あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 原田夏希


篤姫 第43回「嫁の決心」

2008年10月 26日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

きっとクライマックスに向けて最後の準備期間ともいえる歴史の動きがあまり多くない人々の心を描いた話でした。家茂が亡くなって悲しみに沈む和宮は、なかなか家茂が亡くなったことに対して信じられなかったのですが、次第にその現実を受け止め、さらに天璋院の心の強さを改めて理解するように心境が変わっていきます。

このあたりの心境の変化は、なんか急すぎる感じもしますが50回という限られた話の中でまとめるには、仕方がないのかもしれません。

和宮はとうとう落飾し、静寛院と名乗るようになります。この人達には不幸が重なるようで、兄である孝明天皇も同時期に亡くなるのでした。時代はどんどん進んでいくんですね。そんな静寛院は、天璋院のことを母上様と呼ぶようになりましたね。これで、長く敵対していたこの二人も完全に同じ志をもつ人となりました。なんだか人と人が仲良く一つの目標に向かって頑張る姿は素敵だと改めて思います。

そして、今回もう一つ衝撃的だったのは小松帯刀です。お琴さんとは別れると言いながらも、京についてみると子供が生まれていて、しかもその子供をあやすのがうまいときています。お近さんとしてもつらいでしょうね。この頃では当たり前だったのかも知れませんが、今では大問題になりますね。きっと。

次回からはとうとう大久保や西郷たちが倒幕に向かって突進していき、西郷たち倒幕派vs天璋院たちという図式が本格化するでしょう。見たくない面もありますが、しっかりと心して見たいと思います。


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篤姫 第42回「息子の死」

2008年10月 19日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 1 Comment →

はじめのうち、今日のメインは小松帯刀の懺悔だとばっかり思っていました。京に残したお琴のことを、お近さんに告白するのでした。当然のことながらお近さんは激怒し、しばらく口をきこうとしません。この当時でさえ、女性は強かったんだなぁと改めて感じます。

そんなお近さんに説得したのは、お龍さんの「惚れた相手が生きてさえいてくれれば」というひと言でしたね。惚れられるよりも、惚れる方が幸せというお龍さんの言葉は、現代にも通じるのかも知れません。

ようやく、お近さんと小松帯刀との微笑ましいやりとりが終わったと思ったら、もっと大きな事件が待ちかまえていたのでした。それが家茂の病死です。

まさに幕府と長州との戦が本格的に始まっている最中の出来事でした。天璋院や和宮の必死の願いにも関わらず、わずか21年という年齢で亡くなってしまったのでした。これから色々と幕府を立て直すために考えていたこともあったんだと思いますが、本人も言っていたように何もすることができないうちに亡くなってしまった形となりました。

とある歴史家は、この家茂をもって徳川家は終わってしまったと語る人もいるほど、この家茂の政略は優れていたそうです。

時代は、ここから逃れようのない大きな波に飲込まれていくことになるのですね。後の将軍となる慶喜と、薩摩の大久保さんとのやりとりが、今後の薩摩の立ち位置を物語っています。

天璋院が案じていた薩摩から刃を向けられることになるのも時間の問題と言うことになりそうです。そうなったとき、天璋院はどのように考え、そしてどう行動するのでしょうか。楽しみです。

ところで、先日家定のお墓が公開されたそうで、抽選で当たった数十組の人が閲覧することができたそうです。その家定のお墓の横には天璋院のお墓が寄り添うようにあり、仲むつまじく一緒にいて、その上には二人が好きなビワの実がなっているそうです。なんかこういう話を聞くと、ホットします。

※最後の部分、一部間違いがありました。ご指摘いただいた方、ありがとうございました。


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篤姫 第41回「薩長同盟」

2008年10月 12日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

篤姫も残すところあと10回となってしまいました。篤姫のオープニング曲も最近ではかなり耳になじんできていて、すごくいい曲だなぁと改めて感じるようになると共に、もう聞くことができなくなると思うとなんだか悲しくなってきます。

今回のテーマは題名のとおり薩摩と長州の間の物語です。歴史上の出来事が題名になることが珍しいこのドラマの中で、見方としてはこの薩長同盟という歴史の教科書でも出てくるこの出来事の裏でどのように人々の気持ちが揺れ動いているのかを感じることです。

今回、歴史上の表舞台側として、小松帯刀や西郷吉之助、大久保正助、坂本龍馬などが、長州藩とこれからの日本を考え、薩長同盟を結びます。ここでの出来事は少し歴史をご存じの方であれば、かなり知っている有名な話です。今回もそれを忠実に再現したといえるでしょう。強いて言えば、小松帯刀を演じる瑛太の演技がすごく丁寧で、頭が低いことが気になったくらいでしょうか。

そしてもうひとつの舞台として、篤姫の心の葛藤をうまく表現しています。自分が生まれ育った薩摩、そして仲間である小松帯刀による思いもしない自分の立場から見ると、敵ともいえる行動。そんななか、和宮との関係もぎくしゃくしたものに戻ってしまいながらも必死で幕府を守ろうとします。

このふたつの舞台のせめぎ合いが、今回は非常に濃く出ていて面白かったですね。帯刀たちによる日本をよくしようとする動きは、もはや止めることなどできないところまで来ています。これからの日本の主役になっていく立場と、旧体制をしっかりと守ろうと頑張る篤姫たち。結果はともかく、この二人がどのように互いを感じていくことになるのか、その心の動きに注目してみていきたいと思います。

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