あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > コーチング


ほめるだけでは部下は育たない

2008年10月 20日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

人は褒めることによって伸びていくし、吸収もしやすくなるといいます。確かに頭ごなしに怒鳴ったり、叱りすぎても逆効果といえるでしょう。

会社でも、この褒めることによって部下を成長させる育成方法はすでに確立している感がありますが、この度JR西日本の研究で必ずしもほめるだけでは部下の責任感は向上しないという驚くべき結果がでました。

JR西日本が行った研究では、「効果的なほめ方、しかり方」について運転士や管理職計530人にアンケートなどを実施した結果としてまとめています。その結果、部下が工夫した点を上司が評価した場合は業務への責任感が上昇するのですが、評価しなかったときは責任感が低下することがわかったそうです。

しかし、上司との関係が悪ければ責任感が低下するという結果も出ていて、「上司と部下の関係が良好な状態を保ったうえでほめることが重要」としているのです。

ここからわかることは、上司としてはまず部下との関係を良好に保つことが求められるのです。人間的に尊敬できる気持ちを許した相手からの指示でないと、仕事への責任感もなくなってしまうのです。

その上で、部下が一生懸命に行った仕事については、きちんと評価してあげること、その上で適切なアドバイスを与えることによって相乗効果を得ることができます。しかし、適当に力を抜いて行った仕事について、過剰に評価されるとなんだか興ざめしてしまうものです。

上司としては、部下がどのようなところで頑張っているのかを見極め、適切なアドバイスが求められつつ、人間関係も築くという難しい仕事といえるんですね。

【参考】Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000538-san-soci

プロコーチのコーチングセンスが身につくスキル (スーパー・ラーニング3) (スーパー・ラーニング) (スーパー・ラーニング) プロコーチのコーチングセンスが身につくスキル (スーパー・ラーニング3) (スーパー・ラーニング) (スーパー・ラーニング)
(2008/07/17)
岸 英光

商品詳細を見る

正しさよりも大切なもの

2008年6月 11日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

新米管理職のAさんは、部下の指導にすごく熱心にも関わらず、部下の元気がどんどんなくなっていったそうです。部下に何か間違ったことを言っているか訪ねると、「いいえ、いつも正しいです」と返し、再びうつむいて黙ってしまうそうです。

このエピソードから、どんなことがわかるでしょうか。言っていることは正しいにも関わらず、指導されても元気になれない理由、そのことを突き詰める必要があります。

それは、なんと言っても「伝え方」なんだと思います。ただ意見や情報を伝えるだけでなく、それを受け取る側の立場や気持ちを考えながら話をしたり指導してあげること。

そんな風に相手に対する気配りが、「正しさ」を超える場合もあるのです。人間も感情の生き物であり、言い方次第でその伝わり方はプラスから0に、それで済めばよくって下手をするとマイナス効果をもたらすことににもなりかねません。

そのためには、話し方もネガティブな相手が傷つくようなことを言うのではなく、いい面やポジティブに仕事ができるようなアドバイスを含めて話をしてみるといいかもしれませんね。

【参考】日経新聞夕刊(6月11日)


慕われる上司捨てられる上司