アメリカズカップ開幕
ついに世界一のヨット王者を決める大会がスペインのバレンシアで始まった。
このアメリカズカップとは、1870年より現在まで続く国際ヨットレースで、世界で最も権威がある大会とされている。
このヨット大会が面白いのは、一騎打ちでの戦いだということ。スタートから数キロ先の折り返し地点を折り返し、戻ってくるといったのを何周かして戦い早くゴールしたチームの勝ちという簡単なルールなんだけど、その間の駆け引きはものすごい。風をうまく読み、どこで風上に立つかの戦略が要求される。
この大会の大会間隔は3年から5年と不定期なんだけど、1983年までの132年間アメリカのチームがそのカップを守り続けた。前回31回大会では、はじめてヨーロッパのチームであるスイスのチーム・アリンギがそれまでの優勝チームであるチーム・ニュージーランドを破りカップを持ち帰った。
今回は、スイスに海がないためスペインで防衛艇として挑戦を待ちかまえていたのだった。
そのチャレンジ艇を決めるルイヴィトンカップが先日開催され、チーム・ニュージーランドがルナロッサ・チャレンジ(イタリア)を破り、リベンジの舞台へと進んだ。
さて、そのアメリカズカップの1回戦が23日開催され、チーム・アリンギが35秒差で勝利をおさめた。残念ながらテレビでなかなか見れなかったのだが、またこの季節が来たのでワクワクものだ。
9回戦制で5回戦先取で優勝となる。
どちらが勝つのか、風の読み合い、ヨット性能の戦いが始まる。
◆関連する記事◆