あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 今井登茂子


短い会話ではマイナス点を先に

2009年3月 18日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

あなたは友人が作ってきたというパンを試食したとします。試食した後2つの感想を持ちます。一つは味がさっぱりしていて美味しいこと、そしてもう一つは少し固いということ。そこであなたは、この感想を友人に伝えるとしたら次のどちらを言いますか?

A「さっぱりしていて美味しいけど、少し固いね」
B「少し固いけど、さっぱりしていて美味しいね」

どちらも伝えている内容は同じ2つの感想です。これを聞いて友人はどちらの方に喜ぶのでしょうか。きっと多くの人はBを選択すると思います。Aは結局なんか愚痴っぽく聞こえてしまう可能性すらあり、場合によっては友人を怒らせてしまうかもしれません。

その他、ある仕事を頼んだ相手から「ありがとうございました。すごく勉強になりました。やってみてよかったです。ちょっと大変でしたけど。」と言われると、相手は感謝の気持ちを述べているのかもしれませんが、聞いた方にすると大変な仕事をさせちゃって申し訳ないと思うでしょう。

では、この違いはどこから来るのでしょうか。コミュニケーション塾の今井登茂子さんによると、短いワンフレーズの中では最後にくる言葉がより強調されて相手に伝わるためとしています。なので、先ほどの例でいうと「大変だったけど、勉強になってよかったです。ありがとうございました。」と言うことによって感謝の気持ちと共にやる気を相手に伝えることができる言葉に変身することができるのです。

最後にポジティブな言葉を残すことによって、相手も自分も明るくなるような気持ちになりますよね。明るい印象を持つ人の所には楽しい話や楽しい仲間、素敵な仕事が舞い込んできます。短い言葉の中でマイナスとプラスふたつの気持ちを相手に届けるときには、感謝や喜びなどプラスの言葉を最初に持ってくるように意識するといいと思います。

【参考】日経Plus1 3月14日

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安心感を与えるひと言

2008年10月 01日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

仕事が忙しくなってくると、上司などからの依頼などの返事に対してそれほど注意を払わずに無意識に答えていることはありませんか?

思い切り「はい!わかりました」と答えるのは、その場で信頼を得ることができますが、依頼された仕事を滞らせてしまったりして、依頼者の期待に添うことができない場合、始めに得た信頼を失墜させることになってしまいます。

問いかけてくる内容はそのたびに違うのですから、それを受けて返すひと言も内容に沿ったものであると同時に、自分がその仕事を今できるのかをよく考えてから、できない場合には、断る勇気も必要です。

このように信頼を得るということはなかなか難しいのですが、確実に自分が依頼された仕事ができる場合、「確かに」という接頭語をつけてみると、より信頼感を相手に与えることができます。

例えば、「確かにお引き受けしました」「確かに申し伝えます」「確かに本日中に仕上げておきます」等。

この一言で、依頼した側は安心することができます。なかなか付け加えることが難しいかもしれませんが、自分が言われたとしたら相手に安心して任せられますよね。

ほんの3文字ですが、意識して使ってみるといいかもしれません。ただし、責任をもってできるものに限るといいと思います。

【参考】日経Plus1 9月27日

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手伝うときには気さくに笑顔で

2008年9月 07日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

会議終了後などに、席を元に戻したり、ホワイトボードを消したり、プロジェクタをしまったり様々な仕事が残っています。

そんなときに、主に仕事をする人に対して「何かお手伝いすることありますか?なんでもしますよ」と自分も含めて言ってしまうことがあります。

確かに、自分は相手から何か依頼があれば、ここで喜んでお手伝いをするのですが、多くの場合、「いえ、結構です。ありがとうございます」という風にやんわりと断れることになります。確かに自分が逆の立場であれば、相手にそう答えるでしょうね。「じゃあ手伝ってください」とは言いづらいですよね。

ところが、気がつけば、まるで当たり前のように手伝ってくれる人もいたりします。明るくあっけらかんとして、「せめて机を並べるくらいは手伝わせてください」と言っている最中から、さくさくと作業をしてくれます。そうするとお願いする方からも「ありがとうございます。助かります」という感謝が自然とでるものです。

本気で手伝う気持ちがあるのでなら、「何かありませんか?」という受け身の姿勢ではなく、「せめてこれくらいは」と笑顔でもう一歩飛び込んだ姿勢でいくことによって、遠慮なく気さくに人間関係を構築することができるのですね。

このように、何か人の手伝いをしようと思ったら、「せめて?させてください」というひと言と共に、フランクな行動と笑顔を大切にしたいですね。

【参考】日経Plus1 9月6日

他人と差がつく 気のきいた贈り方の技術 (アスカビジネス) 他人と差がつく 気のきいた贈り方の技術 (アスカビジネス)
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