あしたまにあーな

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緑色記者 涙の事件簿

2008年1月 07日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →



中国では、環境問題を扱う環境ジャーナリストのことを「緑色記者」と呼びます。

今回は、その緑色記者を2人紹介しています。

一人目のフウ・エイホウさんは、北京の水問題について警告を発しています。

オリンピックを控えた北京は、今深刻な水不足に直面しています。にもかかわらず、ボート競技場には満々と水があり一見水不足とは無縁のようにみえます。

ただし、市民の間で公園などからの水泥棒が横行するなど、確実に深刻さは増してきているのです。

北京市は、現在遠く離れた山間部から水を引いていますが、フウさんはこれに猛反対しています。

北京市に水を送っている一つ、河北省の雲州ダムの周辺住民は近くに水があるにもかかわらず、その水を使うことを許されていません。その水は北京に送るためのものだからです。なので、井戸水を使って生活、農業を賄わなければならないのです。

稲作はもうできないので、当局は水を多く必要としないトウモロコシへの転作を勧めているという状況です。

これにより、今まで2000?3000元の収入があったものが、トウモロコシ栽培により500?600元まで激減してしまっているのです。

二人目の緑色記者である、リさんは南水北調の問題を警告しています。

南水北調とは、南部の長江など水量が豊富な場所から北部へ年間1兆リットルもの大量の水を送るという壮大な国家プロジェクトです。

ここに、今大きな問題が明らかになってきているのです。

南水北調で取水先になる丹江口ダムへは、汚水が流れ込んでおり、これがそのまま北へ流れてしまうという危機に直面しているのです。

その丹江口ダムへ注ぐ馬家河がある十堰市は、急激に発展してきた重工業都市ですが、ここでは馬家河へ生活排水や工業用水が大量に流れ込み、それがダムへ注いでいるのです。

川には血液製剤等の医療廃棄物もあり、非常に危険な水になってしまっているという現状です。

十堰市は、2002年以降「水汚染防止計画」計画していますが、未だ改善が進んでいません。

さらに馬家河の下流の曽家湾村では、魚が大量死している事件が発生しています。

村の住民は、長年の汚染された水を使用していたため、肝臓病などの重大な疾患を持ってしまいました。

このような問題に対して、生態(エコ)文明を国家レベルで宣言し、環境保護に対して取り組んでいくことを胡錦涛国家主席が発表し、本格的な取り組みが始まりました。

日本もその昔、足尾銅山の問題で田中正造が闘いましたが、同じような犠牲者を二度と出すことのないように、中国の科学力をもって未然に防がなくてはならないのです。

一度汚染してしまった土壌や、水を元に戻すのには、莫大なコストと時間を要します。

捨てるのはすごく簡単なことですが、それが如何にまずいことなのかを、地域住民、企業、行政、国家レベルで啓蒙して行かなければこの問題の真の解決ははかれません。

今がどこまで悪化が進んでしまっているのか、数値として測ることができます。まずは現状を把握することから始める必要があるのではないでしょうか。

屋久島いのちの森 ?ヤクスギが泣いている?

2007年11月 26日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

屋久杉

日本が誇る世界遺産の島、屋久島。

この島は不思議な島で、山の上の方が樹氷で覆われる頃、下の方ではハイビスカスが咲き乱れるという二面性を持っています。樹齢1000年を超える屋久杉(1000年未満の杉は屋久杉とは言わないそうです。知りませんでした^^;)が多く点在していますが、意外にも年輪の幅が非常に細かいのです。これは、土壌が花崗岩に覆われているため、十分に成長することができず花崗岩に抑制されているためです。

コケの種類も豊富です。

屋久島には600種類ものコケが生えており、これが杉に付着することによって、杉に細菌が繁殖するのを抑える役割を果たしています。なかでもアーバスキュラー菌根菌は屋久杉と共生し、杉を腐りにくく、養分の吸収を助けています。

このように高温多湿の気候が多くの微生物を育てている、微妙なバランスの生態系が幾千年もの間保たれている島なのです。

そこに今、危機が迫っています。

水中では、珊瑚が白化してしまっていて原因が未だ分からない状況にあります。海岸には中国語が書かれたゴミが大量に打ち寄せられています。

一方、島に目を向けると木々が朽ちてきている部分が多く存在するようになりました。千葉科学大学の永渕修先生は、酸性雨が影響していると指摘しています。

屋久島に降り注ぐ樹氷を調べてみると、大量の粉塵が発見されます。空気の対流などを総合して調査すると、粉塵は北京や天津といった中国の大都市から流れてきていることがわかりました。

今、島を守ろうというボランティア活動が続いています。太古の昔から脈々と生命をつないできた生態系、そして3000年もの間、ずっとそこにあり地球を見てきた屋久杉が、酸性雨という人類が引き起こした問題に対して危機に瀕しているのです。これで、杉を痛めつけるようなことがあれば、人類は許されざる罪を背負うことになるのです。

このような、国家をまたぐ環境問題について民間でできることは限られています。いくら地道に様々な活動をしようと思っても、他国の経済活動を抑制させることなどできません。なので、国家レベルでの、いや地球レベルでの訴えが必要なのです。

地球温暖化が叫ばれ、世界中でその取り組みが本格化していますが、それと同様にCOx等の酸性雨の原因物質の抑制についても取り組みを行うよう、日本から世界に発信していかなければならないと思います。

数千年の命を、たった100年程度でつぶすことがないよう、次の世代の子供たちに屋久島というすばらしい世界遺産を残すためにも、具体的な政策を行う必要があるのではないでしょうか。

New Thinkerへの道

2007年11月 22日 By: rainbow Category: お得情報 No Comments →

あなたは、全力で何かに挑戦しチャレンジしたことはありますか?

例えば、仕事で絶対に人のためになる商品を作ってやるんだ、だから今はつらくてもお客様の笑顔を思い浮かべると全然平気です、なんて言う人もいるかもしれませんね。

自分も、いつかそんな商品を作っていきたいと、名前は残らなくてもいいから商品ややったことが後世に残っていけたらどんなにすばらしいだろうって夢を描いています。

そんな新しい発想で行動し挑戦する人を、レノボが「New Thinker発掘キャンペーン」として求めています。

キャンペーンに起用されているのは、陸上の末續慎吾選手。

彼は、2003年の世界陸上パリ大会男子200mで銅メダルを獲得し、来年に控えた北京オリンピックに向けて途中の苦難を乗り越えつつも、現状の成功に満足せず、常に課題を持ち、立ち向かっています。

レノボでは、そんな人たち「New Thinker」のチャレンジを応援し、広く募っています。早速自分も書いてみました。

普段の生活の中の取組みや限界を超えた挑戦まで、どんなことでも構わないそうです。なんとその審査員は末續選手ご本人。優秀な作品には末續選手のサイン入りThinkPadなどのプレゼントが当たるかも!?

自分の夢を語り、その上でプレゼントまでもらえちゃうなんて素敵ですね。あらためて自分の夢を追い求める気持ちが強くなりました。