おんな城主直虎 第41回「この玄関の片隅で」
万千代と万福の後継者として登場したのはノブという中年男でした。登場から六角精児さんのひょうひょうとした演技から能なしと思わせてきたのですが、なぜか家臣たちは彼を見て明らかに動揺していました。そのことが後ほど明らかになります。
それは彼がかつて一向一揆に参加し家康と対峙していた本多正信自身だったのです。その最後の名前からノブと名乗っていたのでしょう。後に家康の右腕として辣腕をふるう彼はこうして身を立てていったのでした。
実際、草履取りをやっても、万千代たちのやり方ではなく次に誰が出てくるかを観察によって予想することによって効率的に作業を行っていきます。この辺りにも知略を見て取ることが出来ます。
家康を中心にして物語が展開し始めますが、その中で万千代は家康に材木の調達をかってでます。初めはそれに対して快諾した家康でしたが、直虎から近藤家のものであることから、筋を通すためにも万千代の申し出を亡きものにしてほしいと願いでます。
こういう厳しさの中にも優しさを見ることができる点も井伊家への好印象に繋がっているのではないでしょうか。
さて、次回は武田との戦が始まります。歴史の中では非常に有名な戦いではありますが、井伊家を中心に見たときにどのようなドラマが待っているのか楽しみにしたいと思います。
■直虎紀行■
愛知県安城市
- 本證寺
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