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人間ドック受診者の9割が異常あり

2010年8月 21日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

これを聞いてしまうと、すごく恐ろしい気持ちになってしまいます。人間ドックは自分の体の中で悪い部分を見つけ出すためにやっているので、むしろ早期に発見された方がいいのですが、いざ見つかってしまうとそれはそれでかなりがっかり来てしまいます。

日本人間ドック学会調べによると、昨年1年間に人間ドックを受診して生活習慣病と関連の深い検査項目で何らかの異常が見つかった人の割合は、実に90.5%にものぼったといいます。

ここで言っている「生活習慣病と関連の深い項目」6項目の中異常と判断された割合が高い順に見ていきます。
1. 高コレステロール 26.5%
2. 肥満 26.3%
3. 肝機能異常 25.8%
4. 耐糖能異常 18.5%
5. 高血圧 18.3%
6. 高中性脂肪 14.0%

「異常」であると判断する基準が高くなったことも、この値を大きくしている要因の1つではあるそうなのですが、ここまで高いのは日本人の通常の生活がすでに生活習慣を引き起こしやすい状況を作り出していると考えるべきでしょう。

スーパーなどでも生活習慣病と闘うというコーナーで特定保健用食品(特保)の売り場が、どんどんその面積を大きくしているのもこういった人間ドックをきっかけにして、注意する人が増えているからなのだと思います。

日本人間ドック学会の見方としては、近年の経済不況によってリストラや出向なども増えていて、ストレスを含めて生活習慣を悪化させてしまっているのではないかと話しています。

自分も来月には人間ドックを控えています。幸いなことにまだ異常と判断されたことはないのですが、歳と共に体は衰えていくものであり運動もままならない現状を見ると、いつ生活習慣病を宣告されてもおかしくありません。とりあえず、1駅分ウォーキングと間食の撲滅を1ヶ月だけでもがんばってみようと思います。

【参考】日本経済新聞 2010/08/20

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人間ドックから生活の見直しを

2009年8月 15日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

毎年恒例となっている8月のこの時期の人間ドック。今年もNTT東日本関東病院に1泊2日で受診してきました。人間ドックは一度その病院に行ってしまうと経年の変化を確認するために続けて行かなければならないような状況になっていることから、今年も同じ病院になりました。

◆まずい生活習慣
検査自体はなんの問題もなく終了することができたのですが、体重と体脂肪率、ウェストが増加していることに対して自分なりに原因を考え、栄養士に尋ねてみることにします。
<予想された原因>
・夜中に空腹をしのぐためにカップ麺を食べてしまう
・乳製品や野菜の摂取が極端に少ない
・会社や家で糖分が多い飲み物を多く飲んでしまう

先生に伺ってみるとこれらの生活習慣は、いずれ問題となる可能性を秘めている危険なものであると指摘されます。その上で、カロリーを意識することを強く奨められました。カップ麺はそれだけで400キロカロリーものエネルギーをもち、これはそのまま消費されることなく脂肪へと変わっていきます。糖分は血糖値を上げることになり糖尿病の原因になります。これらから、乳製品や野菜は毎日摂るようにしながら、なるべく糖分やカロリーを抑えた食べ物、飲み物を摂るようにすることを実践していきたいと思います。

◆衰える体力
自転車エルゴメータを利用した有酸素運動の状況は、毎年下がる一方です。特に激しい運動をしているわけではないので当たり前といえば当たり前なのですが、ここまで数値として出てきてしまうと何らかの行動が必要だと再認識させられます。座位体前屈も危うくマイナス(足まで手が届かない)状況になるところで、今年の課題は運動と柔軟性を高めることにあります。

・運動
現在やっている通勤時間帯の「一駅前から歩く運動」の頻度をあげて、スピードを少しつけて歩くようにする。また、階段があるところは積極的に階段を利用する。
・柔軟性
重点課題は腰と足です。以下のストレッチを重点的に行うことで足腰の柔軟性を鍛える必要があります。
 ?仰向けに寝て、両膝を抱える
 ?開脚して座り、片方を伸ばし他方は折り曲げた状態で伸ばした方に上体を倒す
 ?立った状態で両手を組んで回す

◆遊離コリンによる生活習慣病
今回のドックで採血したものを使ってある研究が行われるそうです。それが、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)という病気の解析です。この病気はアルコールを摂らない人が、肥満、糖尿病、高脂血症などから発症するもので、日本でも発症率が高まりつつあるのですが詳しい原因の特定にまでは至っていないものです。その原因として考えられているのがコリンという物質の欠乏です。コリンは肝臓で主に脂質を肝臓の外へ出す働きをするのですが、これが欠乏してしまうことでNASHにかかるのではないかと言われています。

この検査のために、採血したものを使用してもらうことにします。少しでも臨床検査の役に立ち医療技術が向上すれば自分たちの生活はよりよくなりますからね。

検査結果は2週間ほどで届くと思いますが、結果が何事もないことを祈るばかりです。始まる前まで胃カメラの恐怖でブルーになっていましたが、終わってみるとまた行きたいなと思えるようになるから不思議です。また来年に期待したいと思います。

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隅々まで調べられました

2008年8月 09日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

この2日間、缶詰になってやっていたことがあります。

そう、人間ドックです。年に必ず1回はこの時期に行く人間ドック、場所もここ数年同じ病院です。なのでどんな検査をするのかは既に分っています。

それでは、憂鬱な検査ベスト3をご紹介しましょう。

第1位 胃内視鏡検査(要は胃カメラです)
第2位 糖負荷
第3位 大腸内視鏡検査(要は大腸カメラです)

まず言わずとしれた、胃カメラなんですが、この検査がなければもっとルンルンで休み感覚で人間ドックに行くことができるのですが、この検査があるために全部が憂鬱になります。何が憂鬱って、とにかく苦しいんです。

だって、直径1cmがあるかという管を口から入れるんですよ。毎回、この検査後は涙をボロボロ流しています。おそらく未経験者がその姿を見ると、本当に惨めに見えると思います。

最近では、カプセル型の胃カメラもあるのですが、自分が行っている病院での導入はまだまだ先になりそうです。

続いてつらいのが、糖負荷試験。あまり聞き慣れない検査なんですが、あまい炭酸を1リットルくらい飲んで、ちゃんと上がった血糖値が下がっていくよね、というのを調べる検査です。

それだけなら「普通じゃん」って思うのですが、この検査のつらいのは採血です。元来血を見るのが嫌いな自分は、必ず目を背けるのですがそうすると、痛みって増幅するんですよね。針が刺さるときのちくっとした痛み、そして採血中の痛みは最悪です。しかも、それを0分後、60分後、120分後と3回も採るのです。

そして最後にある、大腸内視鏡検査。S字結腸という部分まで(肛門から十数?のところ)までしかいかないのですが、あの感覚とお腹が張る感覚はたまりません。もちろん腸にゴミが残っていては検査になりませんから、事前にご飯は抜き、しかも洗腸液という飲んでしばらくするとギュルギュルくるような水を1リットルほどがぶ飲みします。

このように、様々なつらい検査を受けてきたわけですが、その合間にある食事や体力検査など楽しいこともあるので、なんとか耐えられるかなと。

いずれにせよ、何ともなくて良かったです。

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