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上司から効果的なアドバイスを引き出す3つのポイント

2010年4月 17日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

部下は上司を選ぶことができないのが一般的な会社だと思います。上司のやり方に対して様々な反論もあるとは思いますが、一方的に嫌ったり敵対していたのでは自分の評価自体も全く上がらずに悪い方へとどんどん向かってしまいます。上司によって様々な考え方があることを、しっかりと理解した上で媚びることなく上司と共によりよい方向を模索することができれば、組織として相乗効果を得ることができると思います。

そこで、今回は特にプライドが高く自分の上のことを気にしている上司に対して自分がどのように振る舞えばいい印象を与え、上司と部下の間でよりよい関係を構築できるかを成人教育学博士の本間正人さんのアドバイスをもとに考えてみたいと思います。

◆ポイント1:アプローチはまず相手の許可を得ることから
「今、少しだけお時間を頂いてよろしいですか?」と、相手がまずは自分の話を聞いてもらえる状況にあるのかを確認することが大切です。上司も忙しいので自分の話を聞いてもらえそうもない場合もあります。頃合いを見計らって相談に行くのがいいでしょう。

また、相手の教えを請うような姿勢を示すことによって相手の自尊心とプライドを尊重しながら、有能性を引き出すようなコミュニケーションをとることができるといいます。例えば、「プロジェクトの件で、ちょっと迷っていまして、ご指導をいただきたいと思いまして」などと言い出すのも手です。誰でも頼りにされることは嬉しいですし、上下関係をきちんと明確化することができる機会でもあります。ただし、乱用は逆に怪しまれるので肝心なところで利用するようにする必要があります。

そのためにも、普段から自分の職務を果たすことはもちろん、日頃のあいさつや、呼ばれたときの返事の声の明るさなどにも心を配り、上司からの信頼レベルがある程度の高さでいるように気を遣っておくようにしましょう。

◆ポイント2:漠然と相談するのではなく選択肢を用意しておく
上司は、基本的に時間がありません。また、部下がきっちりと考えているのか見ています。なので、「どうしましょう」という質問は、「お前はどうしたいんだ?」という逆質問につながり余計な時間を使ってしまうことになります。「自分は○○という理由で、XXと考えますが、いかがでしょうか」という聞き方や、「A、B、Cと3つの案を考えてみましたがいかがでしょうか」というように、判断しやすい状況を作ってあげることも部下として大切なことです。時間があればそれを表にして持っていくといいでしょう。

このように、相手に対して選択肢を与えることによって、相手の時間を有効活用することができ、かつ生産性の高い方法といえます。また、選択肢をいくつか用意することで、「この問題についてよく考えているんだな」と、好印象を与えることができるのです。

◆ポイント3:結論を先に伝え、理由をリストアップして述べる
先にも話をしたように、上司は時間がないと思った方がいいです。そのために、自分が相手に何を判断して欲しいのかをまず始めに伝えた上で、時間があればその詳細を述べるようにしましょう。まずは結論ありきの判断依頼なのです。そうしないと相手にイライラさせてしまい、コミュニケーションをとりづらくなっていきます。

自分もまだまだ、こういうったことをすべて実行できていませんが、できるだけ意識するようにしています。一朝一夕でできることではないので、常に考えながら報告が終わった後に、自分の今の報告はどうだったかを振り返るようにしています。その繰り返しによって自然に身についていくものだと思います。上司も人間ですから、感情を持っています。会話の最後には、アドバイスに対する感謝と敬意を示すことによってよりいい関係を築けるのではないでしょうか。

上司は確かに替えることはできませんが、コミュニケーションがとれないのを上司のせいにしてばかりでは自分の成長は見込めないでしょう。自分のやり方や考え方が違うのであればなおさら、どうやったらうまくコミュニケーションができるか、自分から積極的に飛び込んでいく姿勢が大切だと今、強く思っています。

【参考】DIAMOND ONLINE
http://diamond.jp/articles/-/7894

できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割! できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割!
(2008/12/18)
高城 幸司

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すてきな褒め言葉「さすが」

2009年10月 01日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

人は誰かに褒められると嬉しいものです。褒められることによってまた頑張ろうと思えるし、プラスの力が働きます。プラスの力というのはまた新しいことを行う原動力となり人間関係をより強くする上で非常に大切なものなのです。

しかし褒めると一言にいっても実に様々な言葉があります。外見を褒める「綺麗ですね」「格好いいですね」、結果について褒める「見事ですね」「完璧ですね」など数え上げればきりがありません。特に会社などでは上下関係もありますから、自分が褒めているつもりでも相手にとって逆に失礼になってしまうこともあり注意が必要です。

そんな褒め言葉として万能なのが「さすが」という言葉です。この「さすが」という言葉は「さすが○○さん、できが違いますね」というように、自分が相手に求めていたものをやっていただいてありがとうという気持ちと共に、これまで高く評価してきたのだけどやはり思った通りだったという信頼のニュアンスを相手に伝えることができる点が優れています。

相手に感謝、高い評価、信頼という3つを同時に伝えることができる言葉はあまり多くないのではないでしょうか。しかもこの言葉は上下関係に関係なく利用することができます。より効果を上げるためには、さすがだと思った内容をできるだけ詳しく付け加えてあげるといいでしょう。例えば、仕事をお願いした同僚から返ってきたものに対して「文章のまとめ方と考察の深さはさすが○○だね。」など。

単純にありがとうと言ったり、仰々しく信頼や高評価だというのではなく、この「さすが」によって、些細な会話の中で相手を自然に褒めることができるのがいい点なのではないかと思います。是非明日から使ってみてはいかがでしょうか。

【参考】日経Plus1 2009年9月26日

おとなの女の世渡り力―仕事で人生できちんと年をかさね続ける 人間関係から恋愛作法まで87のルール おとなの女の世渡り力―仕事で人生できちんと年をかさね続ける 人間関係から恋愛作法まで87のルール
(2009/05)
今井 登茂子

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