図書館の貸し出し履歴閲覧サービス
子供向けの絵本や、少しだけ内容に興味があるけど買うまででもないような本などは、図書館を利用することによって非常に便利で、毎週何らかの本を借りては家に帰って来てから読むのが子供にとっても自分にとっても楽しみになっています。
しかし絵本などは、前に借りたものを再び借りてきてしまい、奥さんから「これ、前に読んだことある」とコメントを頂くこともしばしば。数十冊前に借りたものであったり、印象深いものであれば覚えているのですが、それ以外になってしまうとどうしても忘れてしまうため、再発防止をすることが難しそうです。
また、以前に読んだこの本をもう一度読みたいけど題名を忘れてしまった、ということもあり、できれば過去に借りたことがある履歴を閲覧することができればいいと思っていました。
それを実現してくれる装置が、この度内田洋行から売り出されました。図書館向けに本の貸し出し・返却の履歴情報を通帳型の冊子に記入する装置で、まさに銀行のATMの技術を活用したものとなっています。
この装置ですが、今後3年間で全国の自治体や学校向けに500台の納入を目指すとのこと。気になるお値段ですが、学校用で1台160万円、公立図書館用で1台350万円ということで、決して安くはありませんが、利用者のニーズはかなり高いものとみられます。
さらに今後は、これをWebで閲覧できるようにしたり、図書館でこれから借りたい本の番号をバーコード読み込みすることによって過去に借りたことがあるかどうかを確認できる機能などが盛り込めると、もっといいのではないでしょうか。
【参考】日本経済新聞 2012/06/18
夜明けの図書館 (ジュールコミックス) (2011/10/17) 埜納 タオ |
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