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軍師官兵衛 第2回「忘れえぬ初恋」

2014/01/12 Category: 2014年_軍師官兵衛

初回は子役であった官兵衛も今回から岡田准一さん演じる大人の官兵衛となり、物語は大人びた性格になって行きます。まずは、恋愛話。初恋となったおたつとの関係ですが、小さい頃に結婚の約束をしている許嫁的な関係でもあったので、ふたりはかなり親密な感じ。一緒に海を見に行った帰りには、お約束のようにもの凄い雨が降り、小さな小屋で雨宿りするという、かなりありがちなパターンで、体を寄せ合って暖を取ります。

ここまで親密でありながらも、官兵衛の妻はおたつではないことから、どこでおたつと別れてしまうのだろうと思っていたら、政略結婚によっておたつは他家へ嫁いでしまうことになります。さらに、その嫁いだ先に敵が攻め入るという踏んだり蹴ったりの状況が次回やって来ます。なんだか、この初恋はうまくいかなそうですが、どのように官兵衛が感じていくのか、今後の人間形成の上でも大切な場面と言えるのかもしれません。

政治的な観点では、官兵衛が小寺政職の近習となり初陣を果たすことになりますが、やはり外様は外様で、仲間を助けたとしても余計なことをしたとしか見られません。このように一生懸命励んでもそれを認めてくれない状況が続くことによって、いつかきっと反旗を翻す結果になるのではないでしょうか。小寺政職もなぜか片岡鶴太郎さんが鼻を真っ赤に染め、まるでトナカイような出で立ちでちょっとイケてない主君を演じているのも、そう思わせる要因の一つなのかもしれません。

また、国外では信長が美濃を攻めては失敗し、木下藤吉郎に助けられるという、いまから入念に関係者の経緯を描く作戦に出ているようです。信長ばかりがクローズアップされている状況は、ちょっと異様な感じもしますが、何回目かで結びついてくることを想定しているのは間違いないのですが、どこまで引っ張るのか気になるところです。

さて、次回は官兵衛にとって衝撃的な出来事とともに、播磨の外の世界を見る機会がやってきそうです。新しく仲間になった栗山善助を含め、どのような人間関係が構築されているのか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県姫路市
 - 御着城址

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