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求められる皇居ランナーのマナー

2010年10月 26日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

東京マラソンが始まった頃から急速に皇居周辺のランナーが増え、それと共に周辺施設でランナーのための施設までで登場するようになりました。ランナーの聖地となりつつある皇居に近隣の都市から宿泊付きのツアーまで開催されることもあるというのですから、いかに皇居という場所がランナーにとってあこがれの場所であり、人気の中心かがわかると思います。

しかし、皇居周辺の歩道はもともとランナーのために作られたものではないので、当然のことながらトラブルも発生します。特に皇居の北部では歩道が狭いため多くのトラブルが発生しているといいます。また、場所によっては会社帰りの人たちと完全に流れが逆になり、通行の妨げになっている部分もあるとのこと。

美術展を見た帰りに皇居沿いを散策している女性が立て続けに3回もランナーとぶつかり、挙げ句の果てに「邪魔だ!」と怒鳴られたといいます。ゆっくりと散策もできない場所となりつつある一例なのかもしれません。

もちろん、このようなランナーがすべてだとは思いませんし、多くの人が気を遣いながら走っていることと思います。しかし、実際問題としてランナーでない人から見れば上記のような事故が1回でもあれば、全体がそうであると考え皇居に対するイメージは完全に悪くなるでしょう。

そんなイメージ悪化を避けるべく、千代田区観光協会は以下のような皇居ランナーマナー10ヶ条を作成しました。

<皇居ランナーマナー10ヶ条>
1.左側走行を心がけます
2.狭いところは1列で。追い抜きは避けます
3.できるだけ反時計回りで、逆行は控えます
4.混雑時はタイムにこだわらず、常にゆとりあるペースを心がけます
5.追い抜き・追い越しの際の「声かけ」を心がけます
6.グループ走は広がらず、大集団にならないように工夫します
7.クールダウン、集団での立ち話、そぞろ歩きで歩道をふさぎません
8.音楽プレーヤーのボリュームは控えます
9.ゴミは必ず持ち帰ります
10.いつでも思いやりのこころを持って走ります

近隣の住民や会社つとめの人、さらに観光客と良好な関係を保つことによって、ランナーは併存することができるのです。自分たちだけの場所ではないということを強く意識しておくことによって、みんなが気持ちよく過ごすことができる場所にしたいものです。

【参考】日本経済新聞 2010/10/25

ランニングを極める アレクサンダー・テクニークで走りの感性をみがく ランニングを極める アレクサンダー・テクニークで走りの感性をみがく
(2009/12/02)
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東京マラソンを知る10の数字

2010年9月 05日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

2011年に開催される東京マラソンの応募は定員3万5000人に対して実に33万5147人にものぼり、倍率としては過去最高の9.6倍を記録したといいます。近年のマラソンブームの火付け役となった主役的なマラソン大会であるだけに全国から記念応募といった要素もあったのだと思いますが、改めてマラソン人気を裏付ける結果となりました。

2007年に始まったときの応募が9万5000人であったのが今では遠い昔のようです。東京マラソン財団によると、スタート位置の広さなどを考えると定員を増やすのは難しいと話しているようで、今後も継続的に応募者数は伸びていくことが予想されることから、ますますプラチナチケットになって行くのは間違いなさそうです。

そんな東京マラソンに運良く当選した人もそうでない人も、今回は東京マラソンをちょっと違った側面から眺めてみることにしましょう。大会の隠れた数字を見ることによってもっともっと楽しむことができるはずです。そんな10の数字を東京メトロで配布されている「メトロミニッツ」から紹介したいと思います。

◆約1時間30分
>車いすの優勝タイム
通常マラソンの優勝タイムが2時間前半なのに対して、車いすのタイムはなんと1時間半。沿道で見ているとその速さに驚くことでしょう。

◆8ヶ所
>閉鎖される関門の数
大都市で行なわれる大会なので、どうしても関門は多くなります。第1関門である5.6km地点の制限時間は1時間23分。余裕と感じるかもしれませんが、スタートが遅くなったりトイレ待ちなどで、時間ロスする可能性を考えるとそうでもないそうです。

◆5時間10分
>フルマラソン一般の平均タイム
制限時間は7時間なのですが、4時間以内で走る人は21%、5時間以内では50%以上にものぼるハイレベルな大会だったのです。

◆10km
>10kmレースがある
フルマラソンの他に10kmのマラソンもあります。募集人員は3,000人と少ないので倍率はフルよりも高くなりがちだとか。ちなみに完走率は99%にものぼります。

◆409,000杯
>消費されるスポーツ飲料
協賛会社の大塚製薬からアミノバリューが大量に提供されています。これ以外にも、バナナ76,000本、人形焼き10,000個、チョコレート34,000粒などが選手を支えています。

◆1年おき
>放送スタイル
テレビ中継は、日本テレビとフジテレビで交互に行なわれています。これは東京マラソンの前身である東京国際マラソンの時からの慣例だそうです。

◆30,170位
>最後の完走ランナー
最後のランナーには東京都知事(2010年現在では石原慎太郎さん)からお出迎えをしてもらえ、さらに完走メダルも贈呈してくれる素敵なプレゼントがあるのです。

◆982基
>トイレの数
海外の大会よりも運営状態が非常にいいと評判の東京マラソンにあって、トイレも衛生面や数では抜群です。

◆8:2
>男女比
女性ランナーが少しずつ増えていますが、まだ男性の方が多いのが現状です。一番多いのは、30代から40代の男性だそうです。

◆1億1,140万円
>用意される賞金総額
優勝者には800万円の他、時価総額約200万円相当の金メダルも授与されます。10位まで賞金が出るといい、さらに世界記録を出したら3,000万円を手にすることも。チャレンジしてみては?

このような様々な数字が眠っている東京マラソンは、参加する選手だけでなく実に多くの人の協力や応援をもらって成り立っているといえます。例え選手として走ることができなくても、見て声援を送ることによってマラソンを楽しめたらいいですよね。そうすれば自分が実際に走るときの喜びはもっともっと上がることでしょう。

【参考】metro min. No.094

  

ランニングシーズンを音楽と共に

2009年11月 04日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

いよいよ本格的なランニングシーズンがやってきました。至る所で駅伝大会やマラソン大会などが開催され、日頃から頑張ってきて人が成果を発揮するときがやって参りました。自分は会社の担当のなかで盛り上がっているランニングブームをかわしつつ、走ることを諦めてしまったひとりですが、見学専門部隊として状況をしっかりとウォッチしておきたいと思います。

そんなランニングですが、走っているほとんどの人が音楽を聴きながら走っていて、自分の父親も毎日歩いているときにはラジオを聴きながら歩いている程ポピュラーな組み合わせとなっています。このランニングと音楽との関連ですが、単に楽しいからという理由だけでなくしっかりと理由があったのです。数年前シドニーオリンピックの女子マラソンで優勝した高橋尚子さんも練習中にhitomiの「LOVE 2000」を聴いていたのはあまりにも有名な話ですが、一般ランナーにとって音楽はランニングそのものにどのような効果を与えているのでしょうか。この課題についてHMV ONLINEが面白いアンケート結果を発表しました。

20?30代男女を対象にした「音楽とスポーツに関する意識調査」によると、ランニング中に67.3%が音楽を聴いていると回答しています。実に3分の2以上の人が聴いていることになります。そのなかで音楽を聴く理由として最も多かったのがテンションを上げるためであることがわかります。音楽から走るための元気をもらうということだと思いますが、音楽のジャンルにもよりそうです。以下アンケート結果を紹介します。

◆聴くと足が速くなりそうな音楽ジャンル
1位:ロック(洋楽) (53.0%)
2位:J-POP (41.3%)
3位:ロック(日本) (40.5%)

◆聴くと持続力が高まりそうだと思う音楽ジャンル
1位:J-POP (41.3%)
2位:クラシック (31.5%)
3位:ジャズ (23.3%)

◆ランニング中に最も聴きたい曲
1位: 負けないで (ZARD)
2位: Runner (爆風スランプ)
3位: キセキ (GReeeen)

こう見てくると、ノリやテンポというものもかなり大きな要素を占めていて、そのペースで走ることができるということが大きいような気がします。また、自分が好きな曲であることも気分を盛り上げる一因なのではないでしょうか。音楽を聴くことはスポーツをする際のパフォーマンスを高めることに効果があると思うと答えた人は全体の91.5%にものぼることから、何も聴かないよりもかなりの割合で効果をあげることができると考えられます。

もちろん、当日は聴きながら走れるところは少ないと思いますが、自分で口ずさみながら自分を励ましつつ走ることができれば期待以上の成績を残すことだってできるかもしれませんね。音楽の力は人の限界をさらに上に押し上げてくれる体の一部なのかもしれません。あなたによって自分を高めてくれる音楽は何ですか?

【参考】
・HMV ONLINE http://www.hmv.co.jp/news/article/910150103/