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3歳の誕生日と繰り返すケーキ点火

2010/08/18 Category: 子育て

2歳からの1年は、1歳からの1年と同じようにものすごい勢いで過ぎ去っていったのですが、奥さんと二人でビデオを見ていると外見の成長よりも内面の成長が著しい一年になったような気がします。

去年まで話せなかった会話を普通に話すようになれたし、自分たちが子供にお願いすることもきちんと理解して行動することができるようになりました。きっともっと来年の今頃は、普通に幼稚園生として幼稚園であった出来事を嬉しそうに話してくれるようになっていると思うと、なんだかすごく楽しみで仕方ありません。

平日となった彼の誕生日となり、会社を早めに早退して銀座コージーコーナーでフルーツケーキのホールを購入し、急いで帰宅すると彼は嬉しそうに「おかえり!」と挨拶してくれます。

めざとくケーキを見つけ「パパ、何買ってきたの?」と話す彼。この時夕ご飯がまだでしたが、もはやご飯の前にこの彼の興味であるケーキについて触れないと彼は暴動を起こすことは目に見えていたので、急いでバースデーセレモニーの準備を。

3本のろうそくと「3」の数字が書かれたろうそくをケーキにさして、点火すると彼はすぐに電気を消して、ニコニコしながらバースデーソングを歌い始めます。そして勢いよくろうそくを消して「おめでとう」と終わるのだと思っています。ところがまだ自分たちは、まだこの後延々と続くこのセレモニーを知るよしもありませんでした。

電気を付けてケーキを食べ始めようとする自分たちを体で阻止し、「もう一度ふーってする!」と叫び始めます。早くケーキを食べたいので説得を試みるも彼はかたくなにもう一度ケーキへの点火を切望します。とうとうそれに折れた奥さんは再度点火して電気を消してセレモニーを。まるでデジャブのような光景が再び目の前に広がります。この後同様の動きをもう一度繰り返することになりました。

食べ終えた後、ろうそくはドロドロになってしまったので捨ててしまった後にも彼はまた同じことを言い出します。仕方がないのでろうそくの代用としてマッチで2回、爪楊枝で2回。またもやデジャブが目の前に広がります。

そうでした。彼はこのケーキに刺さったろうそくの火を消す行為をベネッセの教材で何度も繰り返し、イメージトレーニングをしていたのでした。その当日が今日だったのです。あまりに嬉しかったのか、いつもきちんと自己申告してトイレに行くのですが、それも忘れてお漏らしを2回もしてしまいます。今日だけだと信じたいものです。

3歳は、幼稚園にも入るし彼の生活環境はどんどん変化していくことでしょう。これまでよりも、自由に色々なことが一緒にできるようになると思うと、今から楽しみです。今までできなかったことが確実にできるようになっている子供を、ろうそくの向こう側に眺めていると、なんだかその成長とこれからできる無限の可能性に思わず涙が出てきてしまいました。

これからの一年間が、彼にとって最高の一年になるように親として全力で引き続き応援していこうと強く思った一日となりました。




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