでいてよかったと思えることのひとつに無料で楽しむことができる音楽イベントが数多くあることが挙げられます。「音楽のまち・かわさき」をスローガンにしているだけあって、月に3回以上は本格的な無料コンサートが近くで行なわれているので、スケジュール的に余裕があるときには気軽に参加できるのがすばらしいと思います。

子供にも生の音楽を聴いて感じて欲しいので、積極的に家族で利用するようにしています。今回は、2010年5月2日に多摩市民館で開催されたオーケーウインドオーケストラによるスペシャルコンサートに参加しました。オーケーウインドオーケストラは、かつて専修大学吹奏楽研究会に所属していた有志と現役専修大学生を中心とした吹奏楽団で、オーケーとは「大橋記念」という意味があるそうです。その名の通り、指揮者に大橋晃一さんを迎え本格的な吹奏楽を聴くことができます。

今回、特筆すべきは子供が最後のプログラムまでしっかりと耐えたこと。今まではあまりにぐずってしまうためこういったイベントでは途中退席をせざるを得ない状況だったのですが、途中昼寝タイムとも重なったこともあり、最後は幾分寝起きでぼーっとしてはいましたが、きちんと聞くことができました。

内容も本当にすばらしい内容でした。大学生中心ではありますが、客演としてサクソフォンカルテット「Quartet SPRITUS」のメンバーでもあるサクソフォニストの波多江史朗さん、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の平尾信幸さん等を迎え、しっかりと骨のある内容となりました。波多江さんは、アルトサックスを利用して本来ソプラノサックスで出す音階を自在に操り、会場の度肝を抜くほどの技量を見せつけ、平尾さんはひとりだけ年配という雰囲気があるのですが、その外見以上にメンバーで最も激しいドラム演奏を行ない、最も印象深い人となりました。

指揮者の大橋さんは、比較的若い感じの人で3部構成となった今回の2部目には赤いジャケットを来て指揮をされていました。始めて見ましたが、何か革新的で新しいことをどんどんやっていこうという考えをもっておられるようで、見ていて斬新で楽しさを感じることができます。

プログラムとして最も印象に残ったのは、第2部の最後のリベルタンゴという曲で、本当のタンゴを踊るように途中でメンバーが手をたたいてリズムをとるシーンが印象的でした。こういった演奏もあるんだと新たな発見を見つけました。

少し残念だったのが、もう少しだけ吹奏楽の神髄となる曲を聴きたかったことと、ハープの方の存在感をもう少し高めてあげるプログラムがあるといいと思いました。ハープの方は素人の目からですが、完全に全体に埋没していたような気がします。この方も客演なので・・・

次回も、吹奏楽だけでなく管弦楽など様々な音楽に触れる機会を積極的に作っていきたいと思います。以下、今回のプログラムです。

第1部
・栄光のすべてに
・主よ人の望みの喜びよ
・吹奏楽のための第1組曲

第2部
・「ジプシー」よりEverything’s Coming Up Roses
・君の瞳に恋してる
・追憶のテーマ
・リベルタンゴ

第3部
・サウンド・オブ・ミュージック
・歌劇「トゥーランドット」より

◆大橋晃一さん関連◆
吹奏楽/スウィングジャズ ムーンライトセレナーデ/A列車で行こう

◆波多江史朗さん関連◆
Songs

2009多摩区3大学コンサート

2009年12月 13日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

冬の日には珍しく比較的温かい12月12日の土曜日の昼下がり。

子供と2人で散歩がてら出かけたのが、多摩市民館で行われている多摩区3大学コンサートでした。3大学とは、専修大学、日本女子大学、明治大学のことで、学生の街らしくこの3大学は日頃から多くのイベントを自分たち住民に提供してくれます。今回もその一環で、なおかつ音楽の街を奨める川崎市とも方向性が合うコンサートが実現したものと思われます。

多摩市民館の大ホールに到着すると、すでに開始15分前にも関わらず多くの席が埋まっていて大盛況です。前回の子供コンサートで最前列を陣取って失敗したので、今回は彼がチョロチョロしても、大声で叫び始めても大丈夫なように後方の出口に近い席を陣取ることにします。席に着くと子供はワクワクしているのか、ニコニコしながらはしゃいでいます。そしてコンサートは静かに始まります。以下に今回のプログラムと共に見ていきます。

◆日本女子大学附属高等学校コーラスクラブ
1. 機織る星
 この曲は全国学校音楽コンクールの課題曲だそうです。生の声を聞き、子供もその雰囲気に圧倒されたのかしばらく、じっと聞き入っていました。
2. あの空へ ?青のジャンプ?
 この曲はNHK全国学校音楽コンクール課題曲だそうです。先ほどの曲もそうですが、音楽コンクールの課題曲というのは、強弱が激しくテンポも色々かわる典型的な曲だなと感じます。子供は予想通り徐々に落ち着きがなくなっていきます。
3. 女声合唱とピアノのための「三つの夜想」より ある肖像
 上記コンクールの自由曲ということで、ピアノとのうまい連携が見物でした。ふと横を見るとさっきまで騒いでいた子供もくてっと眠ってしまっています。一緒に聴きに来たのに少し残念ですが、周囲のまなざしを感じることがなくなるのでホッとする面も。
4. 女声合唱のための唱歌メドレー ふるさとの四季
 唱歌のメドレーですが、様々なところで合唱の枠を超え鯉のぼりを振り回したり、手遊びをしながら歌ったり、走り回ったりと自由な雰囲気が漂ってきます。もうすこし楽しそうに自由さが表現できるといいのでしょうが、それでは高校生の合唱ではなくなってしまうのかもしれませんね。

◆専修大学三曲研究会
休憩の後は、専修大学の三曲研究会です。この研究会は今年、専修大学の学園祭の一つである黒門祭で聞いたことがあったので、非常に期待していました。あの時の印象は、琴や尺八という日本古来の楽器を扱いながらも斬新でスケールの大きいモダンな楽曲をするイメージでした。子供も爆睡しているので静かに聞くことにします。
1. 晩秋三景
2. 都の春
3. ルパン三世
全般的に、前のイメージではなく日本古来の音楽を忠実に再現したような感じでした。これはこれで当たり前なのですが、黒門祭のような雰囲気を期待していたので少し残念な気がします。2曲目の途中で子供が目覚め「おうちかえる、ママァ」と言い出したため帰宅することにします。

◆明治大学ビートルズ探偵団ストロベリーフィールズ
今回は聞くことができませんでしたがプログラムだけ。
1. I Want Hold Your Hand
2. She Loves You
3. Please Please Me
4. Roll Over Beethoven
5. Ticket To Ride
6. Lady Madonna
7. Get Back
8. Don’t Let Me Down
9. Let It Be
10. Happy X’mas

川崎という街に住んでいると、このように多くの生の音楽を聴く機会に恵まれるので子供と一緒に楽しむことができて非常に楽しい時間を過ごすことができます。子供がもう少し音楽を楽しむことが今以上に出来るようになれば、その楽しさはもっともっと広がると今からすごく楽しみです。そのときも、今と変わらずこのようなイベントが続いていることを願ってやみません。


『天使の歌声 ?Angel Voice?』