あしたまにあーな

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コンビニおにぎりの海苔がパリパリな理由

2012年3月 12日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

ある日、コンビニで買ったおにぎりを食べていたときのこと。セロファンでくるまれたおにぎりを丁寧に剥がして巻き付けた後に、ワクワクしながら一口食べるとパリパリという音と共にきれいに口の中にかじった分だけのご飯と海苔が滑り込んでいきます。

このとき、ふと「どうしてコンビニおにぎりの海苔はこんなにきれいにちぎれるのだろう」と不思議に思いました。家にある大きな海苔でおにぎりを包み、それを食べるとなかなかちぎれなくてご飯もぼろぼろになってしまった経験は誰にでもあるはず。ところがコンビニおにぎりにはそのような失態はありません。

当たり前のことにも、必ず理由があると誰かが言っていますが、この場合のコンビニおにぎりの海苔にも同じような何か隠された秘密があるに違いありません。そこで調べてみると、そこには東京・大田区にある町工場の技術が活用されていたのです。

コンビニおにぎり用の海苔に、2ミリほどの穴を特殊な四角形の歯を使って碁盤の目のようにたくさんあけるのです。これによって、歯で簡単にちぎることができると共に海苔自体の風味も格段にあがるといいます。2ミリですから普段はよく目をこらしてみないと見ることができないレベルではありますが、この技術によってコンビニおにぎり自体の価値を思い切りあげることに成功したのです。

こんなすばらしい技術を開発したのは、大田区にある精密機械工場であるクマクラです。この町工場のWebページを見てみると、海苔の裁断を行う機械なども作っているそうで、まさに日本の光り輝く中小企業の技術を見たような気がします。

穴はすごく小さいけど、なくてはならないもの。そんな縁の下の力持ちとして町工場はしっかりと存在感を示すと共に、おいしいおにぎりを食べることができる当たり前に改めて感謝ですね。コンビニおにぎりに最先端の町工場の技術が集まっているという不思議なギャップ、まだまだ他にもたくさんありそうです。

【参考】JAPAN QUALITY REVIEW http://jqrmag.com/?p=406

コンビニの100円おにぎり戦略事情

2009年8月 12日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

最近、ローソンを始めとしてファミリーマート、サークルKサンクス、セブンイレブンなどで次々とおにぎり100円セールを開始しました。うなぎや辛子明太子などいつもなら140円くらいするものも100円になっているので、貧乏性の自分としては自分が一番食べたいものよりも差額ができるだけ大きいものを選択してしまうのが悲しいところなのです。

期間限定ではあるにしても、おにぎりを100円で売ってしまって利益が出るのでしょうか。そこにはコンビニ側の厳しい状況を打開しようとする周到なマーケティング戦略があったのです。さらに売るものがおにぎりでなければならない理由もしっかりとあるのです。そこで、コンビニが100円でおにぎりを売る理由とその裏に隠された思惑について見ていきたいと思います。

◆コンビニか置かれた厳しい状況
2008年、様々な業界が不況の波を受けて軒並み減収になったにも関わらず、コンビニ業界は増収を記録し、売上高7兆8566億円を記録しました。その結果、百貨店業界の7兆3813億円を抜き去ってしまう逆転現象が発生したのです。その逆転劇を演出した大きな要素として挙げられるのがタスポの存在といわれています。タスポによってコンビニでタバコを購入する人が増加し、あわせてコーヒーやおにぎりなどを購入した人が多かったので、全体として売り上げを伸ばすことに成功しました。

ところが、2009年になるとこのタスポ効果も次第に薄れてきて、売り上げも減少していくことになります。このままでは歯止めなく減少していくのが目に見えている状態だったのです。そこで、注目を浴びることになったのがおにぎりでした。

◆おにぎりを安くする理由
では、なぜおにぎりではないといけないのでしょうか。それは、おにぎりの購入の仕方から説明することができます。おにぎりを目玉商品にして、総菜や飲み物など保管商品を一緒に購入する人を狙うロスリーダー価格政策というマーケティング戦略を利用しているのです。スーパーではこの目玉商品に、卵や牛乳といったものを選ぶことが多いのですが、これは単価が低く、不況で財布のヒモが堅くなった消費者の購買意欲をそそる可能性も高い上に、関連する商品が幅広く存在することによって売り上げも期待できると言われています。ちなみに目玉商品だけを目当てに来店する人のことを「チェリーピッカー」といいます。

つまり、コンビニではおにぎりという「それだけ購入するには気がひけて、他にも何か買うかな」という気持ちにさせるツールを使って、全体の売り上げを伸ばしていこうという戦略をとっているのです。

おにぎりの原価は100円もしないでしょう。それ自身でも薄利多売を行うことによって利益を得ることができるのですが、それ以上の効果を得ることができるのです。コンビニ側にとってだけでなく、消費者の観点からもありがたいサービスといえるのではないでしょうか。おにぎり100円のありがたみが薄れてしまっては戦略としてNGなので、期間限定である必要がありますがおにぎり以外の商品についても、スーパーを超える価格設定を期待してもいい時代が来たのかもしれません。

【参考】Business Media誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0908/11/news004.html

なぜ毎日コンビニで買ってしまうのか? (マイコミ新書) なぜ毎日コンビニで買ってしまうのか? (マイコミ新書)
(2008/03/01)
漆原 直行

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おにぎり海苔のお好みは?

2008年4月 20日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

コンビニで買うおにぎりでも、その海苔の種類って2種類ありますよね。

一つは、パリパリタイプ、そしてもうひとつがしっとりタイプ。おそらくそれ以外の言い方もあると思いますが、一番これがしっくり来ると思います。パリパリタイプは想像の通り一番始めはセブンイレブンで1978年に始まったそうですが、今やおにぎりといえばこのタイプがいいんじゃないでしょうか。

食感だけでなく音の心地よさがいい、口に運ぶ前の海苔の香りがする等、日経でのアンケートでも2倍以上の差をつけてパリパリタイプの方が人気だそうです。

一方、しっとりタイプがいいという人も結構いて、ご飯と一緒に海苔のうまみが伝わる、子供の頃を思い出すといった意見も寄せられています。

ローソンでは、2つのタイプを海苔の産地によって使い分けているそうです。しっとりタイプは瀬戸内産、ぱりぱりタイプは有明産にしています。有明産は食べるときの食感がパリパリとしやすく口溶けもいいのに対して、瀬戸内産はおにぎりの水分をしっかりと吸ってくれるという特徴があります。

これは養殖方法の違いからきていて、農学博士の大房剛さんは次のように理由を言っています。
(有明産)遠浅の海で海面から出たり入ったりしながら育つ。一般的に水に溶けやすい成分が多く、やわらかく歯切れのいい食感になる。

(瀬戸内産)海の中で育つ瀬戸内産は水に溶けにくく、しっかりとした食感が特徴。ご飯の水分がある程度しみこんでもふやけたような感じになりにくく、しっとり海苔のおにぎりに向いている。

海苔一つとっても、すごく奥が深いんですね。自分でおにぎりと作るときも、食べ方によって産地を考えながら作ってみるといいかもしれません。

【参考】日経Plus1 4月19日

紀州産つぶれ 梅2kg 

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希望小売価格¥4,200 → 販売価格¥3,675

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