禁止されたレバ刺しの味を忠実に再現したもの
2012年7月から焼き肉店などで一定の人気を誇っていたレバ刺しが禁止されます。きっかけは焼き肉チェーン店の食中毒事件であることは、記憶に新しいと思いますが、それでもレバ刺しが大好きな人にとっては、寂しい限りです。あまりにも名残惜しい人が前日に駆け込みで行列をなしてレバ刺しを注文したといいます。7月から違反すると最悪の場合、2年以下の懲役か200万円以下の罰金となるとのことなので、確実に出すお店はなくなるでしょう。
とはいっても、あの味を忘れることができないという思いを悶々としてしまうことも事実。その確実にある需要を捕らえようと、レバ刺しの味を忠実に再現した商品が今人気を呼んでいるといいます。それが、ハイスキー食品から売られている「マンナンレバー」という商品。
主な原料はこんにゃくであるにも関わらず、牛レバ刺しそっくりの味と食感を楽しむことができ、かつ食中毒の心配もないといいます。こんにゃくを短冊状にカットし、牛のレバーに似た色を付けて定着させ、たれとごま油をからめることで食感と味をレバ刺しそっくりに仕上がっているということで、食べた人は一様にレバ刺しに似ていると表現しています。
出荷も以前より10倍以上にものぼる人気商品になっているとのことで、確実にレバ刺し好きな人の取り込みに成功しているといいます。このように需要がありそうなものを、安全に忠実に再現することこそ、メーカ―としてはあるべき姿だと思います。食の安全が求められる今、本物のレバ刺しが安全に食べられる世界が望ましいのですが、その見通しが立たない以上、マンナンレバーの需要はこれからも一定数確実に残り続けるのではないでしょうか。
【参考】ハイスキー食品 http://www.haisky.co.jp/
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