西郷どん 第6回「謎の漂流者」
前回、御前相撲で優勝し斉彬も破ってしまった吉之助は牢屋に入れられるところから物語は始まります。牢屋の中で出会ったのが今回の中心人物である謎の漂流者。初めのオープニングロールでも「謎の漂流者」と書かれていたのですが、劇団ひとりが登場するとなんだかそれだけでウキウキしてしまうから不思議です。
なにかやってくれるのではないかと思っていたのですが、結果的に彼はジョン万次郎でした。そのセンセーショナルな登場の仕方は彼ならではではないでしょうか。
それにしても、吉之助がなぜ牢屋に入れられたのか今でも謎です。釈放された際も特に要因を説明する場面もなく、何事もなかったかのようにおつとめをしていたところを見ると、一時の感情からお家の人たちが一方的に入れてしまったのではないかと思いますが、もう少し説明が欲しかったです。
ジョン万次郎との関わりの中で、浮かび上がってくるのが「Love」でした。糸は吉之助のことが好きにもかかわらず、全然気付いてくれない吉之助。嫁がなければならない状況が差し迫るなかで、糸は結論を出していきます。自分は間に合わなかったが、誰とでも好きな人と夫婦になれる世の中を作って欲しいと吉之助に切望します。まだこの2人がそのような状況になる日までしばしグッバイですね。
さて次回からは、吉之助に様々な挫折と覚悟が訪れる見込み。藩政に次第に関与していく若手がどのような活躍をするか楽しみにしたいと思います。
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