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聴衆に聴かせるスピーチの極意

2010年9月 06日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

日常生活の中で誰かにマイクを渡されてスピーチをしなければならないときはたくさんあります。結婚式やパーティーでの一言という比較的大きな場所でのスピーチもあれば、飲み会での乾杯の音頭など明日でもありそうなスピーチも存在します。

どうせスピーチをするのであれば、多くの人に自分の思いを聞いてもらって心に響いて欲しいと思うのは当然のことといえるでしょう。なかなか人の気持ちに自分の言葉を届けることは難しいのですが、ほんのいくつか注意するだけでそれができると原田マハさんは小説「本日は、お日柄もよく」の中でいっているといいます。

そこで今回はこの中からすぐにでも実践することができるスピーチの極意を3つだけ紹介することにしたいと思います。

◆極意その1:目指すところを明確にする
スピーチの中に色々なことを言おうと思って詰め込みすぎると、かえって聴衆からは何を言いたいのかと思われてしまい、結果的に聴衆の心に届くスピーチはできなくなります。自分が何について一番話をしたいのか考え、それに軽く肉付けする程度で構いません。また、目的にそぐわない内容は極力入れないようにします。

◆極意その2:話し始めるのは聴衆が静かになってから
緊張をしすぎるのか、マイクの前に立った瞬間にもう話し始めてしまう人がいます。しかし聴衆がざわついている間に話し始めると、自分の声に耳を傾けてもらうことが難しくなります。せっかく考えたスピーチなのですから、マイクの前に立ってから少し間をおいて、聴衆が静かになってからスピーチを始めます。まず5秒、それでもだめなら10秒、まだダメなら15秒、というように5秒刻みで待つといいでしょう。

◆極意その3:視線は固定しない
話す内容を忘れてしまわないようにスピーチ原稿を用意するのはいいことですが、話している間中、視線が原稿に釘づけではせっかくのスピーチの魅力が半減してしまいます。言葉は相手の目を見て始めて伝わります。スピーチを行なうときは会場をまんべんなく見渡し、聴衆に語りかけるように話します。そのために原稿は全文暗記がベターです。

このように、スピーチがうまくできるようになると自分自信を表現することができるようになり結果的に自分を成長させることができるようになります。慣れてきたら、話し方にも気をつけるといいでしょう。話のなかで強弱を付け単調なスピーチを避けます。また問いかけてみるのもいいでしょう。会場が一体となってスピーチを盛り上げることも、1つのスキルだといえると思います。

【参考】新刊JP http://www.sinkan.jp/news/index_1381.html

本日は、お日柄もよく 本日は、お日柄もよく
(2010/08/26)
原田 マハ

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プラスのギャップを巧みにつく心理戦略

2010年9月 02日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

「すごくチャラチャラしていて派手な感じの男性なんだけど、話をしてみるとすごく丁寧で仕事も完璧」

「日頃はツンツンしている彼女だけど、ときおり見せる笑顔をみると余計好きになる」

「仕事中はすごく厳しく決して笑ったりしないのに、仕事が終わって飲みに行った時に時折子供のような笑顔を見せる」

「あんまり期待せずに見ていた漫才が予想以上に面白く、それ以来その漫才師がお気に入りになった」

このように、始めに感じていたマイナスの印象を後に大きくプラスに転じることができたとき、人は相手に対していつも以上に好意を寄せる傾向にあるといえます。恋愛であれば相手のことを好きになってしまったり、ものやサービスであれば気に入ってリピーターになったりします。

この印象の逆転現象はマイナスからプラスに転じる場合のみ有効であり、その逆では好印象を残すことはできません。期待だけが大きく膨らみ、その実態が予想以下であった場合には、例えものやサービス、人物が魅力的なものであっても、人はそれに対していい印象をもつことはないでしょう。感動プロデューサーの平野秀典さんは、このプラスのギャップを感動力として表現し、人はプラスのギャップが大きくなるほど、「満足」→「感動」→「感謝」と心を動かすことができるとしています。

このプラスのギャップを実際に商品開発に活かしている例をいくつか紹介しましょう。例えば、最近ブームになった「食べるラー油」。通常であればラー油は調味料のひとつとしての認識なのですが、ガーリックなどの塩味や食感のある具材と合わせることによって食べることができ、それがおいしいという意外性がプラスのギャップをうんでいるといえます。

また、「キシリクリスタル」はこれまでひんやりとしていてクール感という印象のキシリトールの飴と、甘いミルク味という完全に相反するふたつの組み合わせを実現しています。これも始めは味に対してはてなマークをもつ人が実際に食べてみてこの組み合わせが今までにない斬新な味で、しかもおいしいということからプラスのギャップうみ大ヒット商品となっているといいます。

このようなプラスのギャップを生む商品は、始めの商品を企画する段階ではマイナスイメージであることがポイントとなります。あまりおいしくなさそう、楽しくなさそうというネガティブイメージを持ってしまいがちなものを、実際に体験することによってちょっとした美味しさや楽しさを経験させることによって、通常以上の大きな反響を得ることができるのです。決してとんでもなくすごい成果をあげる必要は無く、ネガティブイメージを払拭させる効果を提供するだけで、大きなプラスイメージを相手に与えることができます。

受け手の印象が非常に重要となる商品プロモーションや、恋愛、テレビタレントといった分野において、ギャップを活用する方法は広く有効だと思います。始めはネガティブな要素が多いことから、相手や周囲から好意的に見てもらえないことも多いと思いますが、そこを打破しいかにプラスに転じるか、その方法こそが重要なポイントとなるのではないでしょうか。

【参考】Excite Bit コネタ
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1282721896077.html

問題解決のヒント!―ギャップを価値に変える対話術 (DO BOOKS) 問題解決のヒント!―ギャップを価値に変える対話術 (DO BOOKS)
(2004/07)
堀 公俊

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茶碗を回す動作に隠された意味

2010年8月 24日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

最近茶道を習う男性が少しずつではありますが増えているといいます。精神を統一することができるという精神的な面の他に、ビジネスに通じる「相手への思いやり」が茶道の世界には息づいていいます。

茶道とビジネスの世界とはなかなか結びつかないのですが、その相反すると思われる2つを結びつけるのが、茶道の基本的な動作にあったのです。それが、両手でしっかりと持って飲むということと、茶碗を回してから飲むという動作の2つ。

まず、左手でコップの底をしっかり包むようにして、右手はコップの横腹に添えながらもって「ものを飲む」という行為に集中すると、リラックス効果を得ることができるといいます。

もう一つの基本動作である茶碗を回すという動作ですが、この作法は相手への気遣いが表現されています。主人は茶碗の一番美しい絵柄部分を客に向けて出すのですが、そこに口を付けるのは失礼にあたります。なので、客は茶碗を回して飲む位置をずらすという心遣いを当然のようにさらりと行なうのが茶道の世界なのです。

実際、このように相手を気遣う気持ちを養うことができ、精神集中をすることができてさらには話題づくりにもなるといういい面を兼ね備えているのが茶道教室に男性が関心を持ち始めている要因の1つといえます。

では、簡単に茶道を始めるためにうどうしたらいいでしょうか。日本橋で「男性のための茶道教室」を開く「壷中庵」宗長の堀内議司男さんによると、難しく考えなくてもよく、お湯と茶せん、お抹茶さえあれば、入れる器はなんでもOKだと話します。抹茶についていえば初心者は20グラムで1000円程度のものであればほとんどはずれなく楽しめるそうです。1服あたり2グラム程度使うので1服で100円です。

この他茶道の作法には万が一のために様々な備えが施されているといいます。例えば客人の一人がなかなか来ない状況で他の客人を待たせる訳にはいかないのでお香を焚いて香りを楽しませる心遣いをするといいます。こういった些細で押しつけがましくない気遣いが今求められているのだと思います。

【参考】web R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_image/?id=20100819-00003306-r25&page=1