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マクドナルドのコーヒーおかわり無料が終了

2012/04/16 Category: ニュース

このブログでも紹介させていただいた、半ば都市伝説化している「マクドナルドのコーヒーはおかわり無料なのか」ということに対して、多くの人が実際に実験を行い、確かにおかわりは無料であることを立証してきました。中には昼のピーク時に申し出て断られるというケースも存在していたようですが、おおむねほとんどの店舗で実験は成功に終わっていました。

そんなコーヒーのおかわりですが、なんと2012年4月20日からホットコーヒーの無料おかわりができなくなるというのです。J-CASTによると、神奈川県にあるマクドナルド店舗に問い合わせてみると「おかわりは19日で終了します。日本の全店でそうなると聞いています。その代わり140円のホットコーヒーが100円に値下げになります」という回答を得たとのこと。

この情報について、マクドナルドのWebページでソースを探してみましたが、それらしき正式な情報はありませんでした。こういった対応には必ず経済的な要因が隠されています。コーヒー1杯の原価はおそらく10円しないでしょう。それをおかわりする人があまりに多く存在したため、1杯分しか売り上げにはなりません。

それに対して40円値下げしたとしても、おかわりをなくすことによってトータルでは売り上げを伸ばすことができる、ということでしょう。しかもおかわりをするという人は、お店に長居する傾向があり、一人当たりの売り上げは一向に伸びず、居座る時間分だけ新規で店内で食事をしようとする機会を損失することになります。

これらの理由から、「おかわりを廃止する」ことは、売り上げアップに直接結びつく実に合理的な方法といえます。さらに、おかわりを廃止したことでお客様に悪印象を残すかというと、そこまででもなく、40円値下げするということで、イメージダウンも防ぐことができることから、影響は限定的でしょう。

2005年からおかわりを要望があった際に行っていた隠れサービスは、合理化の波の中で静かに終わろうとしています。おかわり無料サービス終了後は、「価値あるコーヒーサービス」をキャッチフレーズに新しい展開を始める予定だということから、どんなコーヒーにまつわるサービスを展開するか楽しみに見守りたいと思います。

【参考】J-CASTニュース http://www.j-cast.com/2012/04/16129124.html

マクドナルドの経済学 マクドナルドの経済学
(2012/03/22)
原田 泳幸、伊藤 元重 他

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