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常夏の宮古島探検記 その2

2010/07/05 Category: 日記

◆2日目(伊良部島 – 下地島 – 池間島)
2日目は島巡りツアーです。平良港から高速フェリーに乗って約10分で伊良部島の玄関口である佐良浜港に到着します。カーナビにとんでもなく細い道を案内されるのはよくあることですが、島の中の急な坂道を伴う狭い道でそれは止めて欲しいものです。島の郵便屋さんの配達に迷惑を掛けながらもなんとか脱出をして、延々と続くサトウキビ畑の中をひたすら車を走らせます。

すると出てきたのが、下地島への入り口。伊良部島と下地島は数メートルほどしか離れていなくて所々にかかる橋によってつながっていました。その1つを通り、下地島へ向かいます。下地島へ行く目的はなんと行っても下地パイロット訓練飛行場です。ここは民間機のパイロットがジェット機の訓練をする場所です。

子供に暴れられてフラストレーションが溜まった奥さんは、下地島に到着し片方が海、もう片方が飛行場のフェンスという狭い道で「運転かわる!」と言いだします。運転手交代をしたものの、かれこれ5年以上運転をしていない奥さんはアクセルとブレーキの場所を把握できずに、あえなく断念。泣く泣く後部座席に戻っていきます。

島に到着すると、ものすごい広い3000メートル級の滑走路付近にはたくさんの見物者がすでにいて、飛行機の発着を今か今かと待っていました。自分たち3人も着陸する延長線上にある駐停車禁止区域から少し離れた場所で待つことにします。そして待つこと5分。ANAのジェット機が向こう側に向かって飛び立っていき、その15分後にこちらに向かって飛んでくるのが見え始めます。するとどんどん大きくなってやがて自分たちの数十メートル真上を爆音をさせながら着陸していきました。この間近で見るジェット機の迫力は他では味わえないでしょう。

伊良部島に戻った自分たちは、佐良浜港ちかくのアギヤーというお店で昼食を食べることにします。このお店、入り口はそんなに大きくないのですが、中に入るとかなり広いお店であることが分かります。店内には有名人の色紙が並んでおり有名なお店である様子。せっかくなので海鮮丼を注文します。子供がいると場が和むのでしょう。店員さんもニコニコしてくれるのが嬉しいところです。

伊良部島からの帰りのフェリーは高速船が一杯のため通常のフェリー「はやて」に乗って帰ってきます。丁度伊良部島と宮古島の間をつなぐ橋を建設中のようで、ほとんどつながっていました。これができるとかなり便利になるのでしょう。

再び宮古島に戻った自分たちは、一路最北端の池間島へ向かうことにします。途中で疲れてしまった奥さんと子供は後部座席で爆睡状態。一人で宮古島の北上を続けます。到着したのは池間島にいく途中にある雪塩製塩所。有名な雪塩を作っている場所です。子供は爆睡中なので交代で見学することにしたのですが、一人だと寂しいので、寝ている子供を担いで奥さんと共に見学することにします。雪塩は文字通りパウダー状の塩でなめるとものすごくからいのです。残念ながら製塩風景を見ることはできませんでしたが、貴重な体験でした。

製塩工場を後に、池間大橋を渡って池間島へ上陸します。池間島はカツオで有名だそうですが、自分たちは一週するだけで終了。少しもったいなかったような気もしますが、帰りの池間大橋で子供が起き、対岸に3機の大きな風車を見つけて「くるくる♪」と上機嫌になるので、そこへ行ってみると西平安名崎でした。近くで見る風力発電の風車はものすごい迫力ですね。子供はずっと飽きずに眺めていて、帰り際「くるくるさん、さようなら」と挨拶していました。

夜に宮古島東急リゾートの海に面したレストランでは特設会場が設置され、ホテルの従業員の方々が、若い人たちに演奏を披露していました。黒い祭り服を着た従業員の方10名くらいが、若いお客様相手に5曲くらいの踊りを披露し、最後は客と一緒になって楽しそうに踊っていました。何でもホテルの社長と客の方々が何らかの約束をしていて、今日それを果たすためだったそうです。関係者ではないのですが、間近で沖縄の伝統的な歌や踊りを見ることができて、子供も自分たちも大満足でした。




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