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多摩川吹奏楽団 第27回定期演奏会

2012年6月 23日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

毎年お世話になっている多摩川吹奏楽団の第27回定期演奏会が、多摩市民館で行われました。今年は、下の子供を含めて家族4人で鑑賞しに出かけます。毎年見に行っているので、大まかなプログラムの進行はわかっていますが、なんと言っても第2部のパフォーマンスにあります。

今回のプログラムは以下の通り。

◆ 第一部
1. FIREWORK!
2. SONGS OF EARTH, WATER, FIRE AND SKY
3. ROMANESQUE
4. Magellan’s voyage to Unknown continent

◆ 第二部
1. Brazil (Aquarela do Brasil)
2. MacArthur Park
3. LAWRENCE OF ARABIA
4. FUNICULI FUNICULA
5. J-BEST
6. My Favorite Things
7. Global Variations

その他アンコール2曲

前回、指揮の三浦俊司さんが卒業をし、あのトロンボーンを聞くことができないのだなと寂しい気もしましたが、それを上回る程の演出を見せてくれました。

今回は、ロンドンオリンピックの年ということもあり、世界各国の音楽を届けるというコンセプトでした。それもあって、今まで聞いたことがあるような曲もあまりなく、全てが新鮮な演奏ばかりでした。

これまでのプログラムでは、金管楽器や木管楽器が中心の吹奏楽でしたが、今回の特徴は打楽器が多用され、ステージの後方や左側の方がものすごく忙しそうに走り回っていたことが印象的でした。上の子供も、最近ピアノを習っているせいか、頭でリズムをとりながら熱心に聞いているので、嬉しい限りです。

注目の第二部、団員すべてが黒一色で登場し、多摩吹ツーリストの添乗員として世界中の音楽の旅へと連れて行ってくれました。ここでは、多摩川吹奏楽団では初めて見るプロジェクターでの映像投影が威力を発揮します音楽に合わせた掛け声の演出、各地の観光地の紹介など、演奏に対して効果的な演出がなされていたと思います。

さらに、パンフレットも例年になく豪華で、曲毎に紹介文も掲載されていて、曲の背景など事前にイメージを膨らませて見ることができるようになったのも、素晴らしいと感じました。さらに、どうしてこの曲を選んだのかもあると、もっと曲に思いをもって鑑賞することができるのではないでしょうか。

子供もフニクリ フニクラがイタリアの曲で「鬼のパンツ」でなかったことに軽くショックを受けながらも、楽しんでくれたようです。

昨年よりも、演出やアイテムといったものでレベルアップした多摩川吹奏楽団。次回が早くも楽しみです。

スプリングコンサート2012

2012年3月 18日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

曇り空のどんよりとした天気にも関わらず、気温が多少高いこともあり思い切って子供と図書館に出かけることにします。雨降りで外に出られずに家の中でパワーをもてあましていた彼にとって外に出ることが楽しかったらしく、太鼓の達人に登場する「ダッシュで帰宅」にならって、図書館にダッシュする彼を必死で追いかけます。

図書館に着くと、今日は「たま学びのフェア2012」と題して様々な催し物が開催されていました。自分たちのお気に入りでよく定期演奏会に行っている多摩川吹奏楽団による演奏もあるということなので、時間になるまで図書館で絵本を読んであげたりしながら待つことにします。

時は経ち、15時40分に多摩市民館大ホールに入ると、観客は3割程度の入りでした。雨が降っていたこともあり、出足が鈍かったこともありますが、ゆったりと子供と見ることができるというメリットもあるので、複雑な気分ではありますが、時間になるまで静かに子供と待ちます。待っている間子供は「楽しみだね、早く始まらないかな」といつになく気合いが入っています。

ブザーが鳴り始まる場面を写真で撮ろうとすると、子供に「パパ、写真撮っちゃダメって言ってたよ、約束したでしょ!」と小声で怒られます。館内放送では「写真撮影は周りのお客様の迷惑にならなように配慮しながらお願いいたします」と言っていたので、OKなのですが、こんなことを言えるようになった子供に感動していた自分は素直に、「そうだね、ごめんね」といって写真をしまいます。

演奏は、ウィーアー!、踊る仔猫、ドレミの歌、名探偵コナンのメインテーマ、そしてアンコールで三百六十五歩のマーチと続きます。どれも取っつきやすい演奏ばかりで子供と楽しく聞くことができました。はじめは乗り出すようにじっと聞いていた子供ですが、最後の最後で落ちそうになるところを必死に起こしながら、最後まで一緒に聞くことができました。

途中、ドレミの歌では自分でもピアノで演奏することができる歌なので、リズムを取っていたのが驚きです。音楽になじむことができるのもこの街のいいところだと思います。終わった後、子供は大満足で「面白かった、ピアノがなかったけど」と言っていました。吹奏楽団なのでピアノはないんだよと話すと、「そっか」と納得した様子。多分また聞かれるとは思いますが。

これからも、このような催しには積極的に参加したいと思います。関係者の方、お疲れ様でした。そして素敵な演奏をありがとうございます。

多摩川吹奏楽団 第26回定期演奏会

2011年6月 26日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

この多摩川吹奏楽団の定期演奏会とファミリーコンサートは、1年のうちでなくてはならないイベントになっています。この吹奏楽団の演奏が待ち遠しいのは、その演奏だけでなくどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかといった楽しみがあるからに他なりません。

今年は震災の影響もあり、世の中全体が自粛ムードのなか演奏会自体も行われるのか不安でしたが、案内が来たので子供や奥さんも喜んで、演奏会を聴きに出かけることにします。

3人で手をつないで多摩市民館に到着するとすでに席は満員です。知り合いらしき人、子供たち、そして年配の方々など年齢層も広く、様々な人に愛されている楽団であることがわかります。子供も音楽が聴ける楽しみからか、はやく始まらないかなとしきりに聞いてきます。

今回のプログラムは以下の通り。

◆1部
・ 文明開化の鐘 / 高橋宏樹
・ エルザの大聖堂への行進 / R.Wagner
・ 第六の幸福をもたらす宿 / M.Arnold

◆2部
・ カーテン・アップ / A.Reed
・ My one and only love / G.Wood
・ 魔法にかけられて / A.Menken
・ ドラえもんのうた / 菊池俊輔
・ 夢をかなえてドラえもん / 黒須克彦
・ オペラ座の怪人 / A.L.Webber

◆アンコール
・ 上を向いて歩こう / 坂本九
・ ヘビーローテーション / AKB48

定期演奏会を何回も聞いているとだんだんどのような雰囲気でプログラムが進んでいくのかわかってきます。1部は吹奏楽のすばらしさを感じることができる本格的なプログラムであり、まるで情景が目に浮かぶような楽曲が続きます。

「文明開化の鐘」では、文明開化と共に平和で落ち着きのある世の中ができあがり、それによって人々がどんどん活発に気持ちも明るく活力のある生活をしていく様子を感じることができます。子供もはじめの盛り上がりで、ただただ圧倒されて口をぼーっとあけたまま熱心に鑑賞していました。

「第六の幸福をもたらす宿」の第六の幸福とは、中国の概念である長寿、富、健康、徳、悔いなき末期に加えて、第六の幸福は自分で見つけてねという意味だそうです。この6つの幸福があれば確かに人生は楽しく送ることができそうです。曲は3部構成になっていて、それぞれ流れが完全に区切られて独立した曲になっています。ユーモラスな曲調から穏やかで壮大な音楽へ変わっていくのを聞いていると、吹奏楽の醍醐味を存分に味わえているという満足感を得ることができます。小さい頃から子供にこんな本格的な音楽を聴かせてあげられるのはすてきなことのように思えます。

ちなみに蛇足ですが、司会の方が曲の背景を語ってくれるのですが、なかなか追いついていけないので、パンフレットに紹介してくれるとうれしいです。今回は曲目紹介として「第六の幸福をもたらす宿」がありましたが、そのほかも興味深いお話がたくさんあったので。パンフレットを後で眺めて楽しむこともできるので、まさに一石二鳥かなと思います。メンバーの声などもあるといいかもしれません。

休憩を挟んでの第二部は、ちょっとカジュアルな雰囲気になるのが通例でした。登場する団員の方をみると皆さん白い服にGパン。シックに決めていることから、今年は自粛しているのかなと思わず感じてしまいます。曲調は1部にはなかったような楽器すべてで演奏するカジュアルなもので、なじみ深い音楽も多く子供もドラえもんの時にははしゃいでいました。自分としては、「魔法にかけられて」の曲がすごくよかったと思います。

そして、あらかじめパンフレットに書かれていたことが発表されます。20年以上多摩川吹奏楽団に携わってこられた指揮の三浦俊司さんが、この演奏会を最後に引退することになったそうです。今までのエピソードなどを聞いているといかにこの楽団を愛しているかを感じ、客である自分も思わず涙ぐんでしまいます。団員の方が一生懸命話される三浦さんの顔をにこやかに見ている光景を見ても、いかにこの人が楽団のなかで大きな存在であり、信頼されてきたかがわかるようでした。

三浦さんのトロンボーンのソロを聴いていても、年齢が重ねる音の厚みを感じることができます。大きな存在もやがてはいなくなるもの、その先に新しい多摩川吹奏楽団が自分たち観客を新しい世界へと導いていってくれることを期待しています。

最後のアンコールに、封印されていたパフォーマンスがとうとう登場します。AKB48のヘビーローテーションで女性だけでなく男性までもが両手に花をつけて踊っているではありませんか。オペラ座の怪人で司会の方の迫真の演技があったところから、何かあるとは思っていましたが、この演出は完全に予想外でとにかく驚きました。特に男性の方の方がノリノリで踊っていたのをみると、少しだけ複雑な思いにかられましたが、最後までエンターテイナーとして盛り上げてくれた多摩川吹奏楽団の皆様に心からお礼をいいたいと思います。

本当に楽しいひとときを過ごすことができました。ありがとうございます。次回の演奏会を楽しみに待ちたいと思います。