あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ヘルスケア


朝は急に起き上がらないこと

2012年9月 09日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

朝、起き上がりはしばらく頭がボーッとしてしまい、ベッドに腰掛けて目が覚めるのを待つことが多くあります。もっと目覚めが良ければいいのにと思ったりもしますが、医師である周東寛先生によりと、「朝起き上がる」時に注意すべきことがあるといいます。

それは、朝目覚めたとき、がばっといきなり起き上がらないようにすること。睡眠中の体は交感神経と副交感神経が逆転し、交感神経が下がっています。そこに、いきなり起きると交感神経が急に上がり、それに伴い血圧も上がって心臓や脳などに余計な負担がかかってしまうことになるのです。

これを防ぐには、布団の中で足や手をこすりあわせたり、たたいたりすればOK。この刺激が交感神経をゆっくり目覚めさせます。これは、朝起きるときだけでなく、トイレで夜中に起きるときも心掛けるべきポイントだといいます。

周東先生によると、いかに血管を上手にコントロールできるかによって、それが寿命にも大きく影響することから、マッサージによって血液の循環を少しでも良くする営みを起きているときから行うといいとしています。

急な運動をするのではなく、ゆっくりとした朝を迎えることができれば、心に余裕も生まれるのです。しかしそれにはまだ自分はほど遠いのが残念なところなので、ギリギリで起きることのないよう時間配分に心掛ける必要がありそうです。

【参考】週刊朝日 2012年9月14日号

Dr.周東が語る平成「養生訓」―「病気になりにくい体質」をつくる近代医療の最先端 Dr.周東が語る平成「養生訓」―「病気になりにくい体質」をつくる近代医療の最先端
(2012/07)
周東 寛

商品詳細を見る

落雷から身を守るために

2012年8月 19日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

夕方近くになると、空がものすごく暗くなって雷を伴って大雨になるケースが、特にこの時期は多いと思います。ニュースでも連日のように雷で命を落としたり大けがをする人が増えていることを考えると決して人ごとではない危険といえます。そこで今回は、雷から身を守る方法について気象予報士 今村益子さんのアドバイスをもとに見てみたいと思います。

◆雷対策で言われているものは正しいのか

・「腕時計やアクセサリーなど、金属を身に着けている場合は素早く外すこと」

特に外す必要はありません。身に着けた金属製品には、むしろ人体を流れる電流を減らす一定の効果があることが実験などにより確認されています。ただし、傘やゴルフクラブなどを頭より高い位置に掲げることは、雷を誘引する原因となるため避けましょう。

・「落雷時には地面に伏せる」

これは間違い。確かに、身を低くすることは大切なのですが、地面にうつ伏せとなる姿勢では、付近に落雷があった場合に、地面を伝って人体(特に心臓)へ通電する可能性が高まりかえって危険です。両足を閉じた状態でしゃがみこみ、頭をなるべく低くし、耳をふさいだ姿勢を取るようにしましょう。

「高い樹木の下に避難する」
雷は高いものに落ちる性質があるほか、木は電流を通しにくい材質であるため、高い木に落ちた雷が、電気を通しやすい人体へと飛び移る危険性が非常に高くなります。アウトドアで落雷が発生した場合は、高い木の付近からは速やかに離れるよう心掛けます。

◆落雷が発生した場合の適切な避難法

・すぐ屋内へ

よく光ってから雷鳴が聞こえるまでの時間で雷の近さがわかるといいますが、実際には雷鳴が聞こえる程度なら、いつ付近に落雷があってもおかしくない状態といえます。雷鳴が聞こえたら、すぐ屋内などの安全な場所に避難するよう心掛けましょう。

・電車や自動車の中

ちなみに、自動車や電車の内部は、金属やカーボンなど電気を通しやすい物体で覆われており、落雷の電流が導体を通って地面に流れてしまうので、おおむね安全といえます。

・電線の下

電線(配電線や送電線)の下は、電線が避雷針に近い役割をしてくれるので、屋外ではもっとも安全な場所のひとつです。同様に金属製の鉄柱や鉄塔付近も安全な場所といえますが、付近に避難する場合は、念のため本体から2m程度の距離を取るようにします。

地震の次に恐ろしいとされている雷ですが、屋内や車の中などの安全な場所にとにかく避難し、どうしても厳しいようであれば電線を探すなどの方法を頭の片隅に入れておくと、いざというときに落ち着いて行動することができると思います。

【参考】web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120810-00025280-r25

スポーツ選手をむしばむ活性酸素を撃退せよ

2012年7月 30日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

オリンピックが始まり、早くも様々なドラマが生まれ毎日目が離せない日が続いています。おそらくあっという間に過ぎていってしまう2週間は、見ている人以上に選手にとってもそうなのです。

そんなスポーツ選手のなかで、年齢を重ね60代を過ぎるとがんや脳卒中に倒れる人が多いといいます。若い時に鍛えているにも関わらず、このような状況になってしまうというのはなんだか不思議なような気もしますが、そこには、「活性酸素」という物質の存在が大きく関わっているといいます。

炎天下で長時間スポーツをして大量の紫外線を浴びることによって、体内に活性酸素が多く生まれます。この活性酸素は空気中に存在する酸素を体に取り込む際に必ず作られるものなのですが、一方でそれを消してくれる機能もあるので、体内でのバランスはいい感じでとられています。

しかし、激しい運動を続けることによって体内に大量の酸素が必要になるので、活性酸素が作られる量が増えてしまい、消す能力を上回った結果、体の中に活性酸素が蓄積されていくことになります。

活性酸素は、脂質やタンパク質などを攻撃して体にストレスを与えるばかりでなく、肉離れから動脈硬化、糖尿病、がんといった多くの病気に影響するといわれている恐ろしいものなのです。

この活性酸素を撃退するためには、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチンを多く含む食べ物が効果的です。例えば、小松菜、しそ、パセリ、ブロッコリー、かぼちゃ、ニラ、トマト、ピーマン、煎茶などがあります。

スポーツをして体を鍛えることは必要な事であり、健康的でもあります。しかし、過度に体を痛めつけた際には、その分だけ体をいたわってあげる必要があるのです。活性酸素自体は目に見ることがなかなかできないものなので、知らずのうちに蓄積され、とりかえしのつかないことになります。その前に、食べ物によって上手くコントロールしてあげられたらいいですね。

【参考】日経 Plus1 2012/07/28