あしたまにあーな

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篤姫 第14回「父の願い」

2008年4月 06日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

篤姫もずいぶんたくましくなりましたね。英姫に拒絶されてもひたすら何日もお会いできるまで粘り続けるところなど、一昔前では考えられないような成長を感じます。幾島も既に篤姫の流れに飲まれてしまっているような感じですね。ちょっと前のように篤姫を強く戒めるようなことはなくなってしまうんでしょうか。

そんな篤姫の夫となる家祥も朝廷より将軍宣下を受け、名を家定と改めることとなり、周りの環境も少しずつ整ってきましたね。

そんな中今日の中心はなんと言っても忠剛の死でしょう。

数回前から、病を隠すことができなくなり今回に至っては床から立ち上がることもままなりません。それでも斉彬が見舞いに来たときは何とか立ち上がり、於一に伝えることは何もないけど、自分が死んだことは伝えないで欲しいと遺言を残します。

そして、2月27日。忠剛は静かに息をひきとります。最後の場面で斉彬が篤姫に伝えた言葉が印象的でした。忠剛が篤姫に自分の死を伝えないで欲しいという気持ちも父としての気持ち、そしてそれを破ってまで篤姫に伝えたのもまた、父としての気持ちだ、と。

これまで、バタバタとあわててばかりいたけど、ここぞと言うときにはしっかりと父親としての威厳を示してくれた忠剛。篤姫の心には長く残っていくんでしょう。演じた長塚京三も好演だったと思います。もう彼を見れなくなるのは少し寂しい気もしますが、まだ見ることのない素晴らしい役者の登場を待っていたいと思います。

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篤姫 第13回「江戸の母君」

2008年3月 30日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 1 Comment →

薩摩藩邸に篤姫が入るときも、周りから思いっきり反対されたり嫌がらせにあったりしましたが、江戸でもどうやらそんな感じがしてきましたね。

大奥というのは、かなり閉鎖的なところで外部から異端児が来れば思いっきりそれを排除しようとして自分たちのワールドを守るという考え方があるのは、江戸という鎖国の時代だけでなく今の時代にも深く根付いている風習なのかもしれません。

始めに色々と篤姫に贈り物を送っていた英姫は、いざ会うという時になるとなかなか会わせてくれず、会っても篤姫ごときが御台所になれるわけがない、すべては斉彬の妄想だと言い放ってしまう。

あぁやっぱりなって思っちゃいましたね。

思えば、鶴丸上の時の広川と同じ状況ですね。広川とはその後何となく仲良くなって自分の世界に引きずり込んだ感がありますが、英姫の場合はどうなるでしょうか。

今となっては幾島が全面的に篤姫をバックアップしてくれているので、なにがあっても幾島が全てを解決してくれそうな安心感さえあります。

事の真相は来週わかるかもしれません。

一方、江戸に斉彬と共に行くことができたのは、尚五郎ではなく西郷。尚五郎つらかったでしょうね。なんで西郷なんだと思うかもしれませんが、下級武士でも西郷の有能さを見いだした斉彬は素晴らしいと思います。いずれ大久保もこうやって取り上げられていくんでしょう。

尚五郎もいい刺激を受けたのではないでしょうか。

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篤姫 第12回「さらば桜島」

2008年3月 23日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

今回がいよいよ、薩摩での篤姫最後となってしまいました。

今まで前振りが長いかなぁと思っていたんですが、篤姫が鶴丸城に上がってからは疾風のごとく時が過ぎていってしまったような気がします。ここに来て印象に残っているのはやはり、今和泉家との別れの場面、そして菊本との別れのシーンなんじゃないでしょうか。

鶴丸城に招かれた今和泉家の両親に対して、公人として振る舞わなければならないつらさ。想像もつかないほどつらかったんでしょうね。もはや親と思ってはならないが故に、気持ちとは裏腹な行動をしなければならないのですから。

でも、斉彬は後に今和泉家の人たちや、尚五郎と会うようセッティングしてくれ、そこで抱き合いながら最後の別れをします。「何があっても、どこにいても父上と母上の子供です」と篤姫はしばし涙を流しながら於一に戻るのでした。この場面は、代表的なシーンになりましたね。思わず涙してしまいました。

病に倒れていた忠剛もよろけながらも篤姫を見送るんですが、長塚京三の人間味ある演技が光っています。必死に篤姫に自分の病を魅せまいとする姿、時々お茶目にそわそわする演技、本当にうまいと思います。これからは登場シーンがかなり減っていくのが残念です。

最後の最後まで薩摩のことを思っていて、桜島を愛していたんだと強く感じることができたシーンとなりました。